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ホールオーナーの弁当革命⁉ 端玉景品に隠された策士の一手

ローソン100の弁当は、ある意味で食の哲学を体現していると言える。230円でおかずが1品だけという潔いまでのシンプルさだ。焼きそば、玉子焼き、マルシンハンバーグ、ウィンナー、ミートボールという5つのスタートメニューは、まさに「迷わず選べ」という開き直りの精神が感じられる。この弁当は、おそらく「食事とはシンプルであるべきだ」というローソン100の強烈な信念を示しているのだろう。

ローソン100が次に考えたのは、弁当のバリエーションを増やすことである。3食弁当や熟成サバほぐし弁当、ひじきご飯弁当など、少しだけ手をかけお得感のあるメニューも登場した。

もちろん、これはただの顧客サービスではなく、サラダやスープ、お茶、デザートなどのついで買いを狙う策略でもある。言わば、客単価をじわじわと上げるローソン100のしたたかな作戦なのだ。

さて、このローソン100の230円弁当が、思わぬところで脚光を浴びることなった。ただし、今回はローソンがその中心にいるわけではない。ヒントを得たのは、あるパチンコホールのオーナーだ。彼はこの超シンプルな弁当を見て、「これだ!」とひらめいた。

このオーナー、従業員の福利厚生に何か面白いものをと探していた。そして見つけたのがローソン100の弁当だった。小腹が空いたときのスナックとして、230円弁当はちょうどいい。そこで休憩室にこれを常備することにした。すると、従業員からの反響は上々。

「こんなに喜ばれるなら、お客にも提供できるのでは?」とオーナーは考えたのである。

考え始めると、オーナーの行動は早かった。近くの弁当屋に足を運び、彼の頭にある計画を話した。

「ローソン100のようなシンプルな弁当を作ってもらえませんか?」

そして続けて、「200円で端玉景品にしたい」と提案したのだ。

しかし、弁当屋は「250円でなければ無理です」と応じ、オーナーはそれを受け入れた。

注目すべき点はオーナーがこの弁当で儲けようとは考えていない点だ。オーナーの目的はあくまでもサービス向上だ。250円相当の弁当を玉やメダルで交換できるようにし、ホールに新たな魅力を加えようとしたのだ。

そして、弁当が端玉景品として登場した結果、客たちの反応はどうだったのか? これが結構ウケているのだ。端玉でお菓子やチョコレートを交換するよりも「弁当」の方が実用的だと評判になった。

さらに一部の客は、遊技しながら弁当を頬張るという新たなスタイルを確立した。なんともシュールな絵面だ。

こうして端玉景品に弁当を導入するという小さなアイデアが、ホールのサービスを一段階上に引き上げた。とはいえ、オーナーがこの成功をきっかけに弁当屋を開業することはない。あくまでもホール運営に全力を注ぎ、その中でお客と従業員にちょっとした驚きと喜びを提供する策士であり続けるのだ。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 20年前は昼時になると弁当(バルチックカレー)…売りに来ていました。いつの間にか無くなりました。食事札で外出されるよりは店内でお弁当を食べてもらった方がアウトが減らず粗利減も防げる。
    猫オヤジ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 猫オヤジ

  3. 昨日の記事でクソミソに叩かれたから慌てて
    「オーナーがこの弁当で儲けようとは考えていない点」
    って関心を挿げ替える。
    いつものなぁなぁ。
    本当に業界人が見ているのか?
    コメント入ってるのは引退したのとかエセばっかりやんけ。
    アホくさ  »このコメントに返信
  4. ピンバック: アホくさ

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