パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

店内に誤表示がないか一斉点検を

都内の業界人から「元店長さんの近くのホールで近々所轄にチクリが入りますよ」と連絡が入った。

聞くところによると、当該ホールの島内の表示に誤りが複数あり、その画像を複数枚撮影。まとめて所轄に持ち込む予定だと言う。

それを聞いて改めて確認する為に当該ホールへ足を運んだ。

確認すると、確かにその通りだった。

ライトミドルの遊技機に「遊ぱちのマーク」が複数枚、遊技機頭上に掲げられていた。
これでは、200分の1の遊技機が、甘デジクラスと勘違いする初心者が現れるのは間違いない。

これは誤表示なのか? 意図的なのか?は別問題として、当該ホールに対して競合店が証拠を揃えて所轄に提出する段取りをしていた。

その段取り中に、当該ホールは、誤表示を修正してしまったから、競合店は慌てた。

実はこの情報を最初に私に知らせてくれた業界関係者は、競合店を知っている様子。しかも、私が当該ホールの近くに住んでいることを競合店へ伝えた。

すると、私に当該ホールの「定点観測を要望している」と連絡が入った。

定点観測の回数は月に1回でも2回でもよいから、当該ホールの粗探しを報告して欲しいらしい。

報酬は月に3万円。

1回でも当該ホールへ行ってチェックすれば3万円と言う考え方でもあるが、この私に対して3万円は安すぎる。

しかも依頼内容が、チクリの素を探す内容だ。

「バカにするな! そんな仕事は10万円でも30万円でもやるもんか!! 人をバカにするな!」と即断った。

当該ホールのチェーンは、最近急速に店舗数を拡大しており、業界では台風の目だ。

業績もよくて、同業者からある意味妬まれている面がある。
当該ホールの都内店舗でも、同様の嫌がらせなどが発生している。

今回、分かったのは、業績がよいホール企業を陥れようと虎視眈々と狙っていること。

この業界では、こんなことは過去にたくさんあったことは業界人なら誰でも見たり聞いたりしているだろう。

ホール企業は、所轄の方針のギリギリのところで営業するものだが、
過去には、ギリギリのラインを1センチ超えて営業したり、100センチも超えて営業する不届き者もいた。

そんな時は、業界人が一般人を装い所轄に連絡したり、所轄の顔見知りに直接チクったりした。

所轄にチクるくらいならば可愛い方で、新規出店妨害も頻繁にあったものだ。

時代が変わり、一般人からの通報も多い。
都内でイベントが禁止になった直後、多摩地区の大型店舗の外壁に「毎日イベント実施中!」とデカデカと掲げられていた。
これを所轄に通報した人がいた、と関係者から聞いた。

ここまでは、長い長い前置き。

本題。

店長さんやエリア長さんに言いたい。

店内や店外の掲示物には、誤りがないか、いま一度確認すべし。

例えば、都遊協の大物が経営するホールでは、遊技機の大当たり確率と違う確率表示をしていた。

このホールチェーンは、一時期そんな間違いを頻繁にやらかしていた。

私は、一般人として、その都度教えてあげたものだ。

ところが、次回行ったら、間違い表示がそのまんま。

そんな時は、役職者に直接話した。

放置された原因は、最初に伝えたスタッフが上司に報告していなかった。

だから、ここであえて言いたい。
ホール店長さんやエリア長さんは、部下任せにせずに、役職者複数でチェックをして欲しい。

あるチェーンの話を聞いて欲しい。
ここの掲示物は、本部で一括製作している。

甘デジ北斗無双のケース。

へそ入賞時の確変割合は、0.5%なのだが、5%と書いた掲示物を遊技機上に貼ってあった。
本部で一括製作した掲示物は、チェーン全店に配布された。

店長さんもエリア長さんも、その間違いに気づいていない。こんなケースが全国のホールにわんさかある。

また、こんなケースもある。

スロットの大当たり信号とレギュラー信号が、表示器側では大当たり表示になってしまうケースがある。

本当は大当たり3回、レギュラー2回なのに、表示器には大当たり5回と表示。

この事情を表示器に書いてないから、一般人から所轄に通報されたケースもする。
出来るホールは、事情をちゃんと説明して表示器に張り出している。

この機会に今一度ホールの見直しを図ってはどうか。

最後に、チクリたい競合店さんに言いたい。

チクりで相手を蹴落とすのではなく、その労力を勝てる営業ノウハウを身に着ける方に注ぐべきだ。

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貴店の安否確認体制は大丈夫?

業界の本社の皆様へ

甚大な被害が出た今回の水害。
亡くなられた方、行方不明の方、すごい数の被災者、改めて天災の恐ろしさを感じております。
この場をお借りして、被災された地区の皆様にお見舞いを申し上げます。

行方不明の方々が無事発見されますように。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

岡山、愛媛県では冠水・水没したホールさんも複数あったようです。頑張って下さい。
組合上部の方々、何か音頭をとってあげて下さいませ。

先日関西を襲った地震、びっくりしました。
そして今回の水害。

私は、土曜日の夜に、劇団四季の恋に落ちたシェークスピアの舞台を観に行きました。

その最中に大きな揺れが。

主人公とその親友を演じる長台詞の最中に揺れました。
震源地近くでは震度5弱。

最近各地で揺れているなぁー、と思っていた時に今度は水害。

この水害に関係して、富士ゼロックス本体と富士ゼロックスの関連会社に、社員の安否確認の為のシステムが発令されました。
対象の社員数は約5万人です。凄い人数ですよね。

この5万人に対しての安否確認をするシステムが富士ゼロックスにはあったと言うことです。
本社に一声で、5万人もの社員の安否確認が出来るとは、流石です。

さて、ここからが本題。

みなさんの会社には、安否確認の決まりごとはありますか?

東日本大震災の後に、慌てて作った会社が多かったのも事実。
あの時は「元店長さん、システムを作る相談に乗って下さい」と言われお手伝いをしました。

東日本大震災の時は、メールを出しても相手に着かなかったり、着いても5時間後でした。
ドコモもソフトバンクもauも繋がらず、唯一繋がったのはウィルコムだけ。
あれからキャリア各社は改良したようです。

さて、メーカーさんやホールさんは、社員の安否確認はどうしてますか? 

各社の規模の違いはありますから、この機会に、LINEなど御社にあった安否確認の方法を確認して下さい。

また、
災害用伝言ダイヤル171、と検索して、運用方法を覚えましょう。



災害は忘れた頃にやって来ます。
東南海地震などは必ず来ると言われています。

本社の皆さんは、安否確認の予行練習をして下さい。



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追悼 CR笑点

歌丸さんが亡くなられた。
酸素吸入器を付け4月まで高座に上がっていたが、人生の緞帳を下した。

円楽さんとの二人会などよく聴きに行っていたものだ。
今月15日のよみうりホールの高座のチケットを購入していたが、自虐ネタで笑いを取る噺をもう聞けないのか、と思うと非常に残念だ。

趣味は入院、
特技は退院、
と笑わせてくれた。

ふと思い出すのは「CR笑点」。確か平和が2003年にリリースしていたのを思い出します。

よく版権貸してくれたよなー、と思いますが。

今は当たり前のようにある、大当たり後の確変昇格演出は、先代の円楽師匠が、「おーい山田君座布団1枚!」ではなく、「おーい山田君確変持ってきて!と。

どこかのメーカーが、歌丸さんを偲んで、CR笑点を開発してくれないか?



今、1円で楽しんでおられる年配者も、歌丸さんを懐かしんで打ったくれるだろうな。

鉄板は、歌丸昇天演出。

変動中に一瞬歌丸スマイルが出たら大当たり確定。

バトルタイプの演出が嫌いな私は、笑点のような空気感の演出が欲しいな。

座布団が増えていき、10枚貯まれば確変昇格とか、座布団の枚数だけラウンドがあるとか。

機械1台に座布団を1枚サービスして、ホールの椅子に取り付けるとか。

ところで、CR笑点は売れてた?

合掌



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じゃじゃ馬を乗りこなす技術がなければ名馬も駄馬に

出過ぎでビビる店長と、
出過ぎで喜ぶオーナーの温度差。

全国に点在するホール企業のDNAは、オーナーの性格が反映されています。

昔から一発台や3回権利モノが得意なホールチェーンが全国各地で頑張っています。
そんなホールのオーナー自身は確たるものとして、パチンコとは何かと言う持論を持っています。そんなオーナーの方針がホール企業のDNAとして何十年も脈々と続く。

一発台も3回権利モノも、設置する基本は、釘技術がしっかりあり、傾斜角度も丁寧に調整出来るかです。
でも、これらの調整をしっかりやっても失敗することはあるものです。

失敗とは、出過ぎと出なさ過ぎ。

そして出来るオーナーは、出過ぎでは怒らず次回へ繋げと檄を飛ばし、出ないと激怒するのです。

それくらいの覚悟がないと、ライジンマンや今日もカツ丼を導入してはなりません。

パチンコの本来の楽しさは、まったりと玉を追う。

これなんですね。
言うなれば、ピタゴラスイッチ的な感覚。

まったりと玉を打てて、万が一Vに玉が入る瞬間があれば熱くなれる。

これがアナログパチンコの良さ。
ずっとハラハラでは疲れてやがて打つのも嫌に。

初代ゼロタイガーのスペックを覚えている業界人は少なくなりましたね。

当時は無制限(ノーパンク)制なんてなくて定量制。
3000発や4000発打ち止め制が大半でした。

そして初代ゼロタイガーは、Vに1回入ったら、羽が可動を始め、その間にVにまた入ればまた次の羽の可動カウントがスタートするから、
運が良いと一気に打ち止めになります。

200円分の玉でVに入ったとすると、一気に打ち止め終了! そんなことが結構ありました。

その後、ゼロタイガーは、ラウンド数と羽開閉数の固定により、一気打ち止めになる事はなくなりました。

当時は、三鷹駅前にあった○○○○○○本店に初代ゼロタイガーが設置されており、電車で通うファンが朝から並んでいたものです。

あの時代の本店の店長は、出過ぎる初代ゼロタイガーに手を焼きましたが、後に自身の店の看板台に育てました。

初代エキサイトジャックを覚えている方もいますよね。
これに手を焼いたホールも結構ありました。

当時20店舗あった北関東のあるホール企業は、12店舗で初代エキサイトジャックを導入しました。

これが連日赤字。

初代エキサイトジャックの特性として、大連チャンする時がありました。

4連チャンは当たり前、波に乗ればそれ以上も連チャンする。だから朝から満席になるくらいお客さんが来店。

店長会議では、初代エキサイトジャックの対応が議題に上がりました。

スタートまたはTYを下げるか議論になった時に、営業担当の常務は、「薄利多売で行こう! 目標割は14.3割。極力スタートは下げずTYで調整」と方針を打ち出しました。

稼働がある間は、お客さんに遊んでもらいましょう!トータルで粗利が取れたら良いと。

これらの例は、最初は利益が取れなかった機種だが、やがて看板台になった例。

初代エキサイトジャックの連チャンは、当時の麻雀物語よりも破壊的でしたね。

真相は闇の中ですが、初代麻雀物語の初期出荷分の連チャン率は25%。2期出荷分は20%だとメーカー系の営業マンから聞きました。

確かにそれはデータにも現れて、私の担当したホールは2期出荷分の麻雀物語でしたが、同じチェーンの初期出荷分の麻雀物語の方が連チャンしてました。

話を戻すと、あの当時、40玉交換が主流でした。

損益分岐点は16割。

基本の割数は12.5割から13.6割の時代に初代エキサイトジャックは、連日16割の出玉ですから、出玉感はハンパないわけです。

この時に、他の機種とのスタート数との兼ね合いを見ながらスタートを5.6くらいにしたのですが、これを一気に下げると回らない機種との印象が残るから調整方針が重要でした。

つまり、お客さんと店とのせめぎ合い。

それと、店と遊技機とのせめぎ合いの毎日でした。

昔のオーナー達は、せめぎ合いこそがホール運営の楽しさと受け止めていたから、、なんとかして、機械を活かそう活かそうとしていたんですね。

現在はどうでしょうか?

出過ぎにビビり、最初から閉め閉めの調整をしたり、
出過ぎにビビり、稼働を打ち切るケースが散見されます。

これでは、何も生まれません。

じゃじゃ馬機種を上手く操る前に放棄しないで、
じゃじゃ馬を乗りこなす調整を身につけるチャンスと捉えて、ライジンマンや今日もカツ丼を稼働させたら良いのに、と思います。

あるチェーンが、70歳台後半の釘師を講師として招聘したことがあります。

スーパービンゴやラプソディの時代に活躍した元正社員の店長兼釘第一人者の釘師は、昔の釘技術を伝承させる為に、オーナーが呼び戻したのです。

これから先、パチンコから釘が無くなるかも知れない時代に、なぜ今また?と思う人もいるでしょう。

理由は、今の店長や釘担当者の釘技術低下に危機感を抱いたからです。このままではあと10年すると、本当に釘技術の伝承者がいなくなると思いました。

そして、いつかまた、羽根モノや権利モノの類で良い台が出た時に、釘が重要になってくると期待しているのです。

メンテナンスのための釘調整でも、やはり技術がないとじゃじゃ馬を乗りこなせない。

暴れん坊でもじゃじゃ馬でも、投げ出さずに、根気よく考えて、機械を活かす。これを思い出して頂きたいですね。
投げ出さずのは簡単ですから。

つづく


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アナログ抽選機は大量出玉に拘る必要はない

ご無沙汰しております。

ご挨拶は手短に済ませて本題に。

業界は、市場や社会情勢について鈍感なのかなんなのか分かりませんが、ギリギリまで動かないのがパチンコ業界の常みたいです。

最初に話題に上げたいのは、等価交換の時代は終わったという事。
そんなの分かってるワイ!と言われますね(笑)

一物一価の徹底で、中々等価交換から脱却出来なかったのはみなさんご存知。
昔は一物二価が当たり前で、1ぱちが出現したら、一物三価なんてホールも結構ありましたね。

本当は等価交換をやめたいホールは結構あるようです。
1年前、ある大手ホールが等価交換をやめて、33玉~30玉交換に変更した場合の研究及び検討をしていました。

しかし今年2月からの規則変更に伴う事情から、その話は無くなったそうです。
小役集中があったとしても、一回の最大大当たり出玉が1500個では、3円交換で4500円ではねぇー。

また、あるチェーンは、実際に数店舗で33玉交換にしてみましたが、稼働はふるわずやめてしまいました。

大半のお客様は等価交換に慣れてしまっているようです。

しかし最初から30玉交換を維持しているホールチェーンの稼働の落ち込みは、等価交換の店舗よりも大幅に少ないケースもあります。

ホールのロケーションは、人口密集地や過疎地とそれぞれですが、東京近郊のホールでは閉店したりと人口密集地でも安堵ではありません。

どうも色々な情勢を見ていると、パチンコ業界は、後手後手な対応で、状況を悪化させている。

出玉規制やカジノ関連などを見ていると、業界は自分たちを追い込むことをしています。

出玉をなるべく多くするような機種の販売や販売予定が組まれていますが、そんなスペックは、その時だけで、場当たり的なだけ。

本来将来的に必要なスペックは、もっと違うと思います。

先日18万発出たと話題になったライジンマン。
私はライジンマンが大好きで、今でも打ちますが、不満な点もあります。
完売したと、Agonは安堵しておるようですが、改善点を主観で申し上げるならば、


最終クルーンまで到達する前に、イライラする関門が複数ある。

1番上の、奇数ゾロ目が揃うと一瞬開くアタッカーにイライラ。

ゾロ目になって一瞬開いても、ギリギリの所で入らないのにイライラする。
これが長時間続くと精神的に疲れるから、私は玉を追って見ません。


せっかく77のタイミングに玉乗りが合わないと77が揃っても2個3個しか入らないんですね。
あるホール店長は、1個しか入らなかったことがあるそうです。
77が揃ったらアタッカー開放時間を長めにして、最低でも5個以上は入って欲しい。


男性の声が聴き分け辛い。
ホール内の騒音に掻き消されない音質にして欲しい。
男性の声が謝るならば、マリンちゃんの声の方が聴き取りやすい。


そんなに連チャンしなくてよい。
基本的に、一発台的な要素の機会に、大連チャンは要らない。
その分、通常時のイライラ感が増幅することを軽減した方がマシ。

ライジンマンで大当たりするまで、最上部のパカパカアタッカーに300個以上は入れたケースは何回もある。
その道のりは、期待感よりも疲労感の連続だ。

最下部のクルーンでのハラハラ感を得るまでに、どれだけの時間と金を使うのか?

だからライジンマンは、4ぱちで遊ぶのではなく、1ぱちで遊ぶものだと思う。

あるホールでは、ライジンマンを4ぱちで新規導入して、3週間後に1ぱちに移動したケースがある。
その2週間後にまた4ぱちに再移動。
この時、1ぱちの稼働は上々であり、打ち手も1ぱちとの親和性を感じたものです。

アナログ抽選の良さを感じる機会が中々出ないのは何故か?
それは大量出玉にこだわるからです。

大量出玉にこだわらない、アナログ抽選の良さを感じる機会の開発こそが、これからのパチンコに必要なスペックです。

つづく


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