ただし、10年以上前の現役時代にボツになった企画でもある。だから話せるのだろうが、それは遊技機規則に抵触するような問題を孕んでいたようだ…。
パチンコはスタートチャッカーに入賞した時に抽選が始まる。その時に当たりハズレは決まっているのだが、この企画ではチャッカーに入った時は、あくまでも抽選の権利が発生しているだけで、スタートボタンを客が押した時に初めて抽選が始まる、というところがミソだ。
スタートボタンを自分が押すことで、抽選に参加している感覚があるから絶対流行る、という確信がある。
今の液晶機は最初の抽選で当たりハズレは決まっているのに、ハズレでも期待感を高めるために、赤保留や金保留で期待感を引っ張る。熱い、熱い演出で最後まで期待感を高めるが、熱い演出でもヘビーユーザーならハズレであることは先刻承知だ。
そこにくさびを打つのがスタートボタンだった。
ボタンと言えばホールには苦い過去がある。初期のセブン機にはストップボタンが付いていた。これが客に攻略されて大当たりを自在に引き出されたことがあった。そのため、ホールの中にはストップボタンを断線して対策したが、これは明らかに無承認変更だった。
それ以来、ストップボタンはすぐになくなったが、演出の時のストップボタンが巨大化して筐体の中央に鎮座している。そのボタンを押したところで最初から結果は分かっているのに、年寄りが気が狂ったように連打する。
「抽選のスタートが自分で押せたら、スマホを見ているような余裕はない。ボタンもゲーム機のような形で、パチンコをやったことがない人でも押すのが楽しくなるようなボタン。その抽選の過程は液晶で可視化する。業界を救う大ヒントだ」と断言する。
ボタン一つで業界が変わったら凄いことではあるが、ボツで正しい判断だったような気がする。

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ピンバック: 日報読者
ピンバック: 定年リーマン
って記事にするからバカにされるのにまだ気づかんとか。
落ちぶれたものだな
ピンバック: アホくさ
回る台ほどスタート数に差が出るので禁止されたのは当たり前な機能でしたね。
演出が煩わしいなら、演出スキップを復活するのもいいかもしれません。もちろん「スキップ」ができても「短縮」はできないので、次の変動までユラユラする図柄を見るだけになりそうですが。
ピンバック: あかべこ
斬新で楽しかったですよね
いまならeユニコーンや貞子などのブンまわり機種に搭載してみるのはアリなのかもしれないなと思います
ピンバック: しょうゆ
演出鬱陶しいのを見なくて済んでたくさん勝たせてもらったよ。
スキップの時はずっとその手の物ばかり打ってたな
抽選をスタートで狙えたら……? はぁ?
それなら体感機Okにしろよ。
ペースメーカーで打ってる人間と同じことだろう?
と簡単に文句が出るんだが。
ピンバック: アホくさ
それは今もさほど変わりはない
技術レベルが低い上にパチンコで遊ばない技術者、となるとそりゃ現状のようなふざけた内容になるのもある程度は納得できる
現に色んな問題が過去に発覚している
そのせいで不信感が募っていく
そんな元技術者が「絶対流行る」「業界を救う大ヒント」だと宣うシステム
ボタンを押したときに当否抽選される
遊技者が抽選に参加している感覚
…ボツで良かったと思います
筆者と似たような感想を抱きました
ピンバック: 名無し
ピンバック: 猫オヤジ