2020年はコロナの影響で更に減少することと、離反が増える可能性があります。
そして、2021年は最終的に全ての機種が新規則機へ移行するので、【撤去離反】による参加人口減の可能性があります。
参加人口の減少は、人口動態や社会背景の変化という外的要因もありますが、そもそもファンを増やせていないという事実を謙虚に受け止める必要があります。
業界としての減少原因として、『射幸性の低下』『広告規制』ということも部分的な原因だとは思いますが、根本的な原因をこれらに求めていても解決には向かいません。
20年前の2000年には、上記の2つが存在している以前からでも減少傾向であり、射幸性の低下がキッカケで離反が起こることは事実ですが、2019年の890万人と2020年の2020万人のユーザータイプとして、大きく減少しているのはライトユーザー層になります。
これは、ユーザーの裾野を広げるためにメーカー各社も取組んだものですが、“低射幸性遊技機(ちょいパチ)”という挑戦は良かったし、この機種は一定ユーザーに支持されている(ストック系の機種)ので失敗ではありませんが、あくまでも『設置比率』の課題であって、ライトユーザー全ての人が好むものではありません。
キーワードは“短時間遊技”と“短時間射幸性”というタイトルですが、“短時間遊技”を顧客視点で考えた場合、「簡単に当たる、ちょいパチ」という視点だけではありません。
20スロのAタイプも短時間遊技が可能な機種で、パチンコであれば1種2種は短時間遊技向けの機種とも言えます。
お客様はどんな体験価値を求めているのか?という点において、“短時間遊技”と“短時間射幸性”で考えると、新規則機の中でも『Pモモキュンソード』『Sモンキーターン』など、4円Pと20円Sで短時間遊技と短時間射幸性を満たせる機種も存在しています。
ここに、考えるべき要素として“機種の複雑化”というものがあります。
ライトユーザーが不安に思うというか、知らないものには魅力を感じないという当たり前のことで、「分からない機種が多い」ということは知っているので、分からない機種は不安なので打つことはできません。
分かる機種が現在あったとしても、随時撤去されていくので撤去によって「分からない」状態になり、撤去離反が進むことになります。
気軽に遊べるというのは、『投資が少なくて済む機種性能』も一つの要因ですが、2000円でも3000円でも、投資に対して期待が出来るかが気軽に遊べるという他にも存在する要素です。
ちょっとした短時間でも、リターンが少し期待できる機種をレパートリーとして持っていることで、ライトユーザーの方の楽しみ方が増えます。
短時間の来店を繰り返すことで、時間があるときは長く遊ぶという遊び方に発展します。
その為には、お店は『機種が分かる』という、他業界であれば当然の『商品が分かる』状態を施策として定着させることが重要です。
私自身も参加人口減をしっかりと受け止め、反省して『多くの方が楽しめる』ことを目指した取組みをしていきたいと思います。

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そう言えば、封入式パチンコってのはどうなったんでしょうね?
ホールは拒否でしょうけどね!(^o^)v
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何回宣伝すれば気がすむのかな?
別記事の価格破壊なんとかと、その他もろもろ。
問い合わせ殺到なら、繰り返す必要もないはずだが。
それぞれコンサルや講演が得意なら、
ここの常連方が唸るような話も期待したい。
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