パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

調整者が語るゲージ論 番外編

経営の悪化により機械購入予算を減らさざる得ない中、改めて中古機械活用の必要性を感じます。



多くのホールは年内にあと1~2回の入替があると思います。



前回予告した新海のゲージの前に、今回は入替に必ずついてまわる、ある盲点について触れたいと思います。



ネットトレードや業者への売買を含め、中古売買を全く手掛けていないホールは珍しいのではないかと思います。



新台導入時、メーカーや販社からの要請で実データを求められることがあると思いますが、これを社内的に断るホールもあります。



数値的データの機密保持のために、至極当然だと思います。



新台のオープン時の調整(調整ミスを除く)は、お店によっては同じようなスタート回数、同一カテゴリのBAである場合も多く、競合には漏らせない情報でもあります。



導入当初であれば、頻繁にアケシメがあった機械も、稼働低下と共に調整頻度は落ちて行き、やがては、閉めっぱなしといったケースが多く見受けられます。



撤去日の日時、曜日にも依りますが、撤去間際はかなり絞り込んで役目を終えるケースも多いようです。



その調整は、余程の利益確保を目指さない限り、命を絞り込んで行くということがほとんどでしょう。



撤去後の機械は、売れない機械以外は業者や別のホールに転売されて行きます。



役目を終えた機械だからこそ、『その後』を考える調整者、企業は少ない。



転売先ホールはどのお店から外れたと言うことを知るのは、案外簡単に解るものです。



機密保持に優れている思われる大手チェーン外れの機械なども、中古市場では頻繁にお目にかかります(有利な売買を目指す上で、入札されるチェーンも多いです)。



私自身、大手チェーン外れの中古台を購入し、その盤面を見て調整手法を目の当たりにすることが何度もありました。



1台2台では見えなくても、もう少し台数があれば、統一ゲージなのか、どういったバランス(S・B・TY・BA等)で、営業していたか筒抜けの場合もあります。



何年もそういった視点で見ておりましたので、調整する機会が多かった時期は、転売機会の多いホールの調整パターンは、結構な数で頭に入っておりました。



海シリーズ等は同じようなバランスで使われることが多く、その確認のために実際に外れたホールやその系列店に打ちに行き、確かめたこともあります。



狭い限られた世界で運用する調整だからこそ、その情報数は希少で役に立つこともあります。



調整にはそれぞれ独自の考え方が多く、それを実際の盤面から得ることも勉強になると私は思いました。



目立つ入口ではなく、出口の部分でもあり、なかなか対策をし辛い部分です。



こういった盲点は他にもありますが、それはまた別の機会に。



撤去後の状態が解るからといって、即マイナスと思わない方も多いと思いますが、皆様はどうお考えでしょうか?



ホールだけではなく、販売する業者さんのも関わってくる話になりますが、一度話し合って見られては如何でしょうか。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える
記事一覧

コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. Unknown

    昔パチンコ中古価格サイトを見て憤慨したのが 

    まだ入ってない機械の撤去予定日が書いてる事ですね 

    入れる前から即抜いて撤去そりゃわかってはいるけど今やネットでいろいろわかるんだからそこまで書いてほしくないな 



    機械が使える使えないの問題じゃなく 

    最初から使う気がない 

    大手が有利なこの状況打破するには新台は最低一ヶ月か二ヶ月転売禁止 

    中古機械としての検査は前回から一定期間経過しないと認めないとかにすべきだ 



    店が不利かと思うがそうすればクソ台を販売しなくなる 

    使える台も適正導入になる 

    入れ替え回数を減らす事で還元できる等メリットがある
    ドンタク  »このコメントに返信
  2. ピンバック: ドンタク

  3. Unknown

    中古台の釘から読み取る戦略、



    流石数珠さんですね。



    脱帽です。
    中谷  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 中谷

コメントする

中谷 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です