では、ナゼ、小学生でこんなことができるのかというと、おじいちゃんは元大手証券会社で部長職だったやり手。孫が小学校へ入学したころから株の英才教育をやってきた賜物ともいえる。まさに才能を開花させた形だ。
おじいちゃんの口癖は「貧富の差は、株式投資をするか、しないかで生まれる。株をやらないと資産は増やせない」と孫に教え込んだ。
孫が小学校へ入学したお祝いとして、50万円を渡し、「なくなってもいいから」と株の勉強を始めた。おじいちゃん、お父さん、孫の3代で株式投資をやっている家庭だが、一番運用益を出しているのが博士ちゃんだ。
博士ちゃんは学校でも株の話ばかりするので、「悪影響が出る」とPTAを通じてクレームがきたほど。学校では株の話をすることはタブーとなっているが、雑談の中で博士ちゃんから推奨銘柄を聞き出している先生もいる。
博士ちゃんは学校の宿題もせず、授業中は居眠り。学校の勉強はできない。家では株の勉強に集中している。観るのはテレ東の経済番組。ネットでは毎日、各業界の情報収集を欠かさない。親も博士ちゃんの投資の才能が分かったために、それを伸ばす方針に変えた。
博士ちゃんのパソコンの中には投資対象先のリストが入っていて、独自の採点方法で点数を付けている。100点満点で75点以上を投資対象として、50点以下は投資不適格としている。
不適格でも短期ならいけると踏んだのがパチンコ業界関連株だった。業界がイノベーションを仕掛ける動きを察知したからだ。イノベーションが起きる時はその業界の株価は上がる。ネットで情報収集していた時に、たまたま見つけたのがパチンコ日報のスマート遊技機情報だった。スマート遊技機の動静を調べる時に、買いのタイミングを見定めていた。人が買う前に安い時期に仕込むのが鉄則だ。
パチンコ業界関連株は長期保有株ではないので、5月にすべて売って利益を確定させた。
「投資対象としてはもう終わっている。興味が亡くなった。二度とパチンコ業界関連株は買わない。伸びる業界へ投資したい」と博士ちゃん。指南役のおじいちゃんも舌を巻くぐらい運用が上手になっている。
博士ちゃんが懸念するのは日本のアニメ業界だ。クールジャパンの象徴として、日本のアニメ・漫画はクオリティーが高いが、いずれ、韓国や中国・インドへ日本の優秀なアニメーターが流出すると読んでいる。劣悪な労働環境と安い賃金がその理由。
韓国政府は海外輸出戦略の一環でK-POPを支援しているが、日本も国策でアニメ業界を育てていかないと流出は避けられない、と危惧する。政府自民党政治では、既得権益団体へしか補助金が回らない仕組みになっていることも問題視する。
主要なアニメが外国企業の手に渡ってしまったら、その影響をもろに受けるのがパチンコ業界だという。今のパチンコ・スロットはアニメ版権なしでは作れない状況になっているからだ。その際、アニメ版権を売ってもらえない可能性も出てくる。
日本の景気回復については、「消費税を今の半分にして、おカネを吐き出せる施策を取ること。とにかくおカネを使わせるために、クレジットカードで借金漬けにすること。自己破産も2回まで認める」と持論を展開する。
楽天モバイルが赤字を垂れ流している楽天グループについては、「もしボクが三木谷さんなら楽天グループ株を全部売って、新しい事業を興す」と経営者目線になっている。
小6でそんな視点で物事を見ているのだから恐れ入る。

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本当にこんな祖父と孫が実在するんですかね?
祖父さん証券会社を勤め上げた方なんですよね?
これってパチンコ企業を勤め上げた祖父が孫に
パチプロになるのを推奨するのと大して変わらない様なw
でも「ゆ○ぽん親子」みたいなのが実在するん
ですから居ても不思議じゃないかも?ですね…
株式投資と云うのは何年かサイクルにて
SPボーナスが訪れ初心者でも勝ててしまう
事が多々有りますが最後は間違いなく損する物だと思いますよ。
儲かるのは手数料を取る証券会社と市場に影響
を与える位の資金を動かせる者、法律に触れる事をしている者、みたいな感じですかね?
庶民が虎の子の少資金をアレコレして勝ち続け
られる様な甘い物ではありませんよ。
アニメ業界については市場規模は大きく見える
けど当たり外れが大き過ぎて差し引きすると
実際は大して儲かっていないから末端の方達の
待遇が宜しくないと言う当然の話だと感じますよ。
お金を得ようとするなら当然人と人の
繋がりですよ。
コツコツと誠実に努力するのが一番だと思いますね。
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