パチンコ日報

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設置場所を選ばなくなる将来のホール像

商品券市場がeギフトに徐々に転換していっている。2018年度は商品券とeギフトの市場規模は発行金額ベースで約8628億円となった。

内訳は商品券・ギフト券(PETカード型プリペイドカード、プラスチックカード型ギフトカードを含む)が7461億円、eギフトが1167億円だった。

eギフトはオンライン上で贈ることができるソーシャルギフトのこと。相手の住所を知らなくても、LINE、TwitterやFacebookなどのSNSから簡単に送信でき、思い立った瞬間にすぐプレゼントできる気軽さから、カジュアルなギフトシーンで人気が高まっている。

LINEギフトはLINEでつながっている相手に、商品との交換ができるコードを送れるサービスだ。商品はドリンクからお中元などに使えるギフトまで、価格、ジャンルともに幅広く、LINEのアカウントさえ知っていれば、簡単にお礼ができる。例えば、気軽なお礼としてはコンビニで送られてきたバーコードを読ませコーヒーやアイスクリームなどを受け取ることができる。

紙の商品券のように印刷コストがかからないために、法人需要が拡大すると見込まれている。

こうした商品券・ギフト券市場にもペーパーレス・キャッシュレス化の波が押し寄せているように、これをパチンコ業界でも取り入れようとしている動きはある。

パチンコ業界もいずれはキャッシュレス決済が導入されれば、パッキーカードのようなパチンコの貸し玉ができるギフト券をスマホからスマホへ送るイメージだ。

管理遊技機、メダルレス遊技機は当初は配線工事が必要だが、将来的には無線LANで結ばれ配線工事も必要なくなる。そうなるとそれこそ設置するだけですぐに営業できるようになる。

自販機を置くようなイメージでちょっとしたスペースに管理遊技機10台、メダルレス遊技機を10台設置できるのが、これからの姿でもある。商業ビルの空きテナントにパチンコが入る。

そんなことが可能になるのは依存症対策の結果、パチンコからギャンブルのイメージがなくなっているからだ。ギャンブルのイメージがなくなれば、コンビニの店内にだって置ける。

それが10年先なのか、20年先なのか、30年先なのか? 

1970年の大阪万博では電気通信館で当時の電電公社が未来の電話機としてワイヤレステレホンを展示した。ケータイ電話の元祖ともいえるもので、1990年代には現実のものとなり、今やスマホ1台で何でもできる時代になった。

技術革新のスピードは速いので、パチンコを設置する場所を選ばなくなるというのが将来の姿でもある。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. キャッシュレス決済ようやっと(笑)
    手遅れにならないうちに早よやってやぁ!
    たのんますよホンマに!(^_^)v
    ヤマモリ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: ヤマモリ

  3. コンピュータ配線は無くしていいだろう。
    パチンコもスロットも昔のように“釘帳”一つで十分管理できるはず。
    ホルコンデータに頼らず、お客様の目を見て顔を見て調整する。
    これがパチンコ営業の姿だ。
    客の顔も見ないでデータ頼りに営業してきた結果が今の体たらくに繋がっている。
    負けが込んでるお客様には翌日出してあげるような調整こそ娯楽として明日へ繋がる。
    お客様とは感情のある人間そのものだ。機械ではないぞ!

    だから釘帳でよい。
    サンド  »このコメントに返信
  4. ピンバック: サンド

  5. 5G、オンライン、キャッシュレス決済、仮想通貨、自動運転等々事故やトラブルだらけでしよ。
    新技術は確かに大事だが情報に踊らされてはならない。そう心がけねばなりません。
    どんな新たな技術でも所詮人間が操作するのだ。
    その人間がいつも間違いを犯す。

    隕石じゃない、核兵器を造ったのも原爆投下スイッチ押したのも人間だ。

    新技術が人間を不幸にしてきたことも抑えておかないといけない。
    ヤッシー  »このコメントに返信
  6. ピンバック: ヤッシー

  7. ギャンブルじゃないパチンコを誰が打つのかという話になりますが…ゲーセン設置のパチンコ台の惨状を見れば分かるでしょ。
    だいたい、コンビニとかで打てないでしょ。閉鎖された特殊な空間だから行く奴がいるわけで、そうでなければネットでOKって話ですよ。
    ないな  »このコメントに返信
  8. ピンバック: ないな

  9. 釘帳は良かったな。(笑)
    まだ釘いじっとるんかい(笑)
    ワタセ  »このコメントに返信
  10. ピンバック: ワタセ

  11. 風営法第二十三条
    「第二条第一項第四号の営業(ぱちんこ屋その他政令で定めるものに限る。)を営む者は、前条第一項の規定によるほか、その営業に関し、次に掲げる行為をしてはならない。
    一 現金又は有価証券を賞品として提供すること。
    二 客に提供した賞品を買い取ること。
    三 遊技の用に供する玉、メダルその他これらに類する物(次号において「遊技球等」という。)を客に営業所外に持ち出させること。
    四 遊技球等を客のために保管したことを表示する書面を客に発行すること。」

    換金は明確に風営法で禁止されていますが、三店方式という知恵で回避しています。
    貯玉も明確に風営法で禁止されていますが
    、会員カードには貯玉数のデータがない。という知恵で回避しています。

    はてさて、eギフトが現金扱いされないのであれば、いろいろと今までの法律ではできなかったことが
    知恵の出しようで解決できるかもしれませんね。

    たとえば現金なら1玉4円だけど、eギフトなら1玉6円で遊技できますとかいいですね。
    牛丼通行人  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 牛丼通行人

    • いいかダメかの解釈は警察の偉い人が判断されます。
      お上(警察)がすべてです。
      江戸時代でいうならお代官様のご判断です。
      何百年経っても日本は変わっておりません。
      さんさん  »このコメントに返信
    • ピンバック: さんさん

  13. >商業ビルテナントにパチンコが入る
    私がパチンコを始めた頃はそんな店ばかりだったですけどね
    ドル箱も1000玉の大きさでそれが一杯近くになると
    タバコ1カートンと少々のお金

    その頃に戻るってわけですね
    イイ事じゃないですか!
    パチンコ大賞  »このコメントに返信
  14. ピンバック: パチンコ大賞

  15. そもそも平台や羽根モノは小箱二箱(1500発)程度で終了でした。
    風営法が求める本来のパチンコとはそういうもの。
    その大衆娯楽に戻りつつある。
    いいことじゃないですか。
    ヤング  »このコメントに返信
  16. ピンバック: ヤング

    • 私が若い頃、前の東京オリンピックがあって数年してアポロが月面着陸して、さらに数年でパチンコが3円になって、すぐに4円になりました。
      そこから私が壮年期にはいった現在まで4円のままです。
      物価だって、体感で少なくとも三、四倍にはなりました。
      パチンコが4円のママということがおかしいのです。
      フィーバー機前の昔ながらのパチンコに戻すのなら、
      物価を考えると少なくとも1玉10円、15円にはしてほしいですね。
      牛丼通行人  »このコメントに返信
    • ピンバック: 牛丼通行人

  17. こうしてパチンコの未来を考える記事やコメント欄でのホール側、パチユーザーの必死の論議もその結果を見る事なく市民社会の秩序の中に埋没していったのである。

    。完。。( ̄0 ̄;
    養分パチンカスA  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 養分パチンカスA

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