パチンコ日報

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ゲームセンターでのニーズがある機械は中古価格が落ちづらい

最近、ゲームセンターでのパチスロコーナーの機種構成を見ています。



最近の機種では、北斗の拳とぱちスロAKB48が設置されています。



ぱちスロAKB48はうちのお店よりも設置が早かったので、驚きました。



ゲームセンターに設置されるような機械は、ホールでの稼働が悪くても中古価格がなかなか落ちません。



実際、モンスターハンターはホールでの稼働は今一つだったのですが、ゲームセンターでのニーズがあり、中古価格がなかなか落ちませんでした。



また、ぱちスロAKB48は今でもゲームセンターニーズがあり、ホールでの稼働状況は今一つなのに、中古価格はいまだに30万円前後で動いています。



逆に去年の秘宝伝はゲームセンターニーズが少なく、ホールでの稼働状況が悪かったので、中古価格が暴落しました。



ゲームセンターはパチスロの新台の展示会や試打に行くわけではないので、コンテンツ力だけを目安にパチスロ機の購入を決めています。



私見で、ゲームセンターが導入しそうな機械としなさそうな機械をイメージしてみました。



導入しそうな機械



吉宗

モンスターハンター

北斗の拳

ぱちスロAKB48

番長





導入のなさそうな機械

エウレカセブン

花の慶次

マジカルハロウィーン

銭形

ガンダム

サラリーマン金太郎

獣王

バジリスク

秘宝伝

忍魂

緑ドン



ゲームセンターに導入されそうな機械は、ホールでの稼働が悪くても、中古価格が落ちづらいので、導入しても、あまりリスクはありません。



ゲームセンターでのニーズが少ないエウレカセブンや花の慶次、銭形といった機械はゲームセンターという受け皿が少なく、ホールでの稼働が悪かった時は中古価格が暴落してしまう危険性があり、リスクが高いので、導入台数を少な目にしています。



吉宗よりもコンテンツ力で劣る番長がゲームセンターニーズがあったので、吉宗も間違いなくゲームセンターニーズがあります。



また、先日発売されたモンスターハンター4がゲーム業界では異例の200万本以上売り上げたことを考えると、今でもモンスターハンターというコンテンツは生きていて、ゲームセンターニーズがあると思います。



吉宗とモンスターハンターは中古価格が落ちづらく、リスクが少ないので、機械の出来云々は関係なく、多目に導入しようと思っています。







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4金種サンドがパチスロを高級な遊びにした

元々、パチスロは千円サンドしかなかったのですが、千円あたり20ゲームしか回らない初代ミリオンゴッドの登場があり、1万円札の入る4金種サンドが普及していきました。



今のAT機を打っていると、4金種サンドは便利だと感じますが、この4金種サンドがパチスロを高級な遊びにした原因だと思っています。



パチスロを打つ時、ほとんどの人が4金種サンドに1万円札を入れます。

そもそも、4金種サンドが導入された店舗では、1万円札を千円札に両替する両替機が撤去されましたので、必然的に4金種サンドに1万円札を入れざるおえません。



4金種サンドの前は、パチスロは千円からの遊びだったのですが、今や1万円からの遊びという感覚になり、パチスロの敷居を上げました。



パチスロをしたことのない若者が、まわりの人がサンドに1万円札を入れているのを見たら、どう感じるのでしょうか?



間違いないなく、パチスロは高級な遊びだと感じます。



実際、4金種サンドになってから、千円札を入れることなく、ボタン一つでコインが出てくるので、お金の使うスピードが速くなり、金銭感覚がなくなりました。



千円サンドの時は、ビッグが等価交換で6千円前後なので、6千円で止めようとしていたのですが、サンドに1万円札を入れると、そのまま1万円まで打ちきってしまいます。



また、4金種サンドにお金が入っていると、むやみにトイレにも行けません。



そのままにして、トイレに行って、ハッとしたことや精算を忘れたことが何度もありました。



私のパチスロ専門店では、4金種サンドを導入していません。



私のお店では、お客様に金銭感覚を失ってもらいたくありません。



ゆっくりと千円ずつ遊んでもらいたい。



取り忘れたサンドのお金でお客様どうしのトラブルもあってほしくありません。



時代遅れや設備投資の出来ないことでの負け惜しみのようになっているのかもしれませんが、万券サンドのないパチスロ専門店であり続けたいと思っています。



※パチンコレジャー白書などで遊戯人口が減っているのに売り上げが横ばいとなっていますが、4金種サンドの普及やパチンコでも一物一価により、等価交換が増えたので、サンドに残った分をボタンを押して、そのまま換金することが増えました。



この流れで売り上げがあたかも上がったようになっているだけです。

数字のマジックだけで、パチンコ業界の売り上げは確実に下がり続けています。







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5年後を見据えた割高営業

遊技人口の減少、消費税アップ、店舗の大型化など、パチンコ業界を取り巻く環境は厳しさを増していきます。



おそらく、5年後には廃業に追い込まれる店舗が増えるでしょう。



特に、中小店舗は厳しくなります。



中小店舗が生き残る手段は割高営業しかないと思います。



大型店舗はスケールメリットを生かし、新台を大量導入します。



中小店舗が大型店舗と同じように機械を購入して、同じ割数で営業をしていけば、大手と何も変わらないので、遊戯環境や規模の論理から勝ち目はありません。



しかも、機械代は高騰し続けています。



サミーのエウレカは4台以下だと1台あたり45万円と3年前と比べたら、2割前後高くなっています。



50万円に近づくのは、時間の問題といったところでしょう。

1ヶ月持つか分からないような新台を1台あたり45万円で購入していったら、間違いなく、破綻が待ち受けています。



中小店舗は大手がやらない営業スタイルを確立しなければなりません。



大手がやらないこととは、新台を買わずに割数を上げることです。



大手は集客するために新台を導入します。



機械代や投資した設備などを回収するためや、グループ企業として、成長するために利益を確保する必要があり、ある一定の割数で営業します。



中小店舗は機械代を抑え、経費を極力減らして、割高営業をすれば、大手との差別化がされ、生き残る可能性が上がります。



今のうちからコツコツと割高営業をしていけば、5年後に効いてきます。



稼働が落ちた時にあわてて割数を上げても遅く、蓄積した負のイメージはなかなか払拭出来ません。



継続は力なり。

まさにその通りだと思います。



魚がいるから、その場の利益のために、乱獲していったら、最期は魚が取れなくなってしまいます。



なるべく、魚を取らないで、大切に漁場を育て上げていけば、漁場が豊富になります。



確かに、新台を導入すれば、集客して、稼働が上がり、割数を落として利益を確保出来ますが、将来的にはどうなんでしょうか?



新台入れ替えを極力抑えて割高営業をしていて、稼働の良い店舗があったのですが、新台をたくさん導入して、割数を落として、利益が上がりました。

すると、だんだんと稼働が落ちたのですが、新台を導入することを止められず、閉店に追い込まれました。



そのまま新台入れ替えを抑え、経費を抑え、割高営業を続けていれば、今でもお客様に支持され、お店は営業を続けていけたんだと後悔しています。



そのお店は、私が独立した1号店です。



中小店舗が生き残る手段は割高営業しかないと確信しています。



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パチスロコンテンツの格付け

勝手にパチスロのコンテンツを格付けしてみました。



個人的な主観なので、ランク付けが違うと思われる機種があれば、コメントをください。



【特Aランク】

北斗の拳

吉宗

番長

ジャグラー



この4機種はパチスロコンテンツの中でも別格と考えています。

この4機種はニーズが多く、中古価格も安定して高値で推移しますので、思いきって多台数の導入をしてもいいと思います。

必ず、導入しなければならない機種になります。



【Aランク】

AKB48

バイオハザード

鬼武者

必殺仕事人

ハナハナ



かなりの集客力があり、機械の出来云々でなく、確実に導入しなければならない機種。

中古価格も落ちづらく、リスクは少ない。



【Bランク】

エウレカ

カイジ

デビルメイクライ

緑ドン

忍魂

花の慶次

バジリスク

モンキーターン

秘宝伝

猪木

ミリオンゴッド



ミドルコンテンツになります。最近のミドルコンテンツは大ヒットすることはほとんどなく、中古の価格は1ヶ月もすれば5万円以下になるケースがある。

中小店舗は複数台での導入は避け、バラエティーに1台の導入で様子を見て、本当に使えるのであれば、後からの増台でいいと思います。



【Cランク】

化物語

戦国乙女

笑ゥせぇるすまん

マジカルハロウィン

学園黙示録

鬼浜紅蓮隊

攻殻機動隊



ライトコンテンツになり、あまり集客力もなく、導入しても自店での店内移動に終わってしまう機械になりますので、中小店舗では導入するかどうかは、店舗の状況を考えてから検討したほうがいいと思います。



【Dランク】

機種名はあえて挙げませんが、機歴やコアなマニアのお客様がいない限り、導入する価値はほとんどありません。





最近のパチスロの新台は液晶も綺麗になり、上乗せの見せ方や純増枚数も上がっていますが、大ヒット機種がなく、どれも短命に終わる傾向があります。



パチスロの新台が短命に終わる理由は、コンテンツの焼き増しが多く、新鮮味がなくなり、演出も単調になっていることや、どの機種も同じようなスペックになり、斬新性の欠如などの原因もありますが、一番の理由は20スロART機自体のニーズが減っているからだと思います。



20スロART機は天井が1,000G前後に設定されていて、天井に到達するまでに3万円以上かかります。



20スロART機を打ち込もうとするなら、最低でも4万円、本気で追いかけようとするのならば10万円を財布の中に入れて、パチスロに行かなければなりません。



今の時代に財布の中に4万円以上を入れて、パチスロの勝負をしようとする人がどれほどいるのでしょうか?



4号機時代は、昭和46~49年第2次ベビーブームの団塊ジュニア世代が独身で自由にお金を使え、パチスロ参加人口も多かったのですが、今は家庭を持ち、20スロを打つ余裕がなくなっています。

当時は、若年層が新台を好んで打っていたのですが、今の若年層はパチスロをほとんどしないので、20スロ新台が厳しくなりました。



今の時代、毎日のように20スロを打てる人はごく一部に限られます。



新台が導入されれば、背伸びをして、4万円以上を財布の中に入れて、新台を打ちに行くんですが、無理をしているので、永続きせず、その結果、新台が短命に終わるという構図になっています。



最近の新台ユーザーは5スロなどの低貸に落ちてくるのを待って、新台を打つ人も多くなっています。



実際、5スロの新台や準新台はニーズがあり、お客様でいっぱいになっています。



5スロだと、1万円あれば1,000Gの天井に到達し、初当りをすることが出来ますので、今の時代に合っています。



5スロのシェアは年を追うこだとに増えていき、1パチのようになっていくでしょう。



5スロや1パチは敷居が低く、それほどお金を使わなくて済みますので、昔の大衆娯楽であったパチンコ業界に戻っているように思われます。



最近のパチスロニーズは、5スロが25%、20スロ新台25%、20スロART機25%、20スロ純Aタイプ25%といったところですが、今後は5スロなどの低貸ニーズが増え、20スロ新台と20スロART機のニーズが減っていくでしょう。



こうした背景から、パチスロの新台が大ヒットすることは難しいでしょう。





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ローコスト運営

200台規模の併設店で社員を一人も雇わずにアルバイトだけで運営しているお店があります。



店舗は自社物件で家賃はなく、経費といえば、アルバイトの人件費100万円、水道光熱費50万円、その他諸経費100万円の月間経費250万円で運営しています。



機械代は1台あたり5万円前後の中古機を月間4台平均で20万円。



どれだけ多く見積もっても、月間300万円もあればお釣りがくると言いきっています。



このお店は200台規模なので、1台あたりの日粗利が500円あれば成り立ちます。



社員を雇っていないので、お店の開け閉め、日々の釘や設定、入れ替え書類の作成と提出、機械のメンテナンスまでを全て一人で行います。



この経営者は普通にホールに出て、お客様と挨拶をしたり、接客もしていて、昔の大衆娯楽であったパチンコ屋のような雰囲気をかもし出しています。



1年365日休みなく働いていて、苦ではないのかと聞いたら、「他の大手の人たちはもっとキツイですよ。私なんか空いた時間にゴルフも出来ますし、夜はお酒も飲めますから」と笑って答えていました。



このお店はお客様が少ないのですが、十分成り立っていて、このスタイルで10年ぐらい営業を続けています。



最近の新台は高額なうえ寿命が短くなっています。



また、機歴による販売や台数による納品日の遅れ、台数値引きもあり、中小店舗での新台頼みの営業は厳しさを増しています。



中小店舗が大型店と新台入れ替えで競いあっても数の論理でほとんど勝ち目はありません。



今後、遊技人口の減少や消費税アップなどパチンコ業界はますます厳しくなっていきます。



中小店舗が生き残っていくためには、売上を増やそうとする努力も必要ですが、いかに少ない経費で運営するかを考えなければなりません。



売上げや粗利の高さよりも利益率の高さが大事になると思っています。



例えば、



A店の月間売上げ1億円、粗利1,500万円、月間経費1,200万円、利益300万円に対して、



B店の月間売上げ4千万円、粗利600万円、月間経費400万円、利益200万円の場合、利益金額が高いのはA店ですが、利益率が高いのはB店になります。



A店は客数が30%減ってしまったら、150万円の赤字に転じますが、B店は30%客数が減っても黒字のままになります。



この経費の比率の違いは家賃と機械代によるものが大きく占めています。



パチンコ物件の家賃は他の業種と比べて、高く設定されているケースが多く、場所にもよりますが、都内だと200台で月の家賃300万円ぐらいが相場になります。



300万円の家賃の物件ですと、物件価格の相場が3億円ぐらいなので、利回り計算だと12%になり、家賃で借りたら、12%を払い続けなければなりません。



12%といったら、金利の高いノンバンクで借りるよりも高く、しかも、永遠に返済不能なものになります。



家賃は店舗を運営するうえで大きな負担になっているので、家賃値下げ交渉をしてもいいかもしれません。



機械代も下げて、経費を落とす必要があると思っています。



その他に、人員配備などの店舗運営の効率化をはかり、ランニングコストを落とし、損益分岐点を低くして、利益金額よりも利益率を上げることが、生き残れる手段になるのではないかと思っています。



客数が減るであろう将来を考えると、最大手ホール企業2社で生き残るのは、利益率の高いローコスト運営をしているほうなのかもしれません。







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