パチンコ業界の採用の歴史では、業界の大きさ、仕事の面白さ、裁量権の大きさ、キャリアアップを全面に押し出してきた。それらが全部崩れてしまった結果、人材の流出が始めり、異業種への転職相談が急増するようになった。
業界の先行きが見通せない不安から、業界の現状を垣間見ることができる。
業界が右肩上がりの時は、出店ありきでの採用だった。それが2000年代に入ると出店スピードにブレーキがかかり、店長になれない主任が急増。次のポストがないために主任が糞詰まり状態になり、逆に一般社員が足りない状態になった。
求人依頼は急増しているのに、それを供給できない状況が続いている。
ホール企業の求人広告はザ・パチンコではない。むしろパチンコ企業をぼかしているケースの方が多い傾向にある。
ところが、包み隠さず、「われわれはパチンコ業」と堂々と謳っているホール企業の方が強い。そういうホール企業は、そもそもパチンコが好きで、難局を迎えても踏ん張っている。だから離職者も少ない。
スマートで優秀だがパチンコ嫌いの人材よりも、学校の成績はたいしたことなくても、パチンコが好きな人材の方が踏ん張りが効く。パチンコ好きはお客の心理状態も分かるので、それを営業に反映することで業績もアップする。
パチンコをやったこともなく、パチンコに興味もない新卒を頭数合わせで採用しても、長続きはしない。好きでもない人を好きにさせることほど難しいことはない。
ピークアウト期の採用においては、パチンコが好きかどうかが重要なファクターに突入している。
「大手ホール企業もパチンコ・スロットユーザーだった人材を積極的に採るようになってきています。数は少なくてもパチンコ好きを集めたい気持ちが強い。第二新卒の中途採用ではもはや大卒の拘りは捨てています」(同)
アルバイトでパチンコ好きな人材がいれば、正社員に引き上げるぐらいのことは必要になってくる。パチンコが好きだから頑張れる。
パチンコ好きのアニメオタクは、正社員募集の際、オタクであることを言えずに面接は落ちまくったが、オタクであることを告白したところ、大歓迎で採用されたケースもある。好きだからこそ長く続けられる。

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よし、生成AIに…。ちゃうか。
ピンバック: 三味唐辛子
ここでもよく言われた事じゃ?
この業界の住人は本当にアレなんだな…
流石に…、と思ってたが本当の意味でアレだと理解したわ
今更になってやっとこういう思考になるくらいなら、過去のおかしな行動もここの人らにとっては本気なのかもしれんね…
思考が他の業界とはレベルが2つ3つ違うんだろうなマジで
離れてるというか遅れてるというか…
次元が違い過ぎるんだが
ピンバック: 名無し
従業員なら生活の為ということが多いでしょうし経営者なら商売のタネなわけです
パチンコだって同じですよ
でもちょっと違うなと感じるところもあります(体感からのイメージですが)
たとえば建設業や自動車産業では設計や性能をする人たちや偉い立場にいる人が「業界が好き」な人が多い気がします
現場の作業をする人たちは特段「業界が好き」ではなく生活の為の仕事というイメージ
もちろん現場作業自体が好きだからやっているという人もいるでしょうから飽くまでイメージです
パチンコ業界は流れが逆で現場の人たちはパチンコが好きで業界にいる人が多く
偉い立場にいる人たちは特段パチンコが好きじゃない人が多いというイメージです
経営者は商売としてやっていることが多いでしょうから当たり前といえば当たり前なんですが…
ホールの組合もメーカーの組合も経営者の集まりですし企業ですから舵取りはどうしても目の前の商売のことになるのは必然ですね
パチンコが好きな現場で働く人やユーザー、ここに集まる人たちの思う「良い業界」とはどうしても相容れないというかすれ違うというか…
現状はいくら現場が頑張ってもどうしようもない、がんじがらめの状態で袋小路に追い込まれていっているように見えます
パチンコ好きが現場の指揮をして盛り上げてくれるのはとてもいいことだと思います
そういう人がトップに立って舵取りをしてくれるようになってくれればいいなぁと
みんなが楽しめるパチンコになってほしいなと小さく願ってはいるのですが難しそうです
ピンバック: しょうゆ