パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコ業界からも人道支援でウクライナ避難民の受け入れを

ロシアの暴挙とも言えるウクライナ侵攻は、ウクライナの想定外の反撃に業を煮やしたプーチン大統領は、ヨーロッパ最大級と言われるザポロジエ原発までを砲撃対象としてしまった。

核攻撃をチラつかせるプーチン大統領の選択肢は、ウクライナが非武装化して全面降伏するまで攻撃は終わらないものと思われる。戦争が長期化すれば、ウクライナ避難民の数も日増しに増えるものと思われる中、岸田首相は3月2日にはウクライナ避難民を受け入れると発表した。

この発表を受けて間髪を入れず、翌3日にはウクライナ避難民の100世帯の受け入れを発表したのが、ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスだった。

ホームページには次の様に書かれている。

PPIHグループ及びその創業者である安田隆夫は、日本国政府の本方針を実現すべく、まず、ウクライナの避難民100世帯を受け入れることを決定いたしました。政府の認定を受けたウクライナの避難民100世帯を受け入れ、更に、経済的支援、生活面のサポート、就業機会の提供などへと本取組を発展させてまいります。

多くの皆様に、本主旨をご理解いただくと共に、今後、ウクライナの避難民に対する更なる支援の輪が広がることを祈念いたします。ご賛同をいただければ幸いです。当社グループは、長期的な視点に立ち、今後も積極的に人道支援を行ってまいります。


真っ先にドン・キホーテが避難民の受け入れに手を挙げるとは、意外でもある。

この報道に対してネットでは当然好意的な意見が大半を占める中、こんな意見もある。

「ドン・キホーテに良い印象は無いが『やらない善よりやる偽善』こういう姿勢は評価してる。これからももっと嫌いやけど応援してる会社になっていって欲しい」

「美談といいたいところだけど、ドンキの経営的思考から考えると、体のいい安価な外国人労働者を調達しようとしているようにも見えてしまう。そう誤解を受けないよう、トラブルの未然防止の方策や待遇をしっかりオープンにしてほしい」

ドン・キホーテで検索すると次に「イメージが悪い」という単語が出てくる。

ヤフーの知恵袋でもドンキはナゼイメージが悪いのか、との質問が寄せられている。そのベストアンサーがこれ。

「営業時間が深夜までなので、行くところのない不良達が駐車場などに集まります。 だから治安が悪いと言われるんだと思います。 そういうイメージがあるからなのか、客層も悪いですね」

昼間はともかく、深夜3時まで営業している店舗が多いので、ヤンキーのたまり場になっているから客層のガラが悪いとか、民度が低いとか言われている。

2004年には埼玉県でドンキ3店舗の連続放火事件が起こり、逃げ遅れた社員3人が死亡、8人が重軽傷を負った。大惨事になった原因の一つに圧縮陳列があり、「誘導灯が見えにくい」、「通路幅が狭い」「スプリンクラーの妨げになる」等と消防署から再三に渡って指導されていた。

会社のイメージとしてはあまりいいものはないが、それこそ「やらない善よりやる偽善」であろう。

パチンコ業界からもできる人道支援として避難民受け入れに手を挙げる企業が続けばいい。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

第2話 失意 ④

トラブル

トラブルの現場に駆けつけてみると、でかい体の木村くんがその身体の半分以上を『島』の中に押し込んでいた。こちらから見えるのはその大きく醜いお尻だけ。

「あった、ありました」と言って取り出したのはねじ曲がった五寸釘である。おそらく新しい台を設置する際に、古い機械から抜け落ちたものであろう。木村くんが真っ赤な顔をしてゼエゼエしていると、『島』の中に詰まっていた膨大な量の玉が勢いよく吸い込まれていく。

これでもう大丈夫と思った。しかしこれでトラブルは終わらなかった。「おーい、玉が出ねえぞ」「こっちも出ないわよ」何人かのお客さんが大きな声をはりあげる。僕はその客さんの台まで行ってはみるものの、対処の仕方がさっぱりわからない。

そこで件の木村くんが再登場。全身汗まみれになって、機械台を開ける。台の裏側には上部に一定量の玉をストックしている箇所があるのだが、そこに玉は一切なかった。隣の台も、そのまた隣の台にも玉はストックされていない。
 
ここで少々ぱちんこ屋さんにおける玉の循環システムについて説明を要する。この店のぱちんこ玉は、お客さんが打ったすべての玉が『島』の一箇所に集中して地下へと流れる。地下には大きな鉄製の箱があり(人の背丈もあるほど)そこに全ての『島』から流れてきた玉がストックされる。さらにその玉は大きなリフトによって天井裏へと導かれ、天井から『島』にトヨを伝わって分配される仕組みになっている。

『島』にたどり着いた玉は更に内部にあるトヨを伝って各台へと導かれるのである。このような仕組みを専門用語で『全環』という。ちなみにこの『全環』システムは現在使用されていない。今回のトラブルが発覚したのは『島』内部のトヨに玉がなかったところから始まった。

「店長、玉の補給が下りてきてません」
「なに!木村、お前玉場行ってこい!坂井、お前もだ」

僕と木村くんはホールのほぼ中央にある、床の蓋を持ち上げ地下へ降りた。蓋を開けただけでゴー!という凄まじい音が聞こえてくる。僕たちは玉場に降りてみて唖然とした。本来ならば大きな箱から玉が溢れるなんていう事はないのに、今は、玉が溢れて地面に玉が散乱しているのである。上からカルティエのダミ声がする。

「どうだあ」
「店長ぉ~、玉が溢れちゃって大変っす。どうしましょおお」

その大きな体からは想像できない女みたいな声で木村くんが伝える。
「リフトは動いてるのか」
「はい。あー!リフト止まってます」
「リフトの電源は!ONになってるか?」
「ひえ~、オフ、オフです」
「ばかやろう!ひえ~じゃねえ!早いとこ電源入れろ!」

そういえば今日は新装開店だというのに、玉場担当の向井さんが無断欠勤していた。それで誰も玉場に入らなかったのだ。木村くんがリフトの電源を入れる。するとどうでしょう!リフトは正常に動き出し、大きな箱に溜まった玉たちは次々とリフトに乗っかって天井裏へと姿を消していくのです。

ホッとするのも束の間、またもやカルティエのダミ声。
「おい、坂井。こぼれた玉、全部拾ってタンクの中に入れとけよ」
これをひとりでするのか。僕は途方に暮れる。
 
ホタルノヒカリが流れて閉店を合図しても僕はまだ玉場にいた。「キーン」という音が断続的に鼓膜を容赦なく襲う。腰はパンパンに張って、その痛みさえ麻痺している。鼻の穴は埃で真っ黒。最後の玉をタンクに入れ、床を掃く。

思考がほとんど停止状態の僕はやっとの思いで地上に這い上がった。トイレで顔と手を洗う。鏡を見ると情けない顔をした僕がいた。

やっぱりやめようかな、この仕事。わからないことばかりで、何のための作業なのかも教えてくれない。ただ言われたことをはい、はいとバカみたいにこなすだけ。言いようのないやり切れなさでいっぱいになる。

とぼとぼとうなだれながらホールに戻ると
「ほら、ヤクルトタフマン。これ飲むと元気が出るぞお」
「ニン!」
「がはははは」
カルティはそれだけ言うと下品な笑いを響かせながら事務所に入っていった。

僕はそれにまた腹がたった。タフマンは飲みもせずそのままゴミ箱に捨てた。なにが「ニン!」だ。この状況で伊東四朗モノマネなんかしやがって。考えれば考えるほどカルティエがだんだん憎たらしくなってくる。

「本日も当ホール、ローマへご指名ご来店いただきまして誠にありがとうございました。本日はあと10分少々をもちまして閉店とさせていただきます。お帰りの際はお忘れ物、落し物などございませぬよう・・・」

開店前には客から冷やかされ、営業中はずっと激しい騒音と埃の中で過ごした僕の存在ってなんだろう。単なる小間使いじゃないか。ゴミだらけのホールの清掃をすべく言われるままにホウキを取り出し、家路につくお客さんたちを横目で見送る。

「何がありがとうございます、だ」僕は独りごちた。

つづく

人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

店長の判断ミスで15人以上の常連客が離反

常連客の間では忽ちそのおじいちゃんのことを「牛さん」とあだ名を付けて呼ぶようになった。その理由を聞くとなるほど、と頷かされる。

酪農が盛んな土地柄でもあるが、牛のように涎をダラダラと垂らす様から「牛」となったわけだが、周りから見れば気持ちがいいものではない。牛が口を閉じていても涎が垂れてしまう理由の一つとして、口を閉じる筋肉が牛では弱いと言われている。このおじいちゃんもそうなのだろうか?

しかもこのおじいちゃんは目が悪いのか、顔をかなり盤面に近づけるので、涎は上皿やその周辺に垂れ流されるので、おじいちゃんが座った台は誰も座りたがらなくなった。

常連客の1人が店長に「涎を垂らさないように注意してくれ」と進言した。しかし、店長は「身体的なことは注意することはできません」と断った。

牛さんは毎日のように来て、1パチで遊ぶのだが、隣には誰も座ることはなかった。

常連客からはついに「牛さんを出禁にしてくれ」と懇願するようになったが、店長の判断は変わらなかった。

ホール側だっておじいちゃんが座った後の台周りの涎掃除は、スタッフの苦痛となった。

店長の判断に対して常連客の方が行動に出た。1人、2人と競合店へ流れるようになり、その人数はあっと言う間に15人以上に及んだ。

店長は常連客が15人以上も離反した理由を常連客から聞いて、初めて牛さんの涎であることを知ることになる。

他の常連客の気持ちが読めなかった店長の判断ミスである。

これはコロナ禍前の話だが、今はマスクを付けるのが当たり前になっているように、涎防止対策で「マスクを付けてもらえばよかった」と反省するが時遅し。

これは中小店舗のケースだが、こうしたお客を怒らせない対応は「大手の方が上手い」というのはホールコンサル。

実際、ホールでわざとトラブルを起こして、その時の対応をチェックするこのコンサルは、こんなケースがあった。

島の中ですれ違いざまにわざとスタッフに肩をぶつけることがある。その時、スタッフは「申し訳ありません」と謝るが、コンサルは「どこが悪かったの?」とさらに追い打ちをかける。それに答えられないと主任が来て、「椅子の間に入ってお客様を避けるべきでした」と謝った後で、こう続けた。

「今回の件は上司に報告し、部下にも教育します。これに懲りずにまたご来店ください」と完璧な対応を見せた。

コロナ禍でも来店してくれるお客さんを大切にしないホールは、そのうち自滅する。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

ソープ嬢がエッセンシャルワーカーならホールスタッフは?

コロナ禍で一躍脚光を浴びたエッセンシャルワーカーを取材しているテレビ局の取材チームがある。コロナ禍でもライフラインを守る仕事に従事している人たちがいるから、われわれはコロナ禍でも何不自由なく普段の生活できる。

その反面、コロナ禍によって仕事を失った人たちも大勢いる。特に不要不急のエンターテインメント業界は大打撃を受けた。コンサートや舞台は軒並み中止を余儀なくされたが、飲食店のような休業補償は対象外である。

NHKスペシャル「パンデミック 激動の世界」によると、ドイツは「文化は生きていくために不可欠」の観点から文化芸術の分野にも素早い支援を行って注目されている。総額500億ユーロ(約6兆円)で、フリーランスの人でも最大で9000ユーロ(100万円余り)の助成金を受けられる、という。

ドイツのグリュッタース国務相は「困窮に陥っている文化事業者が絶望しないようにしたい。文化は私たちにとって平穏な時にだけ享受される、ぜいたく品ではありません。社会全体にとって、生きるために不可欠なものなのです」と支援の理由を語っている。

支援を受けたクラブDJは「人間は人との関わり合いの中で生きています。時には大勢で騒ぐことも必要です。 それができない生活は健康的じゃないし、病んでしまう。芸術や文化、娯楽がなかったら、僕たちは完全な状態ではいられません」と素早い対応に感謝している。

話をエッセンシャルワーカーの取材に戻すと、その過程でエッセンシャルワーカー以外の業種でパチンコ店スタッフに取材していた。

「コロナの第一波の時、パチンコ店はマスコミや世間からもバッシングを受けた。感染との恐怖と戦いながら働いていて落ち込んだこともあった。店長は店長で売り上げが減っていることを毎日のようにボヤいています。本当にパチンコは社会に必要なんでしょうか?」(ホールスタッフ)と自らの仕事に疑問を持つ。

パチンコは風俗営業の余暇産業だが、ソープ嬢に対して「彼女らこそエッセンシャルワーカー」という考えを持つ人もいる。人の心に潤いを与える仕事は、非常時の時こそ必要になってくるからだ。

では、パチンコはどうか? パチンコスタッフを取材したディレクターはこう話す。

「パチンコは善と悪が紙一重のところにあると思う。レジャーとして楽しめる反面、一歩間違えれば依存症になってしまう。依存症は本人の意思が弱いからと言われていたが、病気であることも分かってきている。パチンコがきっかけで依存症になったから、パチンコが悪い、と叩かれるがそうではない。アルコール依存症だって、酒は飲み方次第で百薬の長とも言われている。パチンコが悪い、酒が悪いと言われれば、そこで働いている人は嫌になる。パチンコも酒も人の心の隙間を埋めるもので、社会にとっては必要なものだと思う」と持論を展開する。

パチンコに対して世間の風当たりが強いのは、業界がこぞってギャンブル化に舵を切ってしまったところにある。

「パチンコは大衆娯楽」と胸を張って強く言えるようにならなければならないが、縮小する業界をギャンブル客を呼び戻すために、さらにギャンブル化を強めようとしている。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

トー横キッズを支えるパチンコ客

2月22日に放送されたNHKのクローズアップ現代が、トー横キッズの生態に迫った。NHKの取材は4カ月に及び、援助交際、パパ活など随分と突っ込んだ内容が話題になった。


トー横キッズとは、東京・歌舞伎町の新宿TOHOビルの東側の路地にたむろする若者たちのこと。中には家出した女子中学生たちが、SNSで居場所を求めて一つのコミュニティーを作っている。

家出した少女らは家庭で親から虐待を受けたり、学校でいじめに遭ったり、とそれぞれの事情を抱える。家でも学校でも居場所がない少女らは援助交際などで生活費を稼ぎながら、仲間とホテルへ割り勘で泊まったり、稼ぎがなければ野宿など、とその日暮らしを送っている。

そんな少女らの実態にNHKは密着した。

家出しても少女が生きていけるのは、援助交際が生活の糧になっているからだ。相場は1万円。大人が少女を買う需要と供給がトー横にある。

NHKで放送された翌日、雑誌社のライターがトー横キッズの取材に現地に出向いた。話を聞かせて欲しいと名刺を渡したら取材費を要求された。30分1000円で交渉は成立した。

16人の少女から話を聞いた。

NHKが4カ月も張り付いて取材に来ていたのは知っていたが、放送は観ていない、という。

天下のNHKの力は凄まじく、「(援助交際相手を物色に来る)オジたちが物凄く増えたよ。普通のサラリーマンも来るけど、エロオジが多いよ」と屈託ない。

援交少女たちがターゲットにしているのが、パチンコ客であることが分かってくる。

ここ歌舞伎町には日拓とマルハンがある。

「交換所で換金して大勝した50~60代のオジの後を付いて行って、前をフラフラ歩いたりしていると声を掛けられるの。パチンコで勝つとそのカネで風俗へ行くオジが元々多かったのかもね。オジなら2~3万円はくれるし、5万円くれることもあるよ」

相場が1万円のところ、効率よく稼げるテクニックとして、少女らはパチンコで大勝した客で、20~30代ではなくオヤジにターゲットを絞る方法を編み出した。あぶく銭はオヤジたちの方が気前よく使ってくれるからだ。

トー横キッズの中には小学6年生の児童までいた。6年生でも大人びていて、化粧をすると高校生ぐらいに見える。

何とこの少女はパパ活をしていて、月20万円のお手当の他、1回会うごとに1万円もらえる、という。パパには高1と言っているが、それでも犯罪のようなものだ。

新宿・歌舞伎町は元々風俗店が多い特殊な街だったが、NHKがスポットを当てたことで、よりスケベなオヤジが少女を求めて街に集まるようになった。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。