パチンコ日報

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人間の心理を操れるものが業界のトップを取れる

「パチンコはモノを売る商売ではありません。そういう意味では飲み屋の極意と相通じるものがあります。人間の心理を操れるものが業界のトップを取れる」と自分の経験談を話すのは地方のクラブママ。

パチンコ客が求めるのは「勝つ」ことだ。この要望を聞き入れていたらホールは短期間で倒産してしまう。

女の子が接客してくれる飲み屋へ通うお客の心理は、どうにかして口説きたい気持ちで通い始める。口説くうちは通い詰めるが、達成すると通わなくなる。つまり、成就するまでに別な魅力を相手に気づかせることがポイントだ。

具体的にはどうするかというと、ナンバーワンホステスともなると、顧客一人ひとりの名前を覚え、ニーズや好みを把握し、それに応じたサービスを提供する。彼女たちは話術にも長け、顧客の話をよく聞きく。

さらに、顧客に対して特別な扱いをする。彼女たちは顧客の誕生日や記念日を覚えていてお祝いをする。これによって顧客は自分が大切にされていると感じ、常連度を増していく。単なる接客業ではなく、顧客との信頼関係を築き、彼らのニーズに応えるために様々なスキルや戦略を駆使するのであった。

「店を開けてから毎日がサスペンス。誰も来ない日があったら捨てられたのかと不安になります。人間対人間の付き合いが大切。色仕掛けでは短期で終わってしまう。お客さんの心理を上手に読み取り、期待に応えることが常連さんにつながります。パチンコは初代牙狼が好きだった。20万円勝ったこともあります。思わせぶりで外す。上手に操るのが勝ちということです」(クラブママ)

しかし、近年では顧客の心理を上手に操る経営者が減少したことも事実だ。それがパチンコ業界衰退の一因を作っているとも言える。

繁盛店の初代オーナーたちは、売り上げよりも稼働率に重点を置いていた。彼らは、稼働を妨げる要因を徹底的に排除した。回らない台は稼働率を下げるだけだ。台の管理にも細心の注意を払っていた。

店長が利益を取り過ぎると褒められることはなく、逆に叱責されたものだ。抜きすぎて店の信用を失うことを恐れていた。

こうした初代オーナーの姿勢は、次の世代に受け継がれることもなく、業界の変化によって姿を消してしまった。

パチンコと飲み屋では業種が違い過ぎると言われるかもしれないが、客商売の基本は一緒だ。客を喜ばせることもなく、怒らせるような営業ばかりしていれば、そりゃ客離れは進む。


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