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テレビ離れとパチンコ離れ。対処方法はある

テレビ離れが加速している。それはなにも若者たちの専売特許ではない。今やテレビを見ているのは高齢者たちとも揶揄されているが、その世代だって見放してきている。これってパチンコ業界と相通じるものがある。

テレビがつまらなくなったのは他に使う時間が増えたこともあるが、視聴率の低迷はスポンサー離れにつながる。スポンサーが離れれば、番組の制作費も抑えられる中、手間暇かけて制作したドラマも視聴率が取れないとなれば、ギャラの安いひな壇芸人を揃えた安易な番組に偏向してしまう。ますますテレビに興味を示さなくなる。

視聴率が低迷=遊技人口減。ここがパチンコ業界と相通じるところだ。共にオワコンと言われるところも。

スポンサー離れで製作費が抑えられる。遊技客離れでも必要な粗利は求められる。

パチンコ業界の場合は少なくなったお客から搾り取ろうとするから、さらに客離れが加速する悪循環に陥っている。

テレビの場合、インターネットを通じて利用可能な動画配信サービスの普及により、視聴者は自分の都合の良い時間に番組や映画を視聴できるようになった。これにより、視聴率が低迷した。

テレビよりもYouTubeなどのSNSでは自分の嗜好にあったものがいくらでも提供されているので、テレビ離れは加速する。

パチンコはおカネのかかる娯楽であり、給料が30年間上がらなかった日本では、若者の懐事情からは、パチンコにかけられる余裕もなかった。

そこへ、インターネットやスマートフォンの普及により、若者はパチンコ以外の様々なエンターテイメントを楽しむことができるようになった。そのため、パチンコに興味を持つ若者が減少した。

では、対処方法はというと、テレビ局や放送事業者は、オンデマンドやストリーミングサービスなど、新しい視聴形態に適応する必要がある。自社の番組やコンテンツをインターネット上で提供し、視聴者のニーズに応えるようにしている。

パチンコ業界はどうするのか?

テレビがオンデマンドなら、パチンコは新しい技術や遊技要素を取り入れることで、若者に新たな魅力を提供しなければならない。

風営法の規則は置いておくとして、VR技術やeスポーツ要素を組み込んだパチンコ機の開発などが考えられる。

遊技機特性以外では、パチンコ店や地域コミュニティとの連携を強化し、地域イベントやチャリティ活動などを通じて若者との交流を深めることで、パチンコのイメージ改善や新たな顧客層の獲得が可能になる。

それをホールの駐車場を活用してすでに実践しているケースがある。

食べる、見る、遊ぶ――をコンセプトにした地域フェスがそれ。会場となったホールの駐車場には特設ステージが設けられ、子供たちによるダンスパフォーマンスや大道芸が繰り広げられた。

各種キッチンカーも出店。B級グルメに舌鼓を打ち、ビンゴ大会では1等の任天堂スイッチを求めて大いに盛り上がった。また、お子様連れには嬉しい、ヨーヨーすくいや射的などの縁日コンテンツも用意され、1800人余りの家族連れが楽しい一日を過ごした。

テレビ離れやパチンコ離れという現象に対処するためには、各業界が新しいニーズに合ったサービスやコンテンツを提供し、若者の関心を引き付けることが重要だ。また、責任ある取り組みを行い、社会全体で健全なエンターテイメント文化を築くことが求められる。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 「パチンコはお金がかかる娯楽」って結論が出てますが、それでも違う方向の対処方法を探るんですね。変わってますね。
    VRにせよeスポにせよそういう要素を取り込んでも、結局は「お金がかかる娯楽」のままですよね?
    しかもそういう要素ってまたカネがかかりますよ。
    それで若者を取り込めると?金がかかるのに?
    根本の部分はもう変える事は出来ない、って結論ですか?
    それならパチンコはもう終わったコンテンツ確定です。所謂「オワコン」ですね。
    それこそ本記事の最後にあるような、パチンコとは“一切関係無い”催し物で盛り上がった例があるように、パチンコ要素0の別分野でビジネスやるしかないですね。

    最近は「ダイソーが本気参入すればー」とか「中国資本が介入すればインパクトがー」とか他人の助力に期待するような記事が目立つ印象。
    自分たちだけではもう何もできないってことでしょうかね。
    名無し  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 名無し

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