パチンコ日報

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克己

人間、まず何よりも健康が第一です。ましてや、われわれのように第3次産業で働いている人間が病弱では、サービスが勤まらないばかりか、お客に逃げられてしまいます。



昔からひ弱な英雄などいたためしはなく、胆力とは、すなわち、みなぎる健康ということです。



学生時代は足したり引いたりの加法、減法だけでしたが、世の中に出るとそれに掛けたり、割ったりの乗法、除法が加わります。さらに、成果を出すには頭カケル体力、これが行動力につながります。



大学へ行かなかった私が社会人になった時、初めて人の半分もない能力を知り愕然としました。



サラリーマンの法定労働時間は8時間ですが、人の倍やらなければ勝てないと思い、16時間頑張ることに決めました。



以来、今日まで28年間続けています。計算すれば56年間働いたことになります。



ちなみに、今朝も2時半に起き、歩いて出社。



3時から30分ジョギング。その後で30分プールで泳ぎ、そして腹筋150回、腕立て伏せ70回の後、サウナへ入り、最後に水風呂で仕上るころが4時半過ぎ。



毎朝、こうして仕事にかかっています。おかげでカゼも引かず元気にやっています。



当社の合宿研修でも朝3時に起床し、3時半からジョギングさせ同じようなメニューを与えています。



中には朝が早いから研修は嫌だ、とこぼす連中も入るようですが、夜更かしするから朝寝坊するわけで、だいたい夜行性の動物にロクな奴はいません。



率先垂範はリーダーの絶対条件ですし、自分でできもしないことを人に命令しても裏切られるばかりです。



どんな仕事でもよい結果を出すにはそれなりの苦しみが伴います。



そのためにも自分の体を痛め付けるようにして鍛え、体力増強に努めてきました。



労働と鍛練は同じ肉体エネルギーの燃焼ですが、労働が疲労を蓄積させるのに対し、鍛練はストレスを発散させ心身をリフレッシュさせてくれます。



「人に勝とうと思うなら、まず己に克て」という言葉は真実です。



自分が自身に勝ちさえすれば人も従います。



それは会社の経営が計画どおりに捗る、ということでもあります。



数年前、地元の建設業者がパチンコ業界に参入してきました。その時、私は「この店は潰れる」と断言しました。



ナゼならオーナーが現場に立ち陣頭指揮も取らず、経営は第3者任せ。



いくらお金をかけて豪華な店を作っても、守るべき人を育てなくて経営できるはずがありません。



オーナーがやらなければならない最大の仕事は、その時点でかき集めた従業員を思い通りに動かす――その教育につきます。



案の定、その店は何年もしないうちに潰れました。



何も私が言う教育とは難しい高等数学を教えることでもなければ、経済学を論ずることでもありません。



社員達と共に走り、共に汗を流し、共に食べ、共に寝て、心服してくれる私の分身を何人育てられるか。



これに尽きるのです。



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