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ホール企業の人件費削減策

「言われてみれば!!!」・・・先方から発っせられた言葉だ。



あるホールから依頼され、人件費削減の計画書を作成した。



この経験を通して、人件費の詳細を知らない管理職が多いのには驚いた。



8時間を超えて働いた場合は25%以上の割増率で時間給が支払われる。



時給1000円なら1250円。1500円なら1875円以上となる。



22時以降に深夜労働をした場合、25%以上の割増率で深夜手当が支払われる。

つまり8時間を超えて働き、加えて22時以降なら、合わせて50%以上の割増率の時間給となる。



この場合だと、時給が1500円なら2250円を超えることになる。



週40時間労働が基本的な考えなのだから、残業をしたからと言って加算されるとは限らない。



加算には兎にも角にも週40時間以上の労働が必要。



閉店が23時のホールが多いのだが、その後の閉店業務の関係から、

実際の勤務時間が0時までかかるケースがほとんど。



話は変わるが、アイドルタイムと言う言葉をご存知だろうか。



例えばラーメン屋の開店が11時としよう。

そのラーメン屋は開店準備のために、アルバイト2人を10時から雇っている。

10時から開店までの11時は、売り上げのない時間帯だが、それでも人件費はかかる。



この時間帯をアイドリング時間=アイドルタイムと呼ぶ。



それと同じ時間帯がホールの閉店後からの時間帯である。

売り上げを生まない時間。

ハッキリ言って無駄な時間。



この時間帯を人件費削減の第一の要として捉える。



閉店以降の作業を全て開店前にもってくる作業計画を立てる。

それだけで、深夜労働割り増し賃金が抑制できる。



以前書いたコスト管理シリーズには、上記のようにハッキリと書きはしなかったが、早番と遅番の仕事量の把握をすることは重要だ。



閉店作業を見直しするだけで、

半分以上の人員を23時15分には帰宅させる事が可能になる場合もある。



ホールはコスト削減の宝庫だ。







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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. Unknown

    そうなんですよね。

    しかし、全て「法令遵守」を前提としての話ですよね。まだまだ「労働法」に対してのコンプライアンスはかなり低いのが現実だと思います。週40時間・残業・深夜・有休・・・月4休も多いですし、いまだに勤怠に関して「罰金」を設けているホールもあります。

    労使双方が取り組んでいかねばならないことですね。

    元スタッフ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 元スタッフ

  3. Unknown

    私も知りませんでした。

    ホール現場を知らないものがえらそうなことをいえませんね。
    営業1号  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 営業1号

  5. 元スタッフ様

    コメントありがとうございます。

    勤怠の罰金の件、まだあるんですね、そんな会社が。キャバクラやホストクラブの賃金体系のようですね。
    元店長  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 元店長

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