生成AIがプレイヤーの感情を読み取り、勝つ気満々の人間を夢中にさせて、より多くの金を吸い取る――そんな未来が待っているのかもしれない。いや、ちょっと待て。それってどうなの? まるでSF映画の悪役じゃないか!
まず考えてみよう。今のパチンコはどうだろう? 音と光の洪水、チカチカと光るデジタル画面、ピカピカの役物、そして何よりも、やめどきを忘れさせる「あともうちょっとで当たりそう!」という絶妙なタイミング。これでもう十分だと思うが、生成AIはもっとやる。
生成AIが人間の顔をスキャンし、その表情を分析する。例えば、眉が少し下がっているときは「ちょっと疲れ気味だな」と判断し、ここで少し派手な演出を入れて興奮を再燃させる。そして、目がキラリと光れば「よし、夢中になってきたぞ」と判断して、さらに熱い展開を持ってくる。
そして、「生成AI搭載のパチンコ台」は決して全てを見せない。人間は「見せられないこと」に弱い。「もしかして次に当たるのでは?」という期待感を煽ることこそがパチンコの醍醐味だが、生成AIはこの心理を完全に掌握している。表情の変化や微妙な動きから、今プレイヤーがどの程度の期待感を持っているか、どの瞬間に「そろそろやめようかな」と思い始めるかを瞬時に解析し、それに応じてリズムや演出を調整するのだ。
生成AIの本領発揮はここからだ。プレイヤーが「もうこれで最後」と思った瞬間、台が突然「大当たり予告」を出す。もちろん、予告は確実ではないが、それでも心臓はドキドキする。
誰しも、最後の一発が「当たり」になる可能性に賭けたいと思うものだ。生成AIはその感情を読んで、見事に「やめられない」を作り出すのだ。そして、あっという間に時間は過ぎ、財布も空っぽになる。パチンコ台は、感謝の意味で、プレイヤーの顔に映る疲れを感知し、「ここらでやめて休憩を」と優しい声をかける――が、その瞬間にまた演出が始まり、つい座り直してしまうのだ。
未来のパチンコ台は、こうした生成AI技術を使いこなし、まるで「プレイヤーを虜にする機械」になるだろう。しかし、果たしてこれは良いことなのだろうか? 生成AIに自分の感情をコントロールされるなんて、まるでパチンコの神様に操られているかのようではないか。しかし、逆に言えば「負けることが前提」のパチンコの世界で、生成AIと知恵比べをすることが新しい楽しみ方になるかもしれない。「生成AIを出し抜く技術」を磨く時代が来るのだ。
パチンコ台の生成AI化が進めば、もしかしたら近未来のパチンコホールはまるで映画『マトリックス』のようになるかもしれない。プレイヤーは夢中になり、生成AIに感情を操られながらも、それでも「次こそは」と信じて止められない。生成AIは人間の微細な感情の波を読み取り、絶妙なタイミングで演出を出す。プレイヤーが手に汗握るほどに興奮しても、生成AIは冷静沈着だ。「さあ、どうする? もう一回いくか?」と静かに問いかける。
しかし、そんな未来でもきっと、私たちはパチンコ台に向かい合い、結局は自分との戦いを続けるのだろう。
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