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犯罪集団が狙う金賞品

東京都から暴力団による景品買取を排除するために特殊景品の流通部門を司るTUC(東京ユニオンサーキュレーション)が設立されたのは1990年のことだった。それまで商品価値が薄かったライターの石やボールペンなどの特殊景品に替わって、市場価値がある純金を採用したことがTUCの最大の特徴だった。名実ともにクリーンな3店方式を狙ったものだった。

スタートした当初は大景品(金1g)2500円と中景品(金0.3g)1000円の2種類だった。

スタートから10年以上は金価格の高騰は起こらなかったが、2003年時点で1g1200円近辺だった金相場が、2007年11月に3153円に達した。金価格の急騰の理由は、中国・インドの金の消費量が増加したことが挙げられた。

2007年11月にTUCは初めて大景品の値上げを実施して3500円とした。理由はTUCへ持ち込むより、田中貴金属店など金を取り扱う店へ持って行った方が500円も高く買い取ってくれる逆ザヤ状況が発生したためだ。

2007年はまさに金価格が上がるたびに、TUCも大景品の値上げするイタチごっこが始めるターニングポイントともなる。

2011年4月は金相場が4200円台になったことを受け、大景品は5000円となった。

この時期だった。組織犯罪に詳しいライターがこう話す。

「半グレなどの犯罪集団がTUCの金賞品の強奪計画を立てるようになったのがこの頃でした。実際に行動には移していませんが、盗んだ金賞品は溶かしてインゴットにするので証拠隠滅もできる、ということです。あれから金はさらに高騰を続け今や1g1万円台目前ですから、逆に今がチャンスと虎視眈々とその時を待っていますね」

同じ強盗をするにしても現金よりも金賞品を狙った方が、金価格が上昇することで値上がりが期待できる。現金よりもメリットがある。

平和だった日本だが、闇バイトによる強盗事件が頻発して。こうした時期だからこそ、余計警戒しなければならない。東京・銀座で白昼堂々ロレックスへ強盗に押し入ったのは、10代の若者ばかりだった。相手は犯罪の素人で非常に手荒だ。ひ弱な老人を狙って強盗殺人も犯している。

金賞品の在庫が一番ある時間帯はホールなら営業前、TUCなら営業後だ。その辺の時間帯は狙われる確率が高い。狙うとすれば警備が手薄な場所を狙う。

市場価値がある純金を使ったがために、こんな余計な防犯対策も行わなければならない。ま、その辺はぬかりなくやっているものと思われるが…。

TUCはとりあえず、変動相場制の影響をもろに受ける大景品の取り扱いを段階的に取りやめて中景品で対応して行くようだ。


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