パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

値上げですぐに給料が上がるのはタクシードライバーだが…

東京都内のタクシーの初乗り運賃が、11月から現行の420円から500円へ値上げされた。
加算料金も80円から100円刻みに改定された。

タクシー運転手の場合、売り上げの50~60%が自分の懐に入ってくる歩合給のため、値上げすることでたちまち給料が上がる、ということだ。政府がインフレ率2%を目指していたのは、まさにこのこと。物価が上がれば、会社の利益が上がり、それが給料にも反映されることを狙っていたわけだ。しかし、一般的な給与体系では値上げ分が、ストレートに給料に反映されることはない。タクシーのように歩合給だとダイレクトで給料が上がる、ということだ。

初乗り料金の値上げによって、それまでの初乗り料金の取り分が200円だったものが250円に上がる感覚だ。

全国旅行支援もあり、観光需要も回復傾向にある。地方から出てきた観光客のタクシー利用が増えて、タクシードライバー不足が起きている。

また、円安の恩恵を受けているインバウンド客の中には、「ここで待っていて」と荷物を置いてそのまま買い物に出かけるケースも。その間メーターは回りっぱなし。

初乗り料金の値上げに加え、観光客需要でタクシードライバーの給料は確実に上がって行く。

景気が回復していく業種が増えれば、波及効果がパチンコ業界にも回ってくればいいのだが、現実は厳しい。

最盛期には30店舗を構えていたチェーン店は、今や2店舗。これとて閉店へ向けて準備が進められており、パチンコ業界からは完全撤退のようだ。今後はコロナ期間中は苦境に立たされていたホテル業界(26事業所)の方に軸足を移していくようだ。

「ホールが機械代を回収するということは、遊技中回らないのでストレスを与えることになる。回らないから客の視線はヘソしか見ていない。メーカーが面白い画面を作ろうとも視線はそっちには向かない。勝てるチャンスがあると思えるパチンコに戻さなければいけない。ボーダーを100とすれば、大半のホールが70%ぐらいの釘だから、どんどん客は離れていく」(パチンコアドバイザー)

日報でも散々指摘したことだが、八方塞がりのホールはユーザーのことよりも、ホールの生命維持しか頭にない。閉めれば客が飛ぶということは言われなくても分かっているのに脱却できない。

「店長に聞きたいのは1000円スタートで何回回ったら自分が打ちたいと思うかということ。回すために必要なことをまず考えなければいけない。そのためには交換率や再プレイ問題、釘の技術から台の傾斜まで含めて見直さなければならない。回るから安心して打てる。そのバランスが一番重要。今は一回連チャンするとそこで止めて深追いはしない。それは安心して打てないから。パチンコは勝てると思えるようにすることが先決」(同)

日本の景気が回復しても今のような営業を続けている限り、遊技人口が増えることはない。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
記事一覧

コメント[ コメント記入欄を表示 ]

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です