業界は規制と緩和の繰り返しの歴史がある。
スロットで言えば合法的賭博と揶揄されて4号機撤去、パチンコではMAXの撤去問題があり、行き過ぎた射幸性に「新基準機」という冷や水が浴びせられた。その度に、ホールは旧基準機という射幸性の高い撤去を求められ、機械代のコスト負担にあえいだ。
そして今はまた緩和期間に入り、スロットで言えば万枚時代再びだ。パチンコは大当たり確率が1/200以上のスペックに限定で搭載されているラッキートリガー機能は、甘デジでも6万4000発も出ることもある。今までの規制は何だったんだ。
遊技産業政治連盟が政治家に規制緩和を陳情した成果なのかもしれないが、これで喜ぶのはメーカーだけ。新基準機の度に機械入れ替えニーズだけは生まれる。
規制緩和して出玉性能がアップしても、遊技人口が増える気配も感じられない。
「射幸性を上げることで売り上げが上がった時代の成功体験を忘れられない人たちが、業界の首脳ではパチンコ業界は変えられない。業界は射幸性ばかりを追求するのではなく、パチンコのビジネスモデルの再構築が必要」(同)
では、どんなパチンコ店を理想としているのか?
「パチンコホールは地域のコミュニティーの場として、地域の情報発信の中心にならなければならない。パチンコをアミューズメントと呼ぶように、楽しくて、面白くて、好奇心をくすぐり、利便性もあり、さらにお得な情報もある」(同)
遊技機に関しては、豊丸産業が地道な活動を続けているトレパチのように、足踏みで楽しみながら脳を刺激し、認知症を予防するような健康パチンコも必要になってくる。
超高齢化社会を迎えるわが国にあって、ホールが健康を提供することで世間の見方も変ってくるというものだ。脳トレパチンコの市場を作り出すことがメーカーの役目でもある。
「そんな機械では売り上げも上がらない。誰も見向きもしない」と全否定する声はどこからか聞こえてくる。これだからパチンコ業界は変ることができない。

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客の滞在時間が減る→1個賞球の高速吸い込みで利益確保→更に客の滞在時間が減る。
これでは地域コミュニティーどころか、閑古鳥状態。
ピンバック: キリギリス
業界を良くするということは、彼らの色々な未来がただちに下降することに直結する
安泰な地位を捨てるわけがない
腰が上がるわけがない
こういう挑発的な記事も届くことはない
絶対に実現しない理想論
で終わり
ピンバック: 名前はサイト管理者が勝手に変えるから書く意味を感じない
なにを今更「地域のコミュニティーの場」だ?
消えていった店舗オーナーがこの記事を見たらどう思うのだろうか。
ピンバック: パチンコ大賞
ぜひ実現していただきたい
私もそう望みます
おもしろい機械が並びたくさんの人たちが笑顔で楽しめる場になってほしい
少し前から何度か言いましたが景品にこそ業界の将来があると思います
遊技の結果に応じて賞品が得られるというパチンコだけが持つ権利をただ換金するだけ射幸性だけのギャンブルとして置いておくのは限界だと思います
換金にギャップを作り景品を持って帰ってもらう仕組みが必要です
たとえばクリスマスに子供たちが欲しがるような流行の商品があったとして
組合が主導しておもちゃメーカーと直接商談してホールの景品として確保させるようにするんですよ
「手に入りにくい商品でもパチンコ屋さんには置いてあるから遊べば交換できるよね」とか
おもちゃメーカーからは「まとまった受注があるからありがたいね」とか
「ウチの商品をホールに景品として置いてくれませんか」とか声がかかったりするような仕組み作りです
それがおもちゃでもお菓子でもお酒でも家具家電でもなんでもいいです
社会に必要とされるには業界の外にカネをまわさないとダメですよ
以前の記事にホールの敷地内にパン屋を開店して盛況だ客に喜ばれている、というものがありました
パン屋も結構ですし外食でもホテルでもコインランドリーでも何でも人々に喜ばれるサービスは社会に必要とされます
パチンコはどうでしょうか
遊技人口もホールも年々減り続けて多くの人に忌避の目で見られているのはなぜでしょう
ギャンブルだからですよ『ギャンブルしかない』からです
私はさんざんこのようなことを言ってきていますが売り上げを下げろとも規模を縮小しろともまったく思ってないです
ギャンブル好きやパチンコマニアだけを相手にするのではなく一般の多くの人に喜ばれる遊技というサービスであってほしいしあるべきだと思っています
変わるのは難しいでしょうが無理じゃないと思いますよ実現できると思います
ピンバック: しょうゆ