こうした中、郊外型ホールを運営する店長は頭を悩ませていた。来店客の多くはマイカー利用者であり、ガソリン代の上昇が来店頻度の低下につながるのではないかという不安が拭えなかったからだ。
机上の空論で悩むよりも、まずは現場の声を聞くべきだと判断した店長は、スタッフと手分けして常連客約30人に直接ヒアリングを行った。
そこで返ってきた答えは、予想とは大きく異なるものだった。
多くの客は通勤に車を使っており、仕事帰りにそのままホールへ立ち寄るという生活スタイルが定着していた。
つまり、車はあくまで「通勤手段」であり、ホール来店のためにわざわざガソリンを消費しているわけではない。そのため、ガソリン価格が上がったからといって来店頻度が落ちることはない、という声が大半を占めた。
さらに興味深かったのは、「ガソリン代が上がっても打ちたい気持ちは変わらない」という率直な本音だった。常連客の生活の中にパチンコ・スロットがしっかり組み込まれていることが浮き彫りになったのである。
まさに「案ずるより産むがやすし」。外から見ているだけでは分からない実情も、現場で直接声を拾えば意外なほどシンプルな答えにたどり着く。
店長はこのヒアリングの中で、もう一つ重要なヒントを得ていた。それは、仕事帰りに立ち寄る客の多くが「小腹を空かせている」という点だ。
同店には飲食設備がなく、軽く食べられるものが欲しいというニーズが潜在的に存在していた。
「パンでもあればいいのに」
何気ない一言だったが、これが新たな企画のヒントとなる。
店長は総付け景品として菓子パンを配布するアイデアを思い付いた。菓子パンであれば1個あたり200円以下に抑えられ、コスト的にも現実的だ。シンプルながら、これまで盲点だった。
実際に常連客からは「無料でパンがもらえるなら、その日は必ず寄る」といった前向きな声も上がり、導入への後押しとなった。
結果として、ガソリン価格の高騰という逆風が、顧客ニーズを掘り起こすきっかけとなった。外部環境の変化をただ嘆くだけでなく、それをヒントに変えられるかどうか。
ホール経営において重要なのは、やはり現場の声に耳を傾ける姿勢である。
追記
本日のエントリーを読んだ複数のホール関係者から「菓子パンは盲点だった。目からウロコ。早速採用したい」、「これまで近所の和菓子店の商品やエナジードリンクを配っていた。菓子パンなら100円以下でも買えるので、月1回が月2回は開催できる」などとの声が届いた。
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凄い不思議。パンより出玉だと思うけど。
ピンバック: 換金禁止
ピンバック: パスト
パチンコ屋にパチンコしに行って出玉無くパンもらって満足して帰るなんて極々一握りです。
おそらく最初から出玉以外の観点でのヒアリングでしょう。
出玉混みでのヒアリングなら大多数がもう少し出玉が欲しいとなるでしょう。
ピンバック: こんなの当たり前ですよ
早い話が出玉出せ!って事だよw
ピンバック: 通りすがりの風来坊
ピンバック: crazydoctor
何食用意して廃棄分はどうするのか
なぜ今までパンを配った前例がないのかきになる~
ピンバック: 裏道通行人
手渡しされるところはその時にいらないと断りますが、台横に勝手に置いていく店は仕方なくもらった上で、駐車場とかに捨てて帰ります。
みなさんよくパチ屋なんかでもらった食品を口にできますね。
ピンバック: 哲学的ゾンビ
ピンバック: パスト
こっちは1分間に500円使うのに…総付景品でパン1個かよwww
パン食い放題で200円の間違いだろwww
ピンバック: 通りすがりの風来坊
だれもこたえないのか、書いても意味ないからだれも入れないのか。
ピンバック: 定年リーマン
配布日は営業中少なくなると常に補充しており私が行く夕方でも必ず貰えますがエナジードリンクを必要としない私といたしましては非常に微妙な感じ(^_^;)
基本お一人様1日1本なのですが別にうるさく無く何本も飲んでいるであろう人を見ると心配になりますな(^_^;)
ちなみに今私が通っているのはマイホでは無く海系がバツグンに強い設置台数一番店なのですが夕方には既に総付け景品配布は終了しており貰った記憶ありません…
たかが総付け景品とはいえ好感度みたいな物はマイホの方が私の中では上ですな(´д`)
ただし今は海極ジャパンが気に行っているんで行かないけど(・∀・)
ピンバック: 見守る者
周辺に玉を出す店がないのであれば、
「出玉もパンもない店」と「出玉はないがパンはある店」の選択でしかない。
ピンバック: 疲れ目