通信技術の歴史を振り返ると、自動車電話が登場した1979年のアナログ変調方式が1G。1993年、アナログからデジタルに移行したのが2G。2001年開始の3Gではカメラの静止画が送れるようになった。2010年からスマホ対応に登場したのが4G。2020年から開始された5Gは、4Gに比べて約20倍の通信速度を誇り、「超高速大容量」「高信頼・低遅延」「多数同時接続」という特徴を持っている。平成の30年の間に、通信技術は飛躍的に進化したことが分かる。
なぜ、ケータイの歴史を書いたかというと、パチンコ業界を通信技術に置き換えて考察するためだ。
現在のスマート遊技機を通信技術に置き換えて5G世代、と定義するならば、その先の6G世代を見越しての遊技機の研究が進んでいる。
2030年頃に登場する6Gは、高速化や大容量化、低遅延といった技術分野の発展にとどまらず、これまでとは別角度での技術革新が期待されている。海や空、宇宙をも含めたあらゆる場所をカバーする3Dでのサービスエリアの拡張だ。
6Gが普及し、大量の情報を連携・共有ができるようになると、離れたところにいる人の姿を目の前に投影といったことが現実となるほか、リモートで手術を可能にする遠隔医療などSFのような世界が実現する。
ここでパチンコの話に戻すと、6G世代のパチンコをイメージするならば、キーワードは「いつでも、どこでも」ということになる。わざわざパチンコ店へ足を運ぶことを必要としていないことを意味するわけだが、凡人にはスマホでパチンコということぐらいしか思い浮かばない。
遊技機メーカーはこれまで顧客はホールだったが、6Gパチンコのメーカーはエンドユーザーが顧客となる。それなら単に課金するスマホゲームと思われがちだが、オンラインカジノのパチンコ版でもない。
6Gパチンコでは目の前に仮想現実が登場する…。ということは目の前にホールが現れ、パチンコ・スロットが打てる。
既存の遊技機作りの脱却を図る秘策が6Gパチンコとも言える。そもそもホールを相手に機械を製造して売るわけでもないから、パチンコ機を製造する工場そのものが不要になる。
仮想現実の世界には風営法も及ばない。

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ギャンブルがいつでも、どこでも?
寝言は寝て言うから寝言なんだが。
まぁ言うだけならタダだが、さすがに分を弁えるべきだ。
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