やはり人事を担当していた関係から、熱海で4泊5日の本田技研賃金体系セミナーを体験したのを初めとし、労務研究会、人事問題研究会など案内のたびに片っ端から出席。
九州生産性大学へは3年間通いました。
こうした中で特に強烈なインパクトを受けたのは、地獄の特訓として恐れられた「人間形成セミナー」です。
それまで、ケンカをしても人に殴られたことがなかった私が、ガツンと一発くらい「この野郎!」と椅子を投げ付けてやろうと思う前に、私の気配を察した相手になおのこと散々叩きのめされてしまいました。
3日3晩、一睡もせず、一食も食べず、一番弱り切った状態の中で懇々と諭されたのですが、それでもなお反抗したところ、またも「バーン」とやられました。
物凄い鼻血が出ました。
「お前は血の気が多いから、その血を出せ!」と罵声が飛んできます。
床は血の海で、泣きながら止めに入った仲間に抱きかかえられたので、その場は収まりました。
退所の日。
「お前は俺に槍を突き付けた。30数年間ずっとそうやってきたのだろう。そういう我を殺せ! お前が今までで一番世話をかけたから受講料は3倍払え」といわれました。
顔は腫れ上がり、目まいはする。
1ヵ月ぐらい病院へ通ったほどです。
院長先生も不思議がるので事の次第を話しました。
「今時分そんなバカなことがあるか」
「いや、あるんですよ。紹介しましょうか」
「いやだよ。俺は行かん」と苦笑です。
人間、極限のドン底状態に落とされても、持って生まれた性格はなかなか直らないものです。
3日3晩、寝なくても、食わなくても俺は死なない、ケンカしても負けない、という変な自信が付きました。
反面、こんな効果もありました。
それまでは人の意見を聞くのがまどろっこしく、会議でも「それは違う」と一方的に押しまくっていたのですが、皆の意見をよく聞き、出尽くしたところで総意をまとめて結論を出すようになりました。
人間の幅が出てきたというのか、心に余裕が生まれるようになりました。
実際、人間形成セミナーでは犠牲者まで出ましたから、これに比べると他のセミナーは甘っちょろく、屁みたいなものに思えるものもあります。
しかし、何事も学ぶ側の姿勢が大事です。個人的に同業他社を訪問し、貴重な意見を聞くこともあります。その中で印象に残っている言葉が2つあります。
1つは、
「人は社内で育てるもの。他から連れてくるものではない」
もう1つは、
「人事担当者に机はいらない。現場に立って皆と汗を流せ。そこに必ず問題がある。仕事の中で共に学びながら、態度で示すのが一番の教育だ」
私がそれなりの成績を収めているのも、教わった通りに実践してきたおかげだと感謝しています。
この言葉に間違いはないようです。
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私も人事を担当していますが、ほぼすべてに賛同できませんでした。
この方のエントリーすべてに疑問に感じるところが多々ありましたが、さすがにひどいと思う内容でしたのでコメントさせていただきます。
記事中にあるようなセミナーがあるのなら、私だったら刑事事件として訴えを起こします。
限界、極限を味わうことになんの美学があるのか理解できませんが、そんなことをしなくてもいい会社は作れます。人を育てることもできます。
しかも、そのセミナーで得られたという効果は、ある程度の年齢とポジションを経験すれば、よほど無能な人でない限り自ずと身についてくるものではないでしょうか。
そんなものに参加する必要があるのは、犯罪者くらいしか思いつきません。
これをみて思うのは、このような考え方の人がいる会社に入らなくて良かったということ、それだけです。
それぞれの会社、人事に理念や教育方針があって然るべきとは思いますが、おそらくついていけずに辞めていった人のなかにも有能な人はたくさんいたことでしょう。
このような不躾なコメントになり申し訳ありませんが、本音を吐露させていただきました。
ピンバック: Unknown
僕もこのシリーズ賛同しかねます
ごり押しみたいな感じ
自慢話にしか聞こえない
戸塚ヨットスクール?
厳しいだけで人材が育ったりはしませんよ
厳しさが必要な人間もいれば逆に働く人もいます
異常な厳しさは
とんでもない憎悪と犯罪をおこしかねませんよ
ピンバック: Unknown
この記事はあくまで、ご自身がどのような研修・教育を受けたか、
課したのか、ということです。
前記事でも述べられてましたが、己に厳しくなければ、ひとに厳しくは
できない(優しくなれない)ことを、経験として仰っているのだと思いますよ。
どうしても、気になるところだけに目がいきがちですが、拾わなければ
いけない要素も多分にあると思いますので、冷静に読み返してみましょう。
ちなみに、私の前の会社でも、上司が〝地獄の特訓〟に行きました。
ひとりは、その後、精神的に参っていたようで、2ヵ月後に
心臓麻痺で亡くなりました。
まぁ、それが原因ではないでしょうが、企業として研修を薦める側も
きちんと、検証したうえで行うべきと思います。
ピンバック: きんたろー
強烈な不安感とストレス 恐怖感は心疾患に起因するのは医学的に証明されています
このようなアホなエントリーはエゴイズムです
自分はこれに耐えて成功したからお前らも耐えてみせろと言わんばかり
ピンバック: Unknown
この専務の下陰で、人知れず泣き、退職していった、多数の人間がいて、この専務の成功は、その犠牲の上にたった、恐ろしい廃虚である
ピンバック: Unknown
このシリーズは
パチンコ業界にプラスになりません
マイナスなだけです
読んで気分が悪い
ピンバック: Unknown
地獄の特訓を肯定しているわけではないのに、どうしてそんな意見が出るのか。そういう体罰的な教育を否定していることが読み取れませんか?
で、実際、この会社が地獄の特訓的な教育をしている、と誤解されているのでは?
合宿では朝は早いけど、殴ったりするわけではないですから。
ピンバック: 営業1号
>そういう体罰的な教育を否定していることが読み取れませんか?
一般的な国語力はあるつもりですが、読み取れませんでした。私の感覚では、どう見ても肯定しているようにしか見えません。
誤解というのであれば、10人中8人、9人が誤解してしまう表現をしていることに大きな問題があるのではないでしょうか?
自分自身の教育理念と真逆でしたので、ついついムキになってしまいます。
ピンバック: Unknown
私も、10:17:20サンの意見に同じですね。
読み取れ感じるのは、この書き手のオナニーだけです。
ピンバック: Unknown
同じです
肯定してるにしか読めません
オナニー専務は勝手に酔ってたらいい
日本は北朝鮮じゃないんだよ
自分の息子が企業に虐待もどきの研修やられたらどう対応するんでしょうかね?
ピンバック: Unknown
拝読していて感じるのは、これかK専務さんの回顧録ですよね。
昔の経験談を書いておられる。
だから今の社会には合わないのかも知れません。
きんたろーさんがコメントに書かれている様に、K専務さんの経験談のお話であるので、そうやって読めば見方も変わってくると思います。
また他様のコメントにあるように、拝読していて疑問を感じる文体かもしれません。それは人それぞれの感じ方があるので、否定も肯定もしません。
その様な感じ方から出てきた、皆様のコメントの内容は本当に重要であり、勉強になる内容だと感じます。
私が旧ブログに寄稿を始めた頃、何回かのコメントに「上から目線」と言う言葉がありました。
確かにそう感じても仕方ない文章もあったと思います。しかし、それはそれで反省しましたが、人に何かを伝えたい場合、問題点をあえて投げかけたり、自分を上げたり、自分を落としたり、そんな事が重要な時があると思うのです。だからK専務さんの意図が、そこら辺にあるのならば、これだけのコメントが付いたので成功しているかも知れません。
どの様なコメントでも、その人のご意見なのですから、重要な事にかわりはありません。
そんなコメントが出るこのブログはだから面白いと思います。
読者の皆さんのコメントと営業1号さんに感謝して、いつも拝読しています。
ピンバック: 元店長