パチンコ日報

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スクラッチくじで当たった100万円の行方

中年夫婦の話。

奥さんはスクラッチくじファンで、よく買っている。その日も10枚、2000円分のスクラッチくじを買ってきて、家で削っていた。その場に旦那さんもいた。

削り進んでいくうちに奥さんが悲鳴を上げた。これまで200円か1000円しか当たったことがないのに、な、な、何と1等100万円が当たってしまったのだ。

100万円の高額当選になると銀行へ行かなければならない。しかも真贋を確かめるために支払いは1週間後だった。

100万円を手にした奥さんの気持ちは大きくなった。旦那にポーンと30万円をプレゼントしたのであった。

旦那も気が大きくなる。奥さんが100万円当たって、お裾分けで30万円貰ったことを友達に喋ってしまった。相手が悪友だった。

誘われて行ったのが池袋の裏スロ屋だった。こういう店は紹介者がいないと入れないシステムになっていて、悪友は何度か行っているので顔パスだった。

店内にスロットは26台設置されていた。客は他に1人だけ。ガラ~ンとしていた。

システムはメダル1枚が100円から500円までを自分で選択するようになっている。中間の1枚300円を選択した。

メダルは1回で1万円以上購入することがルールになっている。そこで40枚、1万2000円分を購入して、座った台はジャグラーだった。

奥さんのスクラッチくじのツキはまだ落ちていなかったのか、1000枚、30万円分出したところで止めた。

これで小遣いは奥さんからのお裾分け分を足して、60万円近くに膨れ上がった。ホクホクで店を後にした。

読者は30万円を裏スロ屋で熔かしてしまったことを期待したかも知れないが、裏スロ初体験は大勝に終わった。

店を出たところで声を掛けられた。

相手は裏スロ屋を取材している雑誌記者だった。中の様子を聞くと共に、潜入取材したいので、紹介者になってもらえないか、ということだったが、面倒なことに関わりたくないので断った。

話しはこれで終わらない。

奥さんは昔からパチンコ好きで、付き合っている時は、2人でパチンコデートをしていたほどだ。

奥さんの様子が日に日におかしくなっていくことにある日気づいた。最初は生理痛ぐらいに思っていたが、どうも様子が違う。

YouTubeの「うつ嫁日記」のファンで、観ているのだが、落ち込み具合がうつ病の症状に似ていると思って「どうしたのか?」と聞いてみた。

すると、奥さんは70万円を1カ月余りで、パチンコで熔かしてしまったことを白状した。奥さんもあぶく銭と思い、大好きなパチンコを思いっきりやった結果だった。負けの連続で段々おカネが底をつき始めると、うつに近い状態になっていった。

今は後悔しかない。

「あぶく銭だからしかたないじゃないか」となだめるも、しまいには「宝くじなんか当たらなければよかった」と言い出す始末。

90年代の全盛期にはホールにはカップルシートが誕生した。この中年夫婦が若かりし頃はパチンコデートしていたようだ。

パチンコが復活する要素の一つに、若者がデートで使うぐらいおカネがかからない娯楽に戻すことも必要であることを痛感させられるエピソードだった。

ちなみに旦那は裏スロで30万円勝ったことは内緒にしている。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 『パチンコが復活する要素の一つに、若者がデートで使うぐらいおカネがかからない娯楽に戻すことも必要であることを痛感させられるエピソードだった。』→当たり前。



    さて、某ホールの新台入替日。そのホールが番長Zeroとスマスロ鏡を増台した。メーカー側の機歴販売的なところがあったのかどうかは知らんが、入替日に番長Zeroは全台が稼働。一方でスマスロ鏡は全台稼働には至らず。そりゃあそうだろう。どーせ最高設定など使わず、使ってもせいぜい中間設定程度ならおカネがそんなにかからないほうを打つに決まってる。そのホールでは入替日にスマスロ天膳も減台されていたようで、それでも全台稼働していなかったようだ。おそらく絆2に入れ替えたら全台稼働になるだろう。番長Zeroにしても絆2にしても、ストレートで天井までいってソコでATに入らなければ追わずに即ヤメすれば一回の来店で済むカネは大体二万程度。スマスロや6.5号機でアッサリ5万以上をブッ込んでヒリつきながら連チャン継続による爆発を望んで打つか?2万程度のブッ込みでソコソコ出て運が良ければ2400枚で終了上等っていう気持ちで打つか?
    もう、おわかりですよね。精神衛生的に打ち手の負担が軽く済むのはどっちですか?

    そして客飛びが激し過ぎ、丸々一日ゼロゲームで稼働していないスマスロや6.5号機。コレを6号機ないしは6.2号機に差し替えたら
    少なくとも丸々一日ゼロゲームで稼働せずという事は減るのでは?
    通りすがりの風来坊  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 通りすがりの風来坊

  3. 楽しく拝見させてもらっているがBOTが作成しているのかと思えるくらい幾度となく定期的に上がる記事ですね。
    一昔前は会社帰りに5000円握りしめて1時間目処で定量打ち止め10000円。当たった日には帰りにカートン煙草を持って一杯という流れだった。
    現在の若者もデートで使う程度の金があれば1パチや5スロも遊べることは遊べる。
    今は手数料かからずスマホで株も買えるしFXも出来る。まぁそんなものより課金ゲームだろうね。
    投資金額がどうのの話じゃない。島から客を見渡せば・・・いや、歩道から宝くじ売り場の客を見ればこういった類いの娯楽がどういった立ち位置なのかは論議するまでもないだろう。
    まぁ何を言ってもホールは巨大化し小銭を落とす客を好まないのだから、幾度となく繰り返されるこんな記事も馬の耳に念仏なのである。
    パチンコ大賞  »このコメントに返信
  4. ピンバック: パチンコ大賞

  5. 1枚300円だと400枚で12,000円ではなく120,000円になります。
    ルメちゃん  »このコメントに返信
  6. ピンバック: ルメちゃん

  7. 文的によくわからない部分が

    >奥さんのスクラッチくじのツキはまだ落ちていなかったのが、1000枚、30万円分出したところで止めた。

    これどういう意味ですか?
    いなかったのが、の「が」
    次の文に繋がらずなんか意味不明なんですが
    「~が落ちていなかったのか、更に勝った」
    とかならわかるのですが
    さらに言えば、裏スロへ行ったのは奥さんではなく旦那のほうですよね
    旦那にスクラッチくじのツキなんてもとからないだろうしよくわかりません

    それと裏スロ店から出た時の記者の話
    取材を断ったんですよね?
    断ったのならそもそも声をかけられた事すら文として書く必要を感じないのですが

    さすがに文章生成AIだとは思わないですが、このサイトはなんかおかしな文体だったり誤字脱字が多かったりするので気になるところです
    名無し  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 名無し

  9. 90年代にネットもスマホもない。だからパチ、公営競技、宝くじ、海外カジノ、国内違法カジノ等のからくりがわかるはずもない。

    僕は宝くじ買う際もネットで確率やペイアウト具合を調べた上でやるようになったから。初ギャン時はガラケーだったが今はかなりネット発達したから。
    妻はパチンコにハマリ旦那は裏スロジャグラー。つまり「技術介入」ありきの日式博打から脱せていない。穴馬券の爆発力がわからない。夫婦は旅にも無関心そう。僕自身は人生設定1のつもりだが旅好き家庭な時点で設定4かもしれない
    カジノ即時解禁希望  »このコメントに返信
  10. ピンバック: カジノ即時解禁希望

  11. 毎回思うんだが宝くじ当たっただの競馬が当たっただのそれがどうした?
    遊技結果に応じて有利不利がリアルタイムで変化する、ってまだ理解出来ないの?
    何年続けているんだよ。
    そこまで頭悪いのかよ?
    記事書くのももうちょっと仕様を頭に入れて書けよ。
    マジクソだるい。
    どこまでいってもお前は無能。それ以外言いようがない  »このコメントに返信
  12. ピンバック: どこまでいってもお前は無能。それ以外言いようがない

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