以前、北陸のあるチェーン店で4円貸し営業で、交換玉数50個にした直後に、依頼の話があって訪ねたことがある。
やはり、ここも「グルグル回しにするんだ!」と意気込んでいたが、アケても、アケても割数が上がらないので悩んでいた。
「もとに戻せばあがりますよ」といったが聞き入れようとはしない。
お客さま視点を強調していたが、店側思考を押し売りしたお客さま論点のすり替えに過ぎなかった。
日々、客数は激減して行ったので40個に戻した。徐々に客数も増えて行ったのを鮮明に覚えている
岐阜のある店舗でやはり4円貸し50個の営業をしたが、出玉が出てこないので、早く来てもらいたい、とのことで、出張先ではあったが翌朝の8時過ぎに現場に入った。
見たら12.50の釘・・・
お客様はまばらでシ~ンとしている。
全機全台を13.00アケから始めてバランスを取りはじめたら、客数はもどって平均で5割ほどに推移。
ピーク時7割までに伸びたので、そうりゃ、喜ばれたことがある。
まわり過ぎだからいいのか
ヘソゲージサイズは12.50。
今日から平常営業なのでワンランク落としたのだろう。
昨日まで12.75だとしても、200%営業がネックになっている。
この地域性からして1パチに定着する加速度は、難波や心斎橋や梅田の比にならない。
低所得者の多い土地柄なのだ。
だからイチパチのグルグル回しの200%なのか!?
それはちょっと違うのではないか。
低所得者の多い土地柄だから見返りがほしいのである。
でもMAXやミドルはいらない。
これでは競合と独自化をはかれない。
庶民の娯楽観を逆手に取ったつもりだろうが、庶民感覚を実は理解していない商売人のズルサが垣間見える。
1パチの200%に安売り感はない。1パチの200%はボッタくりだ。
1円営業の200%と、4円営業の200%のどちらも賭博感がないからだ。
まともに稼働していれば、利益は大きい。
1パチの100%と200%は換金に倍も違うからだ。
ちょっと、シメれば利益が出るからリニューアル5日にして、集客は終わった。
ハンドルを握り締めながら、ズッと考えていたが・・・
何で自滅することがわかっていなかったのか!?
作戦の手立らしさが匂ってこないのだ。
偶然にも1円等価のフアンに出会った
この日の朝、8時28分に京都からの電話。
「くやしくて悔しくて・・・電話してしもうた(泣き泣き・・・)」
MAX黄門ちゃま(同じ台)に4日間も通ったが惨敗!
4日目だからもう吹くのではないかと・・・
今時期は自粛で全国的にイベント時期である。
1パチで等価営業でも釘は開いている。とは、いっても保留2~3個を行ったり来たりで4個記憶することもあるという状況である。
1080回目で4レンちゃん。100回で1回、200回で2回と大当たり。
それから上向くかと願って、500回まわしても来ない。
ところが7.000円突っ込んで7.000円を戻したのだ。
ここにフアンの呟きがある
1円等価ならは戻せる・・・と。
この店は規模こそ、ちいさいが稼働はいつも50%を超えている。
ここには作戦の仕掛けがホールいっぱいに踊ってみえる。
庶民の娯楽観のタッチが絶妙なのだろう・・・
今後も稼働を重視した低貸玉専門店や償却期間の短い居抜き型出店が頻繁になっていくであろう。
そんな時に、もう一息ついで考えてもらいたい。
了
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