7月22日から2週間に亘って大阪・十三の第七藝術劇場で公開される映画「大阪カジノ」のポスターを見ると上半分が家族写真で下半分がホールの店内。どこがカジノかと頭を傾げてしまう。大阪カジノと言えば、大阪府市が推し進めている夢洲のIRカジノを連想してしまうからだ。

監督の石原貴洋は「大阪外道」、「大阪邪道」、「大阪闇金」、「大阪少女」などの裏社会やバイオレンス映画を得意としているが、今回は初めての実話に挑んだ。
ストーリーはこうだ。

杉村(木原勝利)は優秀な営業マンだったが、倒産寸前だった父親のパチンコ店を引き継ぐ決意をする。資金繰りの地獄の中、「俺はカジノ王になる」と豪語する杉村に呆れながらも愛情を注ぐ妻の優子(橘さり)と、杉村の右腕的存在となる垣内(大宮将司)のおかげで、パチンコ店は復活を遂げ大会社へと成長していくのだった。
波乱万丈のホール経営者の愛の物語……映画のストーリーを読んですぐに、主人公は思い浮かんだ。
そう、日報でも何度も取り上げているべラジオの話ではないか。
特にべラジオの草創期のことを書いた2012年2月1日のエントリー「中小ホールが元気になる方法」が参考になるだろう。
映画の話はひょんなきっかけで林田氏が石原監督と出会ったことが始まりで、インディーズ映画なら100万円もあれば、映画が作れるという。もちろん、役者はノーギャラ。
それではいい映画が作れないと思った林田氏は、ギャラや弁当・交通費を出すからいい映画を作って欲しい、と200万円上乗せして300万円の製作費にした。
林田氏はホール経営の第一線から離れていて、社員に創業当時のことをもう一度思い出して欲しいという想いも強かった。
現在の森川社長から社員まで多数出演している。べラジオ関係者にもいい思い出になる。300万円でべラジオイズムが再び浸透すれば安いものである。
インディーズ映画といえば、撮影は3~5日で終わるところを石原監督としても最長の1カ月と最長の編集期間を費やした高密度の娯楽作品に仕上がっている、という。
ちなみに初日のチケットは完売している。
観た感想はまた後日。

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火曜日放送のシッコウ!!~犬と私と執行官~でもパチンコ店が業者に工事代金払わず強制執行で売上750万を差押えされるシーンが有った。最近ドラマでホールちらほら視ます。
ピンバック: 猫オヤジ
私の行動範囲内にベラジオは無く、生涯一度も行った事は無い店舗です。
なのでイメージは「最重要旗艦店の新就任店長の設定漏洩事件」が記憶にあるだけですね。
【スロットとカラダで稼ごうや!】
でしたっけ。
ベラジオさんの店長と掛け合えば肉体関係の申し出をうければ高設定に座れたんですもんね。乳あれば。
ベラジオのイメージはこれしかありませんな。
世間でも結構騒がれた事件なんでいまだに覚えているユーザーも多いのでは。
この映画でイメージが変わるといいですね。
ピンバック: 名無し
これらが映画でも完全再現されているのか楽しみです(^○^)
ピンバック: 鼻血ブーーーちゃん