パチンコ日報

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顧客満足とは接客にあらず。ホール環境を含めてが対象になる

あるホールチェーンから業界外のシンクタンクに対して、接客業としての評価をして欲しいとの依頼が来たのは10年ほど前のことだった。接客教育などは徹底しており、自信を持っていたので、第三者の目で世間がホールをどう思っているかの調査依頼だった。

国内でも名が通っているシンクタンクから高評価をもらえば、ある種のお墨付きになるとも考えた。

例えばスーパー、ホテル、銀行、コンビニなどの業種に絞って顧客満足度調査を行っている団体がある。コンビニ部門では北海道のセイコーマートが5年連続1位に輝いている。全国展開のセブンイレブンを抑えての快挙である。セイコーマートは6つの評価項目のうち、「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足」の4項目で他社を上回った。

この評価に対し、北海道民からは「道民の味方、セイコーマート」「道民にとっては灯油販売店・水道・電気と同等以上に必要なインフラ」「ライフライン」「セイコーマートはコンビニで有って、ミニスーパーの役割もはたしている」などの賛辞が寄せられた。道民のシンパシーで溢れている。

この調査依頼に対して担当者2名が、このチェーン店へ視察を兼ねて出向いた。2名はパチンコ未経験で、ホールへ足を踏み入れるのも初めてだった。

第一印象は「常識外」。パチンコ客からは常識かも知れないが、パチンコ未経験者の目にはそう映った。

「こんな環境で我慢できるのがパチンコ客。コンビニは万人が行くところだが、パチンコは万人が行くところではないことが分かる。お客さんを増やすには、まず、万人が入ってもいい環境でなければならない。隣との距離も近すぎる。30センチ以上は間隔を空けて欲しい。接客がよく出来ていることが、顧客満足だと勘違いしている」(担当者)

未経験者ならまず驚く店内の騒音と遊技機の眩しい光、さらにタバコの煙には閉口した。今は、全面禁煙でタバコの問題は緩和されたが、騒音・殺人光線問題は一向に解決されていない。

自信のある接客に関しても、よくできているように見えたが、従業員のレベルのバラツキは酷かった。また、「このパチンコ台のゲーム性は?」という質問に答えられるスタッフはいなかった。ホールのウリものは遊技機なのに、機械特性が説明できない。チェーン店を何店舗も回ったが「詳しい担当を連れてきます」と役職者が出てきた。特に新人なら答えられるはずもなく、そういう場合は初心者マークをつける必要がある。

その他の気づきは、玉が床に落ちていても拾おうとする従業員はいなかった、あれだけの騒音の中だから接客中の声は聞こえない、すれ違いざまにいちいち頭を下げられることは居心地が悪い、駐車場の幅が狭くて車が止めづらい等々。

接客至上を盲信しているホールほど、パチンコをやったことのない人たちからすると、とても顧客満足が得られる環境ではないということを業界人は強く認識しなければならない。



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