パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

金利が上がれば釘がますます閉まる

日銀が3月19日、「マイナス金利政策」を解除し、金利を引き上げることを決定した。利上げは17年ぶり。銀行におカネを預けてもほとんど利子が付かない異例な対応が続いてきた日本の金融政策は、正常化に向けて大きく転換することになる。

この報道を受けてメディアは一斉に、金利が上がることでサラリーマン家庭が直撃を受ける住宅ローン金利について取り上げた。

例えば、5000万円を借り入れ、35年ローンで金利0.5%の場合、年間の返済額は約155万7000円。金利が1%に上がったら年間返済額は約169万3000円に。年間で13万6000円ほどアップする。

これがホール企業の借り入れとなると、もっと大変だ。

金利上昇は、ホールの経営において多岐に亘って影響を受けることになる。ホールの財務状況に応じて、借入先はメガバンクから地銀、信用組合と変わる。メガバンクは金利も安い代わりに審査は極めて厳しい。銀行に相手にされないホールとなる金利の高いノンバンクに頼ることになる。

金利上昇に伴い、ホールが資金調達のために行う借り入れコストが増加する。これは、経営負担の増大や利益率の圧迫を招く可能性がある。特に、多額の借入金を抱えるホールでは、金利の上昇が経営に大きな負担をもたらすことが考えられる。

「1%ぐらい支払い利息が増えることが予想されています。その分、経常利益は落ちます。帝国データバンクの調査でも40%の企業が影響は大きいと答えています。ホール経営者は低金利に慣れていましたが、借り入れの大きいホール企業は今後ますます、釘が閉まることが予想されます。釘を閉めれば簡単に粗利が取れるのがホール経営の悪い特徴で、これが遊技人口を減らす負のスパイラルになっています。金利上昇はパチンコ業界にはマイナス要因しかない。改刷対応でも大変な状況でダブルパンチです」(ノンバンク関係者)

それでなくても、ホール企業に対して金融機関やリース会社は、軒並み審査基準が厳しくなっていた。遊技機代の割賦スキームを業務としていた会社の関係者はこう指摘する。

「財務状況が厳しいホール企業は、ただでさえ金融機関から借りにくい状態が続いていた。そういうホールを救済するために機械代を12回分割して資金繰りが楽になり手元資金が増えるスキームでした。ノンバンクも当然金利は上げてきます。手形支払いのホールは現金決済になりそうです。ホールはもうお客さんからは絞れ取れないところまで、絞っていましたから、利上げは退場勧告になるでしょうね。大手しか残れない」

金利上昇によって予測されるのは以下の通り。

1.借入れコストの増加
ホールが運営資金を調達するために借り入れをしている場合、金利上昇により返済負担が増大する。これは経営負担を増やし、利益率を圧迫する可能性がある。

2.需要への影響
金利上昇により消費者の借り入れコストが上昇するため、一部の顧客が娯楽費用を削減する可能性がある。これはホールの来客数や売上に影響を及ぼす可能性がある。

3.景気の影響
金利政策の変化は通常、経済全体に影響を及ぼす。金利上昇が景気を鈍化させる場合、消費者は娯楽費を減少させる可能性がある。

4.競争環境
金利上昇により、他の娯楽施設との競争が激化する場合がある。競合他社も同じように金利の上昇に対応しなければならないため、市場全体での競争が激化する可能性がある。

このように、金利上昇はホール経営に様々な影響をもたらす可能性がある。経営者は市場の変化を見極め、リスク管理や経営戦略の見直しを行う必要がある。

金利上昇はなによりも経営者のやる気を阻害してしまいそうだ。閉店・廃業が増えることになる?


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
記事一覧

コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 健全な業界ならインフレによる原価高騰は販売単価に転嫁して、値上げに踏み切るのですが、
    1970年代の4円から警察行政が値上げに応じないので
    話になりません。

    お客がパチンコを楽しむためには当然、ホール企業の存続をする必要があります。
    いざとなれば、お客の為に
    交換率を多少下げる形で、原価高騰分を転嫁するしかないでしょう
    いやはや  »このコメントに返信
  2. ピンバック: いやはや

    • そうですかそうですかパチンコ業界は、ゴミ溜め業界だから話になりませんか。
      さっさと潰れましよ〜〜〜
      さっさと潰れましょうよ!  »このコメントに返信
    • ピンバック: さっさと潰れましょうよ!

  3. 事実はともかく、今日くらいは
    「ギャンブル依存を真剣に考える」をテーマにしてもいいんじゃないですか?


    それとも、反論できないって事を暗に認めているって事で良き?
    通りすがりの風来坊  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 通りすがりの風来坊

  5. 今でも十分クギは締まっていると思うが。
    更に閉まるとなれば4円なら12~13回程度の回りかな。
    1パチなら50回転にも届かなくなるのかな。
    今以上に客がいなくなってもいいなら、好きにしたら。
    閑散として稼働もしない台を見て、何も考えていないんだろうなって常に思うんだが。
    定年リーマン  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 定年リーマン

  7. 金利以前に現状ですら出「玉」(お金では無い)を出そうとする努力すらしないなら壊滅一直線。
    楽しませる気すらないってことだからね。勝手に壊滅してください。
    通りすがりの家スロユーザー  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 通りすがりの家スロユーザー

  9. 厳しいならどうぞ勝手に潰れてくださいって感じだな。
    世間の大半から惜しまれて閉店するホール企業なんて無いだろう。
    信用や信頼を捨てるかわりに暴利を貪ってきたんだから至極当然。
    今更薄利に戻すくらいなら潰す、っていう過去の栄光にとらわれた考えのオーナーばかりだろうし。
    値上げ?
    したければどうぞご勝手に。
    どうせそんなホールは時間の問題だから。
    遅いか早いか、だけ。

    しかし、自分で首絞め続けて苦しくなって、挙げ句さらに締め上げて死ぬなんてな笑い話だよ。
    あ、ここの連中は全部人のせいに転嫁するんだったか(笑)
    私悪くないもん私悪くないもん!相手が相手が!警察が警察が!
    …見苦しすぎる。
    普通なら仮にそうであってもそんな駄々っ子みたいなこと、言わんから。
    通りすがりの通行人  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 通りすがりの通行人

  11. ますます締める、って漢字すらろくすっぽ変換出来ない記事とか笑わせるな。
    それと。締めるって普段から締めているのに。どこが変わるの?
    それと牛丼なる低能は稼働ゼロから利益が絞れると思っている節がある。
    打ってもらって売り上げが出て初めて利益がどう、って商売なのに。
    売り上げが全くないのに利益が出るんだとよ。
    だから客がいないんじゃねぇの? それが原因だからよ。
    利益ゼロは売上があるため、利益になる可能性は残る。
    しかし稼働ゼロは利益になることは永久にない。
    利益ゼロが赤字、って稼働ゼロなら永久に赤字垂れ流しだが?
    稼働あり、利益ゼロならまだ遊技者がお金を持ってきている分だけまだ見込みがあるが?
    そして稼働ゼロを避けていくために台を入れ替えていくのだろ?
    締めるだけの経営で、もう相手にされていないのに。
    今後も稼働ゼロの割合が増えていくだけだ。なにも変わってないじゃないか。
    それこそ何が困るの?
    何もしていないのだから、引退が早いか遅いかだけの違いだろうに。
    アホくさ  »このコメントに返信
  12. ピンバック: アホくさ

  13. 世の中(世界)の動向を見ていれば、通常の経営者は金利の上昇など見込んでいます。

    他責や場当たり的な思考で経営は成り立ちませんよ。
    パチンコ屋の経営者は新聞の経済面ぐらい読んで、世界の動向を把握されたらどうでしょうか?
    レベル低すぎ  »このコメントに返信
  14. ピンバック: レベル低すぎ

  15. ホールにとっては、毎日1台毎にどれだけ差玉、差枚数が店のプラスになっているかだけ。毎日1台たりとも店の赤自体が言語道断。稼働や売り上げなんて二の次。稼働や売り上げが減っていても粗利益が増えていれば、店長の評価が上がるのがこの業界。粗利益が店の実質的な収入だから。
    つまらん  »このコメントに返信
  16. ピンバック: つまらん

コメントする

アホくさ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です