パチンコ日報

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あってよかったコンビニパチンコ

ピーワールドの登録ホール軒数は11月1日現在、7642店舗だ。営業していても登録しないホールもあるので、実態に近いのは健全化推進機構に賛同している8638店舗だろう。

ちなみに今年の1月にはピーワールドが8088店舗、健全化推進機構が9116店舗だったので、この10カ月あまりで、約480店舗が閉店している。

旧規則機の撤去期限の2022年1月末までには、さらに600店舗以上が閉店して、8000店舗を割る大量閉店も予想されている。

遊技人口がピーク時の3000万人から、最新のデータでは710万人で、600万人台も視野に入ってきている。完全6号機時代を迎える来年は、旧規則機の完全撤去が終わっても暫く閉店は続くものと思われる。

これに危機感を持っているのは地方の郊外店である。商圏の年齢別人口比を改めて調査すると若者が少ない実態も浮き彫りになってきた。

周辺の集落は小中学校が統廃合され、全校生徒が60人の小学校もあった。これまでの肌感覚から、数字で若者が少ないことを実感した。

若者が就職や進学のために故郷を離れ、スロットのバラエティーコーナーの稼働も振るわない。将来的にスロットに興味を持ってくれる若者の絶対数が少ないために、パチンコとスロットの構成比率も再考しなければいけない。

スロットどころか、このままでは地方からパチンコホールそのものが町から姿を消す可能性だってありうることで、メーカーとしてはパチンコの灯が消えることは、阻止しなければならない。

そのために考えられているのが100台~300台クラスのプレハブホールで、簡単に建物が建てられるだけでなく、撤去も簡単に行えるタイプだ。

昔から言われているコンビニパチンコだ。

その時はスマートパチンコに取って代わっているのかも知れないが、メーカーは現在の半分の重量にすることも考えているようだ。軽量化すれば、島にも優しい。また運送する時もより多くの台数を運べる。

大遊協の特殊景品がアドマイザーやシオリから3ミリ景品に移行している。景品を小型化、軽量化することで1日2回運んでいたものが1回で済む。運送回数が減ればCO2削減にもつながる。

限界集落のような地方でコンビニパチンコが成立するには、今の等価交換からの脱却を図り、昔の40個交換に戻し、遊技に徹することが前提条件となる。

何よりも高齢者を運ぶホールまでの足が必要となる。そこは自治体が運営するコミュニティーバスを共同で運行することで、ホールが一部経費を負担すれば、win winの関係になる。

コンビニがあることで町が活気づくように、コンビニパチンコで、パチンコの灯を消さないことが重要になってくる。

コンビニパチンコがあって良かった、と思われるようにならなければならない。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 昔は小さな村にも1軒はあったP店。島嶼部だってあっが今はない。時代の流れですね。
    コンビニP店。あり得ますね。
    ワンキャン  »このコメントに返信
  2. ピンバック: ワンキャン

  3. 限界集落に大資本を投入して、単なる遊技施設としてではなく、
    利便的な中心、地域の精神的な拠り所とするとの話ですね。
    郊外に映画館やレストランやパチンコホールや銭湯を合わせた総合娯楽施設を運営するコロナワールドが成功例でしょうか。
    牛丼通行人  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 牛丼通行人

  5. もう全てが遅すぎるんだよね。。
    日本の人口はどんどん減っていくし、一般家庭の収入だって上がる見込みは全くない。株価が上がっても、その恩恵を受けているのは、高所得者層や外国人投資家じゃないのかな。その人達は、パチンコなんかやらないし、興味もないだろう。
    地方の人口が減っていくのは必然で、パチンコ業界だけでなく不動産業界もダメだ。地方のアパートなどは、入居希望者がいない。その他の業界も、地方では苦戦している。。
    一部の高齢者にしか支持されていない今のパチンコ業界に、明日はない。ゲーム性とかスマートパチンコとか、もはやそういうレベルの話ではない。若い人が興味をもたず、社会からは不要とされている業界は、自然淘汰されていく。
    換金禁止  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 換金禁止

  7. メインユーザーである高齢者は自然減。
    パチンコを始めるきっかけである友人からの誘いも、ボッタクリで恨まれたくないから激減。
    その結果で客が減り、減った客から抜き倒して客単価を上げ売り上げ確保、そして客が減るのループ中。
    まあ全台ボーダー大幅マイナス調整では、期待感は皆無で、寄付・金捨ての罰ゲーム。
    コンビニは必要だが、今のパチンコは不要で「時間とお金とエネルギーの無駄」と思う。
    豚丼  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 豚丼

    • 尚、若い世代はスマホ、ネットバリバリの世代なので期待値、期待値、金、金で業界の望む養分に中々なってくれませんからね
      業界はネット社会を甘く見すぎです、人物特定なども警察よりも優秀だったり拡散力が違いすぎます
      ねぎ  »このコメントに返信
    • ピンバック: ねぎ

  9. まぁ、今後は業界団体がエリア集中を行って、俗に言う[選択と集中]をやらないと更に寂れる一方だと思うけど。よって、田舎のパチ屋は成り立たない。寂しいけど、これが資本の論理。
    ベン  »このコメントに返信
  10. ピンバック: ベン

  11. メーカーは地方のパチンコ事情など考慮してませんよ。考慮する余裕など無いでしょう。
    大都市部に多少残ればいいや、程度では?
    パチンコの灯が消える事を阻止、なんてしていませんし、逆に灯が消えるような事をせっせとしているのが現実ではないですか?
    田舎のパチンコ店など大手以外は時限爆弾がセットされているようなもの。
    残念ながらもう回避することは不可能でしょう。
    自業自得ですので同情などされることなく退場ですよ  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 自業自得ですので同情などされることなく退場ですよ

  13. ダイナムの1998年のセミナー以降はローコスト店舗が増えた。2000年代前半にニラクも試験的にプレハブ工法で作った「東京都瑞穂町」修善寺のレインボーさんも現在でもプレハブ店舗です。ヤマフジさんも倉庫を改良したプレハブ工法あり。
    猫オヤジ  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 猫オヤジ

  15. 専業以外に良かったと思う人は居るのだろうか?
    疑問  »このコメントに返信
  16. ピンバック: 疑問

  17. 「お客様の為に」この考えがない限りパチンコ業界の衰退は止まらないでしょうね。
    出玉面は一旦おいといて、遊技環境をもう少し改善してほしいですね、ギチギチに台を設置してるからせっかく好きな機種に座れても隣がウザ客だとストレスが半端じゃないです。
    ゴトの問題があるので難しいかもしれませんが、分煙ボードを透明ではなく真っ黒にして隣が見えないようにするとか、台の稼働を一台おきにするとか、もう少し遊技客の事を考えてほしいです。
    隣がキョロ見台パン貧乏ゆすり変なおまじない等ウザ客だった時本当に辛いです。
    その中でも貧乏ゆすりに出くわすケースが多いので足元に板をつけるなどして隣が見えないようにしたり何か工夫がほしいですね。
    パチンコがなくなれば幸せ  »このコメントに返信
  18. ピンバック: パチンコがなくなれば幸せ

  19. ってかどの辺がコンビニなの?笑
    コンビニに擦りもしていなんだが笑笑

    コンビニパチンコって名前だと響きが良いだろう。ってのとコンビニの様に地域に根ざして末永くパチンコに通って欲しいって願望だけだろ笑笑笑
    笑レンジャー  »このコメントに返信
  20. ピンバック: 笑レンジャー

  21. >限界集落のような地方でコンビニパチンコが成立するには、今の等価交換からの脱却を図り、昔の40個交換に戻し、遊技に徹することが前提条件となる。


    最低条件たる「前提条件」がそもそもクリアできない。
    耳にタコだが、遊技に徹するにはメーカーの協力が絶対条件。
    で、そのメーカーは今のギャンブルパチンコじゃないと採算がとれない。

    イコール、コンビニパチンコは空想、というか妄想で終わることが確定。

    パチンコはこれから「あって良かった」ではなく「無くなって良かった」という民意になっていくと予想。
    名無し  »このコメントに返信
  22. ピンバック: 名無し

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