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スマホではできないぬくもりビジネスがパチンコ再生のカギ

「花金」とは花の金曜日の略語だ。週休二日が定着して、金曜日の夜はハッチャケて、遅くまで飲み歩くというような意味合いで、バブル時代に生まれた言葉だ。時代は平成から令和に移る中、今の若者はそもそも花金という言葉を使うこともないようだ。

それこそ花金時代は上司に誘われて飲みにも行ったものだ。酒飲みには断る理由もなく、羽目を外せるのが金曜日だった。最近は若者のアルコール離れもあり、会社の歓送迎会には何かしらの理由をつけて参加しない。飲まない人からすれば花金でもない。

花金が死語になっている様に、サラリーマンの生活パターンに変化が見られる。その原因がスマホにある。

GPSアプリを使えば、奥さんは旦那の行動が手に取るように分かる。風俗街のどこの店に入ったかまで監視されているとなると、ウキウキ気分で、金曜日の夜も羽目を外すことができない。

スマホがウキウキ気分の花金をぶち壊すように、スマホ1台でほとんどのことが事足りるようになった。コンデジやビデオカメラ、ICレコーダー、携帯音楽プレイヤー、ゲーム機などが駆逐されて行った。サラ金もアプリローンを使えば、むじんくんまで足を運ぶ必要もなくおカネを借りられるようになった。

今やスマホで出来ないことを探さないと生き残れない時代である。ゲーセンのクレーンゲームが人気なのはスマホではできなかったからだ。ところがオンラインでクレーンゲームの分野まで進出してきた。スマホを使って実機をプレイして、景品が取れれば、後日自宅に送られてくる。スマホでできるものは廃れていく運命にあるわけだが、オンラインカジノの勢いも凄まじいものがある。

スマホによって廃れるものがどんどん炙り出されていく。そういう意味ではパチンコ(ゲームは除く)はスマホではできないので、廃れないかと思えばこれは自滅で、確実に衰退への階段を駆け下りている。なにしろ、320分の1のミドルスペックは1パチでさえも打つ客がいなくなったことが今のパチンコ業界の現状を物語っている。

では、スマホにできないこととは何か? その答えが「ぬくもりビジネス」だという。

人手不足や人件費を抑えるために省人化が進み、冷凍食品の24時間無人販売店が急増している様に、スーパーも無人レジ、ガソリンスタンドはセルフが当たり前になっている。

ここには人対人の会話もない。スナックを酒やつまみを自動販売機にしても、そこにママや女の子がいなければ、誰も行かない。それと一緒で、パチンコも無人化の動きはあるが、ぬくもりビジネスとは逆行することになる。



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