
原発依存度が一番高い関電は原発再稼動を巡って、橋下大阪市長との間でバトルが展開されている。
大飯原発の再稼動の見通しが立たない現状で、7月2日~9月7日までの2カ月間あまりに亘って午前9時から午後20時までの時間帯に15%以上の節電を要請する内容だ。
これで関西のパチンコ業界にも節電の夏が押し寄せることは必至の状況となってきた。
大遊協の関係者はこう打ち明ける。
「関電からの正式要請は来ていないので、組合の正式決定は発表していませんが、要請が来れば月3回の輪番休業になる。月3回以上の休業なら目標の15%に持って行ける。近畿6県は大阪の決定に歩調を合わせるので、大阪の決定を待っている状態。ただ、回数を巡っては不満が出るおそれがある」(5.22現在)
昨年も輪番休業を実施したが単組ごとに足並みが乱れた。
で、東電管内のホールは昨年は15%よりもはるかにハードルが高い25%の節電目標があった。
月3回以上の輪番休業以外にエアコンの温度を28度以上に設定したり、屋内外の照明を消したりすることで、昨年8月の実績では目標値を大幅に上回る34.2%の電力を削減している。
このうち実際の節電で19.2%を削減している、ということは単純に輪番休業しなくても15%の削減は可能になってくる、ということだ。
ここで突然話は変わるが、経済産業省がエネルギー管理システム導入促進事業費補助金(300億円)におけるエネルギー利用情報管理運営者(BEMSアグリゲータ)の21事業者を発表したのが4月4日。
この事業はパチンコ店も含まれる高圧小口の電力需要家に、エネルギー管理システム(BEMS)の導入を促進させると共に、クラウドなどによって自ら集中管理システムを設置し、需要家に対してエネルギー管理支援サービス(電力消費量を把握して節電を支援するサービス)を行うことによって、エネルギー使用の効率化および、電力需要の制御を図ることを目的としている。
要はこれまで取り組みが遅れていた中小ビルの省エネを促進して、電力需要を抑制させることが狙いで、そのために必要になってくるエネルギー管理システム(BEMS)の導入に対して補助金を出す、というもの。
BEMSアグリゲータと1年以上のエネルギー管理支援サービス契約が結ばれていることが条件で、最高500万円の機器のが半額の250万円でできる、ということだ。
平成23年度の第三次補正予算は300億円。
対象となるパチンコ店のような高圧小口の電力需要家は77万口もあり、1000件で補助金はなくなる。
原発再稼働問題は結論はまだ出ていない。
いずれにしても節電対策は一過性のものではなく、恒久的なものが求められる。
このまま原発の再稼働が不透明なら電気代の値上げは、東電のみならず、いずれ全国の電力会社に波及する。
電気代が値上げとなれば、否が応でもこうした設備が必要になってくる。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。
また一悶着ありそうですね
・・・ふぅ~
ピンバック: 公ちゃん
3.11以降、福島原発事故に端を発し、国民生活の根幹を支えている電気・エネルギー問題として全国規模の問題へと波及し、切実な事実として、世の中の経済活動や市民生活に対して「節電」と云うカタチで直接的な影響(弊害)を及ぼす自体になってきてしまいましたね。
正直、全国的な逼迫した社会的な課題(問題)として、“他人ごと”みたいに言っていられない状況です。
世界的なレベル(欧米の先進諸国が対象?)でみれば、日本の電気料金は“高い!”と云うのは、よく耳にする話です。
具体的にどの程度“高い!”のかは正確には分かりませんが・・・??
それでも、過去においては“高い!”けど(お金を払いさえすれば・・)十分な「供給」を受けられる環境(状況)だった訳です。
言い方を換えれば、経済活動や市民生活をおくる上で、あって“当たり前”だった訳です。
本来そうではない(なかった??)のですが・・・、大衆の意識レベルの“幻想”として、“電気”は太陽の光よろしく、不自由なく無限に供給されるエネルギーだと誤解していた・・・と言っても過言ではなかったと思います。
ところが、その当たり前が、当たり前でなくなってしまった!・・・、それが今の状況なのでしょう。
業界に目線を戻し、大昔を回想すれば、昔の“町のパチンコ屋”にも今みたいな規模ではないにしろそこそこ派手なネオンサインはあったでしょうし、結構明るめの(アフターファイブで開放された“夜光虫”をたくさん集める為の・・・)店内照明もあったでしょう。
さすがに、上皿もなくパチンコ玉を片手に持って遊技していた時代や島の中に人が居て「玉補給」をしていた時代まで遡ることはしませんが、それでも、電気の消費量が今程大きく無かったのは周知の事実でしょう。
回想録を紐解けば、もともとは、パチンコ台そのものが“電気を食う”と云うことは無かった時代もあった訳ですよネ。
今は昔の物語・・・!?
当たり前が当たり前でなくなった時、人はその当たり前の“有難さ”が分かる、その“価値”に初めて気づく。
よくある話なのかも知れません。
飛躍し過ぎですが、雇用、男と女、夫婦の間とて同じこと・・・(苦笑)
安定的に与えられることに余りに慣れ過ぎてしまうと、その安定性が崩れた時、それまで存在しなかった(起きていなかった)不協和音の嵐が様々なところで勃発する。
そんなことを、ふと思った次第です。
そして、ここに来て、現代生活の“電気依存度”の高さを思い知らされているナッ・・・、と感じた次第です。
あらためて、電気があることに『感謝』しなくてはいけませんねっ。
但し、電気の存在自体には『感謝』しますけど、その電気を生み出す施設とその周辺に有象無象いらっしゃる方々(電力会社およびそこに既得権益を持って甘い汁??を吸う様々な人達等々)に対しては、『カンシャ』する気は余りありませんが・・・(笑)
※但し、電力会社で、日々真面目に一生懸命働いていらっしゃるサラリーマンさん達へは「ご苦労さまです。ありがとうございます!」と申し上げたいので、その点は誤解なきように・・・
大衆の意識が向けられると云う点では、21世紀のエネルギー問題は、今、始まったばかりでしょう。
パチンコ業界もやり玉に挙げられないように「節電体制」は真剣に考え取り組むるべきだと思います。
そして、多少の犠牲は、強いられるのかも知れませんね。
それでも遊技産業として社会と協調しながら生き残る智慧は、P業界全体として持っている筈だと思いますし、一人のパチンコプレイヤーとして、“そうであって欲しい!!”と願っています。
ピンバック: 蜻蛉の親爺
子供を連れて川沿いの堤防を夕方過ぎくらいに散歩に行きました。
普段あまり見ない風景をゆっくり見ていると遠くにパチンコ店のネオンが見えました。
それこそ20年前から変わらない古びた灯りがとても懐かしいように感じました。
昨日のエントリーでもそうですが
淘汰という言葉が頭をよぎり少し悲しい気分になりました。
蜻蛉さんもおっしゃっていますが
当たり前のものがそうではなくなった今の時代です。
たまにホッとできるような
昔ながらのものも生き残ってほしいものだと感じます。
ピンバック: 匿名さん
自分は関西圏の人間ではないけれど、輪番営業は仕方ないのでは。ニュースや新聞を見た限りでは実際どれくらい電力が足りないのかわからないのが現状ですから。
パチンコをはあまり生産性がない業界だし、
他の必要不可欠なものの犠牲になったほうがいいと心から思うよ。
こんなことを言ったらパチンコ業界で働いている人はどうなるという反論があるでしょうけど、グレー業界のパチンコ業界で働いているのだから仕方ないでしょう。
そんな時だけ被害者になったみたいに言うのはやめてほしい。この業界が大きくなりすぎたのは戦後の日本の大きな失敗だったのかもしれない。
ピンバック: 洗い狸
いまだに、〝節電機能〟を搭載してない機械台があるのは何故?
どれだけの電力削減になるのか分からないけど、それこそ内規を
変えるなり、業界を挙げてやるべきだよね…。
ピンバック: ・・・・
輪番休業までしなくても・・・
輪番時差OPでピーク時の後ならOPして良いと思います。
三時OPくらいを順番で。
ピーク時以外は節電してもそれほど重要じゃありませんから。
少なくても東京都内コレを行えば良いと思います。
先に言い出した方が良いですよ!
頑張って下さい。
ピンバック: 都内ファン
店内照明を落とせばどうです?
日本の部屋照度は世界でもずば抜けて明るいとか。
スロットコーナーは暗いところが多いですけど、全体的に暗くしても雰囲気が出ていいと思いますよ。
ピンバック: ぱちんこふぁん
事故が起こる確立と原発による恩恵を考えれば原発の必要性はあきらか。仮に原発に変わるエネルギーがあるのならいいが現状からは妥協するべき。国民は流されすぎですね。
しかし政治家を選ぶのも国民である以上トップの指示には従うのが当然。皆で協力して省エネするしかないでしょ。
ピンバック: こて
いつも思うのだが、電力が足りないのは
ピークタイムなのでは?
ま、朝10時に開けてピークタイムの昼間だけ休業というのが難しい業態ですけどね。
ピークカットの方策を考えるべきでしょうね。
意味のない節電はいらない。
「使わない電化製品のコンセントは抜いておこう。」
っていうACのコマーシャルがありましたが
「くだらないTVは消しておこう」とは
言わないですよね。
TVのバラエティ番組も不要不急ですから
放映をやめてはどうですか?
*これ、皮肉ですよ。
ピンバック: かん
台の電球の数、ここ数年で、10倍以上になっているだろ。 メーカーも、賑やかな台を作ろうとしすぎている。
ピンバック: 奈良のオッサン