春節で奥さんの親族(両親、兄家族)7人が中国・武漢から観光目的で来日した。武漢が町を閉鎖する前だったために来日できたわけだが、武漢からの直行便が到着したのは大阪・関空。関西を観光した後で東京のAさんの家にやってきた。
Aさんは実家暮らし。Aさんのお父さんと5人で一軒家に住んでいるが、ここに奥さんの親族7人が転がり込んできた。
楽しみにしていた大阪観光は、新型肺炎問題が気がかりで観光気分になれなかったようだ。
常に武漢の知り合いとスマホで情報交換している。
「報道されているよりも悲惨。発表している数字より一桁多い。病院へ行っても診てもらえない。病院での2次感染、3次感染も心配。地獄だから帰ってくるな」と日本へ留まることを勧める。
個人旅行の観光ビザで滞在できる期間は2週間。中国大使館と連絡を取っているがいつ帰られるかもわからない。オーバーステイになってしまうかもしれないが特例措置は出る可能性が高くなった。
幸い、7人とも発熱などの症状はない。同居するAさんらにも症状は出ていない。
Aさんは気晴らしにお父さんとお兄さんとその息子の3人を連れて近くのホールへ行った。4パチではすぐにおカネがなくなるので、1パチ専門店へ行った。
4パチよりも回らない、と思いながらパチンコの遊び方を教えた。
3人で1万円ほど使って、3人とも負けた。それでも初めて体験するパチンコを「面白い! また明日も打ちたい」とビギナーズラックもないのに嵌りそうな予感だ。ちなみにスロットも体験させたが興味を示さなかった。
いつ、中国へ帰られるかも分からない。持久戦になることを覚悟してAさんは寝袋を買い求めた。
併せてホールには会員カードを作りたいと申し出たが、外国人という理由で断られた。
一挙に7人も増えたAさんの家で大変なことは朝のトイレの争奪戦と風呂、イビキ。このまま12人の生活が続けばAさんのストレスも溜まってくるというもの。
奥さんの親族はいつ帰れるかもわからない不安と帰っても地獄の狭間で、パチンコがストレス解消になった。
月曜日は父親と兄が中国大使館へ出向いて情報を収集した。兄の息子は一人でホールに行ってパチンコを堪能した。
武漢から外へは出られないが、武漢市民なら入れることが分かる。北京か上海経由で帰国するメドはついてきた。幸い、北京と上海には親せきがいる。
帰るメドがつくと今度はマスクなどの医療品の爆買いを始めた。マスクを持っていけば親せきにも大歓迎される。両親は上海の親せき、兄家族は北京の親せきに身を寄せることになった。
「ゴールが見えないことがストレスだったが、帰れるメドがついたのでホッとした」とAさんは安堵のため息をつく。
パチンコに嵌った兄の息子は一人でホールに行くようになり、ついにはTUCの特殊景品を持ち帰ってきた。
換金システムが理解できず、そのまま特殊景品を持ち帰ってきたが、換算すると約9万円分もあった。
事情を聞くとどうやらいつもやっていた1パチではなく、間違って4パチを打っていたようだ。
3000円目で大当たりして連チャンが続いた模様だ。
Aさんは6万5000円で買い取ることにして現金を兄の息子に渡した。2万5000円引いたのは寝袋代などを相殺した。
出玉を換金できることを理解。気をよくした兄の息子は「日本に来たらまたやりたい」と目を輝かせる。
潜伏期間などを含めると2週間は様子を見た方がいい。
しかし、日本でも感染者が増えるごとに、日増しに中国人への風当たりが強くなっている。中国人同士でも武漢出身だと分かると同じ飛行機に乗りたくないと離陸が5時間も遅れたケースも出てきている。
東京には中国人がよく来るホールがある。これで「スタッフが感染した」とニュースになればそのホールは一巻の終わりだ。その対策に店長は入口には消毒液を置くようにした。
Aさんのケースでも、このまま感染していないことを祈るしかない。
追記
その後もパチンコをやり続ける兄の息子。
この前はAKBの台で1万6000円の投資で3万8000円分の特殊景品を持ち帰ってきた。
とにかく、パチンコが大好きになった。パチンコの歴史から教えて欲しいというようになり、釘調整についても教えたがあまり理解はされなかった。パチンコを研究するためにDVDはないか、と探し始める。
「中国にあったら絶対に流行る」と太鼓判を押す。

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でも、実際にやってみると「面白い!」と言う人が多いと思う。
逆に外国人はそういうしがらみや情報が少ない、または無いので敷居は低く踏み込みやすいのかもしれない。
イメージアップがうまく出来れば、競馬や競艇のようになるかもしれない。
ただ、今の時期だけは中国人、しかも武漢在住の人はきてほしくは無いというのが正直な所。
この記事も時期が悪い。
もう少し新型肺炎が下火になってからのほうが良かったかも。
この記事を見た東京人のパチンカーは、来店を躊躇すると思う。
ピンバック: 名無し
感染したことにより起きるであろう、誹謗中傷・差別・風評被害の
方が遥かに恐ろしい。自分たちの身は自分たちで守るしかないとはいえ、
心ない誹謗中傷が、多数書き込まれているのは、とてもやるせない。
そんな中、一ホテルが勇気を出して、武漢からの帰国者受け入れを
了承したことは、僅かながら慰めになっている。
命は確かに大事ではあるが、人としての思いやり、尊厳を無くして
よいわけではない。
病気にかかった人にかける言葉は、「お大事に」でよいのだ。
ピンバック: 一般ゆーざー
感染率の高い伝染病に感染した者、または感染した疑いの高いものは、
社会全体への伝染病の蔓延を防ぐ観点から
検査、治療、場合によっては隔離をされるべきであると私は考える。
これを誹謗中傷、差別、中傷というのなら、それは思考停止というべきものではないか?
一方、検査の結果、伝染病に感染した疑いがほぼないのに、隔離されたとしてらこれは差別だと思う。
感染症対策の設備が十分ではない一般のホテルが、感染率の高い伝染病に掛かっている恐れがある者を積極的に受け入れないからと、これを風評被害だの差別だのいうのは浅はかに私には感じますな
ピンバック: 牛丼通行人
パチンコ向きかもしれません。
9万円分の景品持ってたとは大したもんだ。
勝ち方をご教受頂きたいよ(笑)
ピンバック: ワイド
日本は689年に持統天皇が双六禁止令を発布して以来、賭け事には比較的厳しかった社会で、この精神は賭博罪として近代法にも受け継がれてる。
シンガポールやマカオのカジノは中国人で溢れかえってることからもわかります。
その中国青年も賭け事好きなDNAが騒いだのでしょうね。
ピンバック: ピー
逆に日本の高度な医療団や専門家を武漢に送り込み、中国側と協力して沈静化させるぐらいのサムライ精神を見せてほしいぐらいだ。
中共や支那人が好き嫌いに関係なく、世界的に封じ込めることが急務であり、それが日本の役割だと思う。
困った時こそ全力で助けるのが大和魂(日本精神)。
中国人や武漢人といって偏見を持って差別しても何の解決にもならない。
グローバル社会とはそういうことではないでしょうか。
ピンバック: ヤング
見知らぬ他人には、大和魂という理想論で
使役を提案をする。
自分で恥ずかしくないのかね。
大和魂だのいうのならまずは、ご自分で現地に行ってボランティア活動でもしてきたらどうですか?
ピンバック: 牛丼通行人
そっくりそのままお返しするよ。
厚顔無恥とはまさにこの事を言うんだろうね
ピンバック: 変な奴ばっかり
もたもたしないで全日や日遊協は直ぐに行動しろよ。
こういう機敏さがないからダメなんだよな〜。
ピンバック: ヤン
一方、遊技業界団体など自分以外の誰かが中国に寄付ををすればいいなどの提案は、
自分の義侠心を示したつもりでしょうが、聞くに値しない無責任な野次馬の放言にしか聞こえませんな。
大体、団体として会員一律に強制的にお金を集めて他国に寄付をするのは遊技業界団体の仕事ではなく、もはや政府の仕事だと思います。
そしてその様な公共の福祉ために政府に我々は税金を支払っているのてす。
また政府が他国に寄付をするなら、我々国民の血税を寄付するのですから、寄付をするなら他国より自国の被災地域への税金の投入をすべきなどや、それを顧みても中国寄付には外交上のメリットが寄付にはあるなど、
当然、議論を行い国民の納得する使いみちを考えるべきだと思いますな。
ピンバック: 牛丼通行人
記事に対するよりコメントへのコメントが主体のようですがそれはそれで面白い。
辛口コメント楽しみにしてます。
ピンバック: マンタ
あくまで寄付は善意でするものであって巻き上げるものではない。
まさに「小さな親切大きなお世話」
行動の方向性を間違えてはいけない。
ピンバック: 変な奴ばっかり
外国人を理由に断るのは無理があるよ。
ウェルカムと言いながら不平等に扱うのはダメ。
日本国内に住所を有してないなどの理由ならありかなぁ。
ただ、住所が外国にあっても本人である事がわかる証明、パスポートなどがあれば断らず
に作ってあげてよ。
ピンバック: まもなく東京五輪
ピンバック: ベン