なかでも大きな問題は労働人口の減少だ。これまで労働力不足を技能実習制度で補ってきた。主に東南アジアからの技能実習生を受け入れてきたが、円安で日本ではさほど稼げなくなって日本は選ばれなくなっている。むしろ日本人が出稼ぎに行く時代で、介護職が日本で月給20万円だったものが海外では80万円へ。寿司職人に至っては年収300万円がアメリカでは8000万円となれば、日本で働くことが馬鹿らしくなる。労働力の空洞化が懸念されるところだ。
EVや宇宙開発でリードするイーロン・マスクの影響で、日本経済を牽引してきたトヨタ、ドコモ、東電も10年後の未来は決して明るいものではない、といわれている。
EVは走るスマホとも言われ、ソフトウエア、AI、電池の技術がなによりも重要になる。
ケータイ時代、世界の市場をリードしたノキアは、iPhoneの登場でいとも簡単に置き去りにされてしまった。単なる電話機だったノキアに対してiPhoneは掌に乗るコンピュータ。後発のアップルがスマホ市場をリードした。トヨタがEVメーカーに勝ち目がないのはソフトウエアの部分とも言われている。
衛星基地局でもあるスターリンクは、地上に基地局をつくるよりもはるかに安いコストで安定した通信を行える。ロシアの侵攻で街が破壊されたウクライナでは通信網もズタズタにされたが、人工衛星に基づくインターネット接続サービス「スターリンク」がウクライナへ無償提供したことは記憶に新しい。
家庭で発電した電気を蓄電池に貯める技術が進み、それをネットワークを通じて必要なところに供給するシステムが構築された暁には電力会社も盤石ではない。
ここからはパチンコ業界の話へ移ろう。
10年後をメーカーが予測している。
2035年のホールは全台スマート遊技機に移行している。甘デジもスロットのAタイプもすべてがスマート化している、と予測したうえで、その際の騒音を試算するとホールは随分静かになっている、と。デシベルで示してくれたら分かりやすいが…。特にパチンコは玉の補給音が完全になくなるので、キーワードは「ホールのサイレント化」。
今でも機械から出る効果音はボリューム調整できるが、指向性スピーカーの採用で本人以外には聞こえないようになっていることも大きい。
静かになり過ぎると逆にBGMが必要になってくる。そういうことを想定してどんなBGMが必要かを研究しているホール企業もある。
川のせせらぎや鳥の鳴き声のような環境音楽を検討したが、イマイチ、ピンとこなかった。
かつて、ホールの騒音をBGMにして販売した会社があった。
朝一の開店時にはまだお客さんの数も少ないので、ホールは物静かなものだ。そこでたくさんのお客さんで活気があるように演出するために考えられたのが、ホールの騒音BGMだった。
一周回って騒音が懐かしい、という時代になっているのだろうか?
そんなことよりも、超高齢化社会と労働力不足によるパチンコ業界の影響を考えた方が現実的だ。

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変なルールが多すぎて向こうも把握していないみたいだった。
もし採用されるなら、実用新案と商法、意匠登録をしようと思う。
警察の返事待ち。
まぁ、万が一それが実現可能になったとしても
クソメーカーがこの案に100%応じないため権利の登録だけに留めるけれど。
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