パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

桶のタガ

新入社員を迎える春は、どこの企業も教育に熱心になり、研修センターも盛況です。指導の成果は清掃や草取りなどボランティア活動にすぐ現われます。



確かに私どもの社員の動きは違います。



それを見たある会社の常務が「同じように研修しているんですが、どうしてこんなに差が出るのでしょうか」と感心しきったように聞いてきました。



そこで私はこう答えました。



「実は朝4時半からジョギングを始め、何でもスタートの5分前に集合します」



「いや~、そんな厳しい教育をしたら、ウチは全員辞めてしまいますよ」と怪訝な顔つきでした。



「常務さんそれは逆ですよ。厳しく指導しないから辞めるんです」といいましたが、理解してもらえなかったようです。



例えば、桶は板一つ一つはバラバラですが、タガをはめて初めて水が漏れません。同様に意思統一を図る心の規制、いわゆるタガが教育だと思っています。



仕事であれ、スポーツであれ、芸能であれ、また勉強であれ、レベルアップするためには、それなりの痛みと苦しさが伴うはずです。



レベルアップに妥協は許されません。



何事も苦しみを乗り越えてこそ大きく成長するもので、楽をして会得するものは何もありません。強いてあるとすればそれは「堕落」だと思います。



ある年、社員研修でドッチボールをしていると、小学生たちが「ぼくたちも入れて」とやってきました。



「君たちでは相手にならない」といいましたが、「おじさんなんかには負けない。すぐやっつけてやるよ」というので仲間に入れましたが、こちらも相手が子供だからと手加減などしません。目一杯投げつけてやるとキャーキャー逃げ回りましたが、何回も全滅させました。



その後で、一緒に風呂に入り、背中を流し合ううちに、ある施設の生徒であることが分かりました。



夕食時に「何杯ごはんが食べられるか挑戦してごらん」というと、14杯もお代わりする子がいて大笑いでしたが、すっかり仲良しになりました。帰り際「これからもがんばれよ」といって見送りました。



研修センターでの出来事がよほど楽しかったらしく、親御さんから「良い想い出を作っていただきありがとうございました」とたくさんの手紙が届きました。



答礼に施設を訪問したところ、卒業式にも招待されました。



これも子供だと甘やかしたり、見下したりせず、人間として対等に接したからだと思います。



普通、教育というと文部省あたりのお役人か先生にしかできないように思いがちですが、教育とは皆と裸で寝ることだと思います。一緒に遊んで、一緒に食べて、一緒に寝る。



私は、研修センターというホームグランドでわが社の社員たちと一緒に寝泊まりし、一生懸命遊んできた「ガキ大将」だったと思っています。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. Unknown

    営業さんの米を読んで、言いたいコトは分かったが

    文章から出ているニオイがオイラには合わない

    読んでみてワクワク感がなくて

    とても後味が悪い

    そう感じている人は多いと思う

    それなら読まなければと思う

    だからこの人の話が終わった頃にまた来ます

    いつ終るの?
    Unknown  »このコメントに返信
  2. ピンバック: Unknown

  3. Unknown

    Unknown (Unknown)

    2009-08-28 10:26:16



    文体が気に入らない、ニオイが合わない。後味が悪い。ということは、普段から【自分の気に入ったもの】ばかり追いかけてるんですか?



    ということは人事について、自分の気に入った部下しか集めないということですかね。



    このシリーズが始まってから、甘ったれが多すぎですね。



    だからパチンコ業界は・・って罵られるんですよ。
    通りすがり  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 通りすがり

  5. Unknown

    この専務は優秀とは言いがたいんだよ 

    指導者の経験がある方ならわかるだろうが 

    厳しくしてはいけないタイプもいます 

    個々の潜在能力を引き出す手法を持つのが優秀な指導者です 



    この社会主義の専務は 

    自分のやり方だけしか脳内にはなく 

    やり方についてこれない人間は切り捨てるのが当然と考えるんでしょう 

    そう捉えるしか見えないエントリーだから批判がおこるんです 



    こんな人が学校教育に関わったらどうするんでしょうか? 

    体罰に近い手法と勉強についてこれない生徒を切り捨てる教育でしょうか?  



    お宅の社員は優秀ですねと他の方から誉められて悦に浸る 

    それが嬉しいだけではないですか? 

    文体に問題があります 

    このような腐った人間性に厳しい教育云々を語る資格はありませんね
    Unknown  »このコメントに返信
  6. ピンバック: Unknown

  7. Unknown

    Unknown (Unknown)

    2009-08-28 12:31:32



    そういう貴殿もいまここのコメントでご自身の我を貫いてることに気がつきませんか。



    この専務は優秀とは言いがたい

    >この専務にお会いしてお話されたことがあるんでしょうか。



    そう捉えるしか見えないエントリーだから批判がおこる

    >私はまだどちらにも転べません。最後まで読んでいないので。



    こんな人が学校教育に関わったら

    >学校教育に置き換えた理由はなんでしょうか。学校教育者が優秀だというソースでもあるんですかね。せいぜい検索しても不祥事・性犯罪がほとんどでしょう。



    気に入らない内容でも反面教師という言葉もあり、自分なりに噛み砕いて読めば、マイナスばかりじゃないのではないかとか考えたりします。



    逆に自分がいいと思った内容でも、間違った点はないかなどを模索することでプラスになったらいいじゃないですか。



    頭ごなしに嫌だ嫌だというのは、子どもとなんら変わりない。
    通りすがり  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 通りすがり

  9. Unknown

    通りすがりさんは相変わらずですね 



    ならばこの専務の全てのエントリーを読んでみたらわかりますよ 



    バカな社長やバカな男なんて発言が指導者ですか? では自分の嫁さんはワシが優秀だから優秀と言いたい? 

    このアホ専務こそ聞く耳をもたないワガママな人間でしょう?
    Unknown  »このコメントに返信
  10. ピンバック: Unknown

  11. Unknown

    >>バカな社長やバカな男なんて発言が指導者ですか?



    決して個人攻撃ではありませんし、人それぞれ長所・短所はありますよ。

    そんなこといってたら、公共の電波で〝国〟に対し大胆な発言をされてる

    〝某府知事〟はどうすんですかw



    まぁ、外野がつべこべ言っても、45店舗までに拡大されたのは

    事実でしょうから。

    架空論もでてますが・・w



    要は、厳しさの中から〝喜び〟や〝進歩〟が生まれるということでしょう。
    きんたろー  »このコメントに返信
  12. ピンバック: きんたろー

  13. Unknown

    模範的な管理者ばかりが成功するわけじゃないと思いますよ。



    型破りな管理者が成功した事例として読んでいます。
    あらら  »このコメントに返信
  14. ピンバック: あらら

  15. Unknown

    この専務は自分の分身をいかに作れるかとあるが 

    この書き方がすごくきたなく感じる 



    自己利益に走りたいエゴが出ている 

    社員の事なんか考えてない

    厳しく教育して自分の都合よい人間だけを欲する 



    人間の内面的にある本音だろうが 

    本音を正論にするために自己を考えを美化する 

    汚い人間だ
    Unknown  »このコメントに返信
  16. ピンバック: Unknown

  17. Unknown

    皆様コメントありがとうございます。

    拝読していて勉強になります。



    ちょっと綺麗ごとを書きますがお許し下さい。



    皆さんのコメントは、どれもごもっともだと思います。



    それぞれのコメントの違いは、このシリーズを読んでいるスタンスの違いだと思います。

    スタンスとは、今までの自分の仕事環境や、今まで自分の上を通り過ぎた上司の質、仕事上の経験値など、それらの違いからくるもので、誰の意見が良いか悪いかでは一言で語ることは出来ないでしょう。



    私は営業(自動車販売)の経験があります。最初の上司(販売課課長)は一言で書けば「モーレツ人間」。会議中にガラスの灰皿が飛んで(投げて)来ました。その課長は、全国販売成績が1位になった事がある人でした。私たちがノルマを達成出来ないと、サービス残業や代休なしの休日出勤を強要してました。

    そんな上司の下にいたので、この専務さんの話は正直に書くと「この程度」か、と思います。

    この程度とは、まだまだ凄い上司がいるゾ!と言う意味です。

    もうお分かりでしょうが、皆様の経験値によって、見方が変わると言う事です。



    つまり、これだけのコメントを入れていただく理由があるという事です。



    私がこのシリーズを読んで、この時点で感じている事は「この専務さんは不器用な人だなぁ~」と。その意味はいくつかあります。多分、自分のそれまでの経験が、この専務の自信につながっているのでしょう。また、会社を束ねている立場にある人ですので、その点を考慮して書くと、この専務さんの会社の人材は、最初から出来上がっているのではなくて、どーにもならない人材が多い時期がスタートだったのかも知れませんよ。

    そう想像すると、この時点では、このシリーズの最終回の文末まで、読んでみないと分からない事が多いと感じます。



    だからコメントを入れている人の意見が、この段階では、誰のコメントが良いのか判断できないと思います。
    元店長  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 元店長

  19. Unknown

    この人の寄稿の連続掲載は辛いので不定期にしてはどうですか?

    それと元店長さんは、これを読んだ本音はどうなの?
    Unknown  »このコメントに返信
  20. ピンバック: Unknown

  21. Unknown

    基本的に記事がないから 引っ張りたい気持ちもわかりますよ 



    だけどこれはひどい 

    夜中3時に起きて頑張る自分の分身を作りたい? 



    社員の人生を潰したいの? 

    その社員に介護が必要な親がいても3時に起こすの? 

    自分はこうやったからお前らもこうやれ 

    思い上がりにも程があるって 

    Unknown  »このコメントに返信
  22. ピンバック: Unknown

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