パチンコ日報

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経営者に勝る営業マンはいない

経営者が生業に本気で取り組めば、良質な契約の締結や売上向上に繋がる可能性が高まります。

経営者が現場で働くことによって顧客の顔が見える。それは顧客が何を求めているのかというとても素朴でしかも大切な行動です。そして自店と他店との違いは何か。この地域の消費者の動向はどのような特徴があって、如何程の割合の人たちがパチンコをするのか。

一言で言えばマーケティング活動です。この活動は社員に任せてはならず、ましてやコンサルタント会社などに任せてはならないのです。仮に誰かに任せたとしてもその動向に関して経営者は格別の神経を使うべきなのです。先日久しぶりに会った経営者はそう教えてくださいました。

大手のパチンコ商社の営業マンがお店の経営者に「毎週火曜日に店内で地元の野菜を販売してみてはどうか」と提案したそうです。悪いアイディアではなかったので経営者は二つ返事で事を進めるよう頼んだそうです。その営業マンは後日約束通りに生産者の方と一緒に来ました。

契約内容はその生産者さんが場所代として10万円を支払いお店と商社側で折半する、という酷い内容のものでした。経営者は「君は一体何を考えているのか!」とその営業マンを一喝しました。

そしてその契約を結ぶ事はなく、その営業マンに二度とうちの会社に来てくれるなとも言ったそうです。

それから数ヶ月間、その経営者はお店で新鮮な野菜を安く売ってあげる事はできないだろうかと思案したそうです。それは自店に来てくれるお客さんにとっても良い事だし、ただ野菜を買いに来てくれるだけでもいい。あとはその生産者さんに良い条件で販売できるようにしてあげればいいだけの話だ。考えは徐々にまとまっていきました。

経営者は自分の息子に命じました。

「たまにうちの店の近所の道端で野菜を売っているおばさんがいるから、一度お店に来てもらって、こう話をしなさい。『こちらで1回につき5万円お支払いするからうちに来て野菜の販売をしてもらえませんか』とね。ただしスーパーより安くて新鮮なものじゃなければダメだとも付け加えてな。あ、それからマージンは一切取らないから。これはうちからのお願いだからね。5万円の勘定は販促費で計上しておけばいいだろう」

生産者のおばさんはとても驚き、そして喜ばれたそうです。月に二度午後三時から売り切れ御免の形式で始めたこの活動は半年が過ぎた今も周りの人達から支持を集めているそうです。

それでその後の業績はどうなりましたか、と聞くと「山田くん、パチンコはそんなに甘くないのは君が一番知っているだろう?俺はただ地元の人たちが少しでも喜んでくれればいいだけだよ」

そう言って豪快に笑ったその顔は本当に嬉しそうでした。案外一番嬉しかったのはその経営者なのかもしれませんね。



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