皆様のNHKは公平中立であらねばならないという立場から、当時はニュースでさえ企業名が出ることはなかった。
時代の変化と共にNHKも変ってきているが、驚愕するぐらいに変貌しているのがEテレだったりする。チャンネルをザッピングして時に偶然「ねほりんぱほりん」という番組を観た。派遣型風俗のドライバーが、デリヘル業界の実態を明かしているのに腰を抜かした。
この番組のコンセプトは「人形だから話せる!? 人形でしか話せない!? 人形劇×赤裸々トーク」でMCもゲストも人形になって、あまり表には出てくることはない業界を深堀していく。
この番組で明らかになったのが、風俗業界へ入る理由は大まかに3つのパターンがあることだった。
■ホストやアイドルに嵌り男に貢ぐパターン
カネになる風俗で働くものの、元々好きではないから働いていてもストレスが溜まる。その発散のためにホスト遊びに嵌る。ホスト遊びはおカネがかかるので、さらに風俗で働く…無限連鎖地獄に陥る。
アイドル好きは全部のコンサート会場に足を運び、グッズも買い漁る。1回のコンサートでは70~80枚のチェキを撮り、アイドルに貢ぐ。その原資は風俗で稼がなければ足りない。
■生きるため
無職や借金、さらにはバイトのシフト減などで生きるために日払いのデリヘルは魅力的だ。生きるため、おカネのために働くのが風俗だ。日給をもらって「これでやっと生きていけると思った」と切迫した生活だった子も少なくない。
■天職
元々Hが好き。100人に1人ぐらいは「天職」とばかりに嬉々として働いているケースもある。
こんな赤裸々トークが展開される。民放のバラエティー番組よりはるかに面白い、と思った。
その他、バリバラでは下半身に障害を持つ若い女性のお漏らし問題も衝撃的だった。下半身が麻痺しているために尿意や便意を感じない。出演者は美系の人ばかりだったが、1週間分を排せつするのに5~6時間もかかるため、ウンコ休暇をもらっている人から、いつもおしめの様に大きい尿取りパッドを付けているために、カワイイ紐パンが履けないなどと乙女の下の事情を赤裸々に告白していた。下の悩みをテレビでやることに意義がある。同じように悩みを抱えている人はこれで救われたりする。
2011年5月末まではNHK教育テレビ、と実に固い名称だったが、Eテレに替わって10年余りでここまでチャレンジするとは思ってもいなかった。今、日本で一番攻めている局はEテレである。
時代の変化と共に変わらなければいけないのがパチンコ業界なのだが、過去の成功体験が通用しなくなり、変わろうにも変わり方が分からなくなっているのが、今のパチンコ業界の現状だったりする。
例えば、新規出店する際の市場調査がそうだ。出店地域の人口や駅の乗降客数、競合店数などで出店を判断したが、そのセオリーが通用しない。旧来の方法で出店した結果が失敗に終わっていることもある。今までのやり方を踏襲してもダメだ。それだけ、遊技人口そのものが減っているということで、パチンコに興味を示さなくなっている表れでもある。
コロナ禍で稼働は下がる一方で、コロナ前に業績が回復したホールもあまり聞いたことがない。釘を開けたから稼働が上がる時代でもない。その手法は遊技人口が多い時だから通用したぐらいでしかない。コロナ禍で給料は下がればパチンコどころではない。
業界首脳がパチンコの依存症対策の方法として個人認証の統一カードを提案していた。自己申告で来店回数と使用金額を設定すれば、「月5万円しか使わないと設定すれば、5万1円目から機械が動かなくできる」と持論を展開していた。この月5万円という設定感覚が世間一般からかけ離れている。こんなにおカネのかかる遊びでは遊技人口は増えることはない。1万円もあればひと月遊べるぐらいじゃないと給料の上がらないサラリーマンは遊べない。
日工組が昨年6月から「パチンコのイメージ向上」を目的に大正大学表現学部の中島和哉准教授のゼミと共同で、学生たちと業界のイメージ向上を考えるプロジェクトを実施している。遊技人口が増えない理由の一つにパチンコのイメージがあまりに悪すぎるために、パチンコをやらない学生がどうすればパチンコに興味を示すようになるかの研究だ。
学生たちから数々の提案があったが、実際に取り入れなければ、業界は変わらない。パチンコ業界にはEテレのように攻めの改革を期待したい。
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