パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

台風考(番外編)

「台風21号、24号でJR西日本が計画運休を実施したのを参考にした」という話がJR東日本に勤務する友人から聞けました。

首都圏の鉄道は風の影響を非常に受けやすい。特に京葉線や外房線など風の影響をよく受けて、運休しています。

地下鉄だからと言って安心は出来ません。あれは確か1978年でした。親戚が地下鉄東西線の南砂町駅近くに住んでおり、親戚宅に行った帰り、東西線が止まりました。当時はネット社会ではなく、後にニュースで運休した理由が分かりました。

地下鉄と言っても地上に出るケースがあるのですね。丸ノ内線は四谷で地上に顔を出します。東西線は、中野から三鷹まで地上を走り、荒川を渡る時に一時的に地上に顔を出して、長い陸橋を走ります。

その陸橋は確か1キロ以上あると思うのですが、その陸橋で東西線の車両が横転したのです。

トラックではなく、電車が脱線&横転事故を起こすなんて、当時は大ニュースでした。

横転理由は、竜巻でした。

記憶が確かならば、当時の東西線の車両の大半はステンレス製だったこともあり、通常の車両よりも軽かったのが横転理由だと報道されました。

このケースから分かるように、関空へ通じる海上陸橋の関西国際空港連絡橋は、全長が橋長3,750メートルもあるそうですから、ここを走る道路や鉄道は風による弱点があり、通行止めになります。ちなみに関西空港連絡橋は、国有不動産です。だから関西空港連絡橋の道路は国道481号。

話を戻します。

JR東日本は、様々なリスクを考慮予測の結果、計画運休を決めたようです。

そのリスクの一つが、台風の影響で乗客が駅から出られなくなった場合です。強風豪雨で駅構外へ出られなくなった場合、多数の乗客が駅構内に残ることになります。

駅によっては、乗客が溢れたり、ホームも大変な混雑になり危険です。また、駅構内から出られる状況を判断しても、お客様が帰宅出来ない場合、人道上の対応に迫られます。

東日本大震災の時に、首都圏の鉄道が運休。JR東日本では、各駅の構内からお客様を全員出したそうです。

全てのお客様を駅構内から《追い出した》のですね。

この対応は後に大パッシングになりました。追い出され、路上に溢れた人々は翌朝まで道に溢れたのです。

確か当時の石原都知事も批判していましたね。

次回同じような災害が発生した時は、各駅からお客様を追い出すことはないといいます。
ホームなどの安全性を確保してお客様を保護するのです。

つまり、東日本大震災を教訓にしています。

駅もホールも同じと考えてはどうでしょうか。

インフラの拠点として考慮した場合、ホールは駅よりもハンデがあります。

つまりホール企業に非常時、お客様を長時間安全を保証する覚悟があるかどうかです。

ホールが営業していて、閉店間際にお客様を追い出せない状況を考えてみて下さい。JR東日本は、一度は追い出しました。そして批判されましたから、今回は計画運休と言う方策をとりました。

突然運休したら、車内や駅に大勢のお客様が残ることになります。車内にはトイレもない。水や食料もない。

全域でこんなことになったら、ほとんど対応出来ません。お客様の安全確保が出来ないわけです。

駅だってごった返しになり、警備員の手配も出来ません。

それならば、早めに運休を決定して予告することが最善策になったのですね。

実際には、「20時に全線がストップしたわけではない」と友人は話しておりました。

各線に残っている乗客を予測しながら、各電車の乗り継ぎに配慮して22時くらいまで運行していた路線があったり、1本だけ車両ホテルにしたそうです。

なんども書きますが、今回はホールの営業時間外に台風のピークが来たので混乱はさけられましたが、閉店間際に強風が吹き荒れたらどうします?

強風が収まるまでホール内に留まりたいお客様が一人でもいたら、深夜までホール内で待機して頂く覚悟がホールにありますか?

留まりたいお客様を追い出して、万が一そのお客様が強風で怪我をしたらどうします。

亡くなったらどうしますか?
きっとワイドショーネタになりますよね。

覚悟がなければ、適切な閉店時間を決めて、早めに閉店した方がよいと思います。

東日本大震災の時に、こんなことがありました。

横浜でキャッツの公演がありました。

劇場ではJRが止まっていることをアナウンス。多くの観劇者は、劇場に留まりました。

鉄道は翌朝でも運休。

劇団四季は劇場をホテル代わりに解放しました。

そして、劇場スタッフだけでなく、俳優全員でお客様のお世話をしたのです。

水や食料の確保に、トップ俳優までコマねずみのように動いた。

これは、当たり前の人道上の対応です。
賞賛されるものではありません。

さて、皆様のホール企業は、どこまで覚悟を決めていますか?




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ユーザーコメントはメーカーに届いている

パチンコ日報は誕生してから13年が過ぎた。毎日発信する継続性には頭がさがる。
これこそコツコツと言う表現がふさわしい。

365✖13=4745日
記事は約4800本だ。

当初の読者は、コメントから業界人が多かったことが分かる。

アクセス数も年々アップしている。業界誌との比較ではナンバー1である。



アクセス解析を見てお判りになると思うが、第2位の遊技通信様と拮抗している。

つまり、こう言える。

パチンコ業界の出来事など一般のパチンコ関連報道は遊技通信様を読み、ニュースにならないニュースの宝庫としての情報はパチンコ日報から得る、と読み手の業界人は選択をしていて、パチンコ日報と遊技通信様はパチンコ業界で共存をしていることが分かる。

私がパチンコ日報に寄稿を始めてから10年以上になる。

寄稿数も約500本。

いやー本当に良く書いたと自分で褒めてやりたい。

パチンコ業界関係以外でもモノを書いているが、こんなにのめり込むことはない。それだけパチンコ日報は面白く書ける。

その理由のひとつは、読者の皆さんから頂戴するコメントです。
他では考えられないコメントの本数と長文コメント。本当に有難い。

皆様には御礼申し上げます。
ぺこり。

皆さまのコメントを全て読んでいる業界人がいる。
ホール関係者からパチンコ周辺の関連会社の皆さま、メーカーの各セクションの皆さままで多岐に渡っている。

そうそう、こんなケースもある。

例えば、ミステリー小説の最高賞「江戸川乱歩賞」を受賞された作家さんも日報の読者で、連絡が来た時は営業1号さんも私も驚きました。多くの連載を抱える作家さんとやりとりするのは楽しかったなー。

パチンコ日報の読者には、各遊技機メーカーの社長さんや役員の方々、開発本部長クラスまでいらっしゃることも確認されています。

つまり皆さまのコメントは、直接メーカーのキーマンに届いてるいのですね。

メーカーの役員や開発担当の皆さんは、パチンコ日報に入るユーザーのコメントこそがお客様の本音と思っているのです。営業1号さんや私の書いた記事は、お客様とメーカーとの橋渡しの役割です。

ホール関係者では、全国大手から弱小ホールのオーナーも良く読んでいますよ。特に地方のホール関係者の皆さまは、パチンコ業界の今を知るツールとしてパチンコ日報をご高覧されております。業界誌では得られない数多くの情報がパチンコ日報にあるからです。

なんかパチンコ日報を褒め過ぎている感じですかね(笑)

何を言いたいのか。

つまり、皆様のコメントは他では得られない大変重要なものなのです。

だから、これからも末長く、暖かいコメントや厳しいコメントを入れて下さいませ。

今後もパチンコ日報のご贔屓をお願い奉りまする。


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台風考(後編)

2日、都内のホールチェーンの会議に出席しました。

台風直撃の夜、当該ホールは通常営業で閉店しました。理由は私鉄沿線でJRと違い、計画運休が無かったためです。

立地は駅前の約500台ホール。19時から急にお客様が減り始め、20時30分には、通常の日曜の同時刻の20%のお客様しかホール内にいませんでした。

やはりお客様は不測の事態を考え、早々と帰宅されました。

台風一過の月曜日から火曜日にかけて各ホール企業に30日の営業状況を聞いて回ると、
通常営業したホールが予想以上にあったことに驚かされました。

今回は運が良かっただけなのですよ。

私が出席した会議での発言や電話でホール関係者に話したことをこれから書きますので、ホールの上級管理職はぜひご参考にして下さい。

今回の関東地方への台風の通過は深夜帯だったのが幸いしました。

JR東日本が首都圏の在来線を計画運休すると決定して、そのニュースがテレビ速報で流れたのは、12時45分前後。

決定と同時に百貨店各社は営業時間の検討に入りました。

JR東日本が計画運休を実施するのは初めてでこれはただ事ではないと、百貨店の友人は「慌てた」と言います。

即18時閉店を決定。

テナントにも緊急連絡が入りました。百貨店の中に何店舗も店を構える老舗総菜店の関東地区のエリア長は「お客様の安全確保、従業員の安全確保ができてホッとした」と話します。

その決定が当たり前と思う業界の方々に、通常営業をした一部のパチンコ店や一部の飲食店の話をすると、全員が驚いておりました。

しかし、私は今回の通常営業について、こう擁護しました。

「店側がお客様や従業員の安全確保の対策がしっかり出来ていれば通常営業で問題はない」と。

つまり通常営業した店側は、その自信があったのでしょうから。

しかし、私が会議に出席したホール企業を含めて、大半の通常営業したホールさんには、お客様や従業員の安全確保の対策は万全で無かったと分かりました。

理由などの説明は下記のようになりますが、私の話を直接聞いた社員や電話で説明した社員の一部は、「確かにそうですね、今回は運が良かっただけで、台風の直撃時間が早まったら人道的問題を発生させるところだった」と胸を撫で下ろしました。



今回の台風は、八王子で風速45.6メートルを記録した他、各地も軒並み30m/s以上の風が吹き荒れ、千葉35.3m/s、横浜で38.5m/s、東京も29.5m/sを記録しました。

今回の台風24号は、最大瞬間風速は西日本では65メートルに達すると予想されていました。

風速65メートルって時速何キロだと思いますか?

時速230キロに相当します。

屋外の行動は非常に危険です。電柱や塀が倒れたり、走行中の車高の高い車は横転します。



9月4日に徳島に上陸した台風21号の時、関西空港では58.1メートル、和歌山市では57.4メートル、高知県室戸岬で55.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。






この台風21号か、それ以上の威力があると言われた台風24号の予報を聞いた、関西の一部のホール関係者は、前日夜には翌日1日の全面臨時休業を決定しました。中には20店舗以上のホール企業も全店休業したところも。

さて、東京地方はどうか?
台風の到達時刻の関係から、台風による全日休業はありませんでした。

しかしJR東日本による計画運休が発表された関係から、百貨店をはじめとする各業界が閉店時間の切り上げを発表。大手ホール企業も夕方になって19時閉店を決めました。

これから本題です。

今回の台風24号は、深夜に東京地方を通過したから不幸中の幸いでした。

もしも台風の速度が早まり、23時前後に台風のピークがやってきたら、どうしますか?

閉店時間には、お客様を店外へ退出させなければならないわけです。

22:45に閉店して、23時にはお客様が店内に残らないように指導されている場合、

①風速45メートルが吹き荒れる外へお客様を出せますか?

②お客様が「この雨や風だから店内で待機させて欲しい」と懇願されたらどうしますか?

③台風が通過して天候が落ち着いたのは0時を回っていて、お客様を待機させていた場合、所轄の判断はどうですか?人道上の理由で許されますか?

④ホール内とは、どこまでを指しますか?例えば風除室は店舗外ですか?風除室でお客様を待機させられるか?

⑤嵐の中、退出させられたお客様に飛んできた看板や折れ木に当たって怪我をした時に道義的責任は感じませんか?

⑥従業員が帰れなくなった時のケースを想定していますか?

⑦止むを得ず店舗内宿泊の場合は、どこまで労働時間となりますか?

⑧嵐の中の帰宅で、従業員が嵐による怪我をした場合、会社はどこまでお世話をしますか?

などなど。

危機管理の考え方を今一度検討する機会を話あってみて下さい。

余談になりますが、
以前劇団四季でこのようなことがありました。

台風直撃の予報から、俳優や劇場スタッフの中止を決定しました。

しかし、約1000人のお客様の中には、知らずに劇場に来てしまうケースが出たのです。

当時劇団四季の代表の浅利慶太氏は、嵐の中来場されたお客様のために上演を急遽決めました。

ここまでは良かったのですが、この美談が確か新聞か何かで報道されると、劇団四季に苦情が多数入ります。

苦情の話は長くなるので省略しますが、劇団四季では現在、劇場で公演出来るならば、嵐でも上演します。

その代わり、嵐で来場出来ないお客様には、他の日に振り替える対応を取っています。





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台風考(前編)

台風24号通過に伴い、大阪の一部のホールでは前日から30日(日)の休業を決めたようようです。台風が逸れたとしても危機管理のための英断だったと思います。



営業を行なったホールは、台風の中、ご来店頂いたお客様のために営業をしたと思います。
どちらのケースも間違いではないと思います。

同じ30日の東京は、バタバタした。

12時45分頃にニュース速報が入り、首都圏のJR東日本の在来線は20時から全て運休と発表されました。

知り合いの百貨店関係者は、18時閉店を即決。テナント各社への連絡に追われました。

ホールはどうか。

あるチェーンは、夕方になっても本部からの指示がなく、お客様から閉店時間を聞かれても、答えられずにいました。

日曜日で本社は休み。エリア長の決定が遅いと嘆いている始末。結果はJRが運休する前に閉店することになりました。

日曜日の稼ぎ時に前日から休業を決めたホール、JRが全面運休すると昼過ぎに発表があったのに陽が落ちる頃に閉店時間を決めたホール。

こんな時は、オーナーの一声で決まるものだから、現場からするとスムーズに決めて欲しいと言う声があるのも現実。経営判断は難しいものですね。

あるチェーンの管理職は、台風が逸れる可能性があるからとギリギリまで閉店時間を決定しませんでした。

またあるチェーンの管理職は、JRがダメでもうちは私鉄もあるからと22時まで営業を続けました。

しかし店舗社員によると、お客様はガラガラ。人件費が出ないありさまでした(笑)

東京で24時間営業の居酒屋がありますが「こんな日にお客様も来ないから」と30日は17時で閉店。

興行界ではこんな事がありました。

基本的に公演は実施。しかし、交通事情などで来場出来ないお客様には、返金や他の公演日に無料で振替る処置を取ります。

中には、主催者が公演中止を決定することも。実際には30日に高知の公演が中止になりました。

演劇の公演中止は、劇場レンタル代金やチケットの印刷代などの経費の損失は数百万円になりますから、中止の決定は大変なものです。

実際に、俳優や機材は現地入りしていたのですが、お客様の安全を考えての決定には頭が下がります。

私は、東日本大震災直後に、イッセー尾形さんの舞台を予約しておりました。東京・府中の森劇場の公演でした。私の家から自転車で行ける距離の大きな劇場なんですよね。

公演中止とネットで分かっていたのですが、イッセー尾形さんの性格からして、イッセーさんは絶対に劇場に来ていると思い自転車で行ってみたら、いましたよイッセー尾形さんが(笑)。

イッセーさんによると、何人かのお客様は知らないで来てしまうから、申し訳ないから劇場に来たそうです。そして、サービス精神旺盛なイッセーさんは、来場された方の似顔絵を全員分描いたんですよね。

話が逸れました。

同じ中止でも、売り上げ機会の損失ではなく、完全に赤字の中止もあるわけです。

野外コンサートの悪天候の公演中止は代表的な例。昔ならば豪雨でも開演しましたが、今は時代が変わりましたから、「安全第一だ」とプロモーター関係者が話していました。

突風や落雷、観客の健康、色々と考慮しないと後々責任問題になるので、大変ですね。

台風など天災の時は、お客様の安全はもちろんですが、スタッフの安全確保も重要です。帰宅途中に強風に煽られて転倒して大怪我なんてあり得ますよね。

さて、ここで店長さんに質問です。

①スタッフが帰宅する時、ホールの外は強風で豪雨。
さて店長さんはどうしますか?

②閉店15分前。ホールの外は強風で豪雨。
さて店長さんはどうしますか?

答えは、上司と相談して導き出して下さい。
また、そんな時のために、所轄と確認しておくとか、地元組合と確認しておくとか、色々ありますよね。

つづく


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管理職の言動について②

パワハラ認定は、一発でアウトのケースもあれば、合わせてアウトのケースがある。
部下を大きな声で注意しながら机を両手で「バンっ!」と叩けばアウトとか。

パワハラ認定の基準は、グレーゾーンがあるので要注意だ。弁護士によって見解も違ってくる。

気をつけなければならないのは、1対1で話すケース。録音されている時もある。

知人の女性は大手遊技機メーカーにいた時代の話をこう打ち明ける。

「社員の誰もが録音しています。それは社内の常識。だからみんな言動に細心の注意を払う。男性ならばスマートフォンを胸ポケットに入れておけば簡単に録音できるから楽よね。それに比べて女性はたいへん。でもそれなりの方法をみんな会得している(笑)」

そのメーカーは昔、上司のパワハラやセクハラが多かったと言うこと。今は改善されたようだが、念の為に録音する人もいる。

ホールでは、中途採用が盛んなため、時には歳上の部下を持つ事もある。

私もふた回り上の部下を持ったことがある。敬意を払いながら仕事をしたものだ。

最近の新米管理職に話を聞くと、今まで支えた上司を真似て部下の世話(管理)をするケースが多い。

これはちょっと危険を孕む。フレンドリー過ぎたりすると、歳上の部下の自尊心を傷付けたりするケースもあるのだ。

色々面倒だから、管理職になりたがらない人も現代は増えた。管理職になったら、どうやったら良いか相談されるケースも増えた。

そんな質問がくると私はこうアドバイスする。

「笑顔で丁寧語、時には敬語を使って下さい」

歳上の部下Aさんに、書類の作成を頼む時のケース。

①笑顔で「Aさんいつもありがとうございます。先週の活動報告書ですが、明日の17時までに頂戴できますか?宜しくお願いします」

同じ内容でも、
②「先週の活動報告書を明日の17時まで出せるかな?」

歳下の部下にも①のような丁寧な依頼を常日頃実施していれば、パワハラのような言動はすごく少なくなるし、相手がパワハラと受け取る要素も軽減される。

フレンドリーな関係を望む管理職もいるが、私はフレンドリーは時には危険だと思う。

フレンドリーと同じ効果があるのが、笑顔で丁寧語。

実際に笑顔で丁寧語を実践して効果を上げる方々が増えている。

「Aさんあれやってー」よりも「Aさんあれをやって頂けますか」の方が受け取り側は気持ちが良いし、発言側も普段から落ち着いた対応が出来る。

20歳代の正社員が、60歳くらいのパートさんにデカイ態度を取るケースは一般社会では多い。

若い頃からこんな態度をとっていると将来パワハラが萌芽する。

つづく


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