これはホール関係者の偽らざる声だが、もはやホールの完全禁煙も待ったなしとなってきた。
受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案は、会期延長後の今国会での成立を目指す。政府は、東京五輪・パラリンピック開催前の2020年4月までに全面施行する方針だ。
改正案は、多くの人が利用する施設の屋内を原則禁煙にし、喫煙専用の室内でのみ喫煙できるようにする内容。違反した場合は罰則も適用する。加熱式たばこは受動喫煙による健康への影響が明らかでないとして、同たばこの喫煙室では飲食も可能にする経過措置を設けている。
タバコを吸わない人からすれば、こんなありがたい法律はない。屋内禁煙に反対しても法律で決まってしまえば、それに従うしかない。
10年ほど前までは新幹線には喫煙席があった。2007年7月にデビューしたN700系からは、喫煙車両が廃止され、その代わりに喫煙ルームがついた。喫煙席がないからと新幹線に乗らない人はいない。吸いたくなれば、3号車、7号車、10号車、15号車の喫煙ルームへ行けばいい。
ホールにだって同じことが言える。喫煙店舗と禁煙店舗が混在する場合は、別として、全国の店舗が禁煙になれば、タバコが吸えないという理由でパチンコを止める人はそんなにいないような気がする。なぜなら日本人は環境の変化に対する順応性が高いからだ。
日本人の順応性の高さは、他人と同じようにふるまい、他人と違うことを潜在的に恐れるという日本人ならではの気質だからだ。
喫煙の常連客に聞き取り調査を実施したホールによると、客からはこんな声が返って来た。
「ワシはタバコを吸いながらパチンコしたい。席を離れて喫煙室まで行くのは面倒だ。タバコが吸えないなら、吸える店に行く」
至極ごもっとも答えだ。しかし、法律で全店禁煙になれば選択肢はない。
このホールで常連客の平均滞在時間は2~3時間。この間10本ぐらいのタバコを吸うことが分かった。
全面禁煙にならば、タバコを吸う本数が5本に半減されると仮定して、1回の喫煙タイムが5分とすれば、25分間は稼働が落ちることになる。ホールが恐れるのはここだ。
2020年4月の改正健康増進法施行まで、2年を切っている。これから、ホール向けに簡易型喫煙ルームの発売が開始される。取り扱いをしている会社も複数あるが、まだ動きは鈍い。
喫煙ルームは1人用から2~3人用、4~6人用、8~10人用というタイプが販売されている。これに換気や脱臭設備が付く。
喫煙ルームへの取り組みが比較的早いのがホテルで、各フロアに設けているケースもあるが、パチンコ業界の場合、喫煙ルームの関心が向くのは2020年の正月営業が終わった時ぐらいからか?
大勢の人が利用する屋内施設が対象になるわけだから、その時慌てても間に合わなくなる。どうせやらなければならないのだから、早めに取り組んで、他店との差別化をアピールする方が得策ともいえる。
「いっそ、喫煙ルームに20~30台ぐらい並べて喫煙ルームでパチンコが打てるようにしたい」(ホール関係者)というよな本音も漏れる。
立島で高射幸性機の設置比率を落とす業界のことだから「やりそう」という声も併せて聞こえてくる。

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いまさら先を急いでも特に意味なんて無いんじゃないのかな?
タバコを吸う本数が増えれば増えるほど、つまりタバコ依存症の度合いが高くなればなる程、パチンコ依存症の度合いも高くなる傾向が高いので、
ああいう少し頭の●●●●連中が全てのパチンコホールが禁煙化されたからと言って簡単にパチンコを止めてしまうとは考えられないよ。
完全に禁煙化されてしまえば吸い殻を自動的に回収する灰皿や、空気清浄機のメンテナンス費用等も軽減できるのだから、
その浮いたお金で新しい顧客の獲得や、既存のお客様への利益還元を多くするようにすれば良いと思います。
ピンバック: イケロン
多少の費用負担なんて、新台入替止めれば簡単に出ますよ。
ピンバック: どうせ禁煙になるんだから
結局そんな業界ですよ。
ピンバック: 業界人A
たばこの臭いが服や髪に付くという理由だけでパチンコ店を避けているわけですから、むしろ率先してやっている店には早めに新しいお客さんが付いてくれるかもしれません。お店にとって、リスクなのかチャンスなのか?考えられる良い機会でしょう。
ピンバック: 獣
>ホールにだって同じことが言える。
いや、交通機関と娯楽施設の利用方法を同レベルで語るのは無理がありすぎでしょう。比較対象にすらならないと思います。
ピンバック: はい
ピンバック: ヤマメ
というか喫煙スペースに台を置くにしても、法律の主旨が「従業員を含めた」受動喫煙防止だし、従業員による接客や台の対応がしにくくなると思うがね。
ピンバック: 三番
ピンバック: 通り過ぎた
この一文にすべてが集約されてるんじゃないかな
他の人と違うことをし、出し抜くことを良とする気質が全ての問題の解決を阻み今の現状を招いている。
ピンバック: 裏道通行人
冗談とは言え、まさに旧態依然としたホール業界らしい発想ですよね(笑) まあこんな考え程度しか浮かばないような業界だから今日のような状況を招いたのでしょうが(苦笑)
この上は最後の最後まで、何とも情けない日和見主義を貫いて消滅してゆけばよいでしょう
ピンバック: マヤ
そういえば、「煙突男」は最近見かけなくなりましたね。
あと少し時間が経過すれば、自然と喫煙者側が少数派になって
居づらい環境になるような気もします。
紫煙をくゆらせれば周りからきつい視線が注がれるようなるのも
そう遠い事ではないでしょうし、遊戯機の品揃えで個性がなくな
れば、スモーカーのいない店で遊べばよいことですし。
ピンバック: tameiki
所詮、ゴミボッタ店は、何をしても無駄。禁煙者を舐めんなよ(笑)
ピンバック: パチンコ屋が潰れて駅前にオシャレなビルが出来たから喜ぶ通行人
条例も広まり、全国全てで禁煙ということになれば、こういうお題が
出ることは無くなりますので、今のうちに思いの丈をぶつけておくと良いでしょう。
パチ屋は喫煙が売りではなく、パチンコ、パチスロが売りです。喫煙など
所詮おまけなので、おまけではなく本来の売り物を磨いてください。
ピンバック: 一般ゆーざー
どうにかして喫煙可能なホールに
できたらめちゃくちゃ儲かりそうだね。
やり方はよく分からないけどw
ビジネスチャンスなのかな?と
ちょっと思った。
どうせ嫌煙厨は来ないだろうし。
ピンバック: 業界人
抜け道探しに励まれてください。
ピンバック: 一般人
お前はタバコで迷惑をかけられても我慢するべきである」
(一部の人は更に先を行って、『迷惑だと感じるのは間違いである』(笑))
という主張が、「タバコの禁止」にどのような影響を与えるかという
喫煙者以外の誰にでも簡単に予測できる結果でしたね
ピンバック: oil
あと、差別化をアピールするのも難しい。どちらかというと、禁煙化すると逆に差別されるほうなのでは?と思ってしまう。
喫煙可能なホールが他にあればそっち行くだろうし。
やっぱりね、禁煙化するなら横並び一線でやらないと。先にやったら損するから。
この業界はメリットには我先にと飛び付くが逆はどうしても腰が重いからね。
最後に、ホール関係者のコメントに対しては相変わらず常識が無い人間しかいないんだなぁ、と呆れてしまったわ。
ピンバック: サーターアンダギー
私が小学生の頃(昭和40年代)先生方は教室で煙草吸っていましたし、病院、銀行の待合所、駅のホーム、映画館の中でも当たり前に吸っていた。
国会の予算委員会でも大臣様もプカプカだ。
今の感覚でいうとトンデモナイが当時はそれであたりまえ。
パチンコ店内だけが当時から止まっていたといえる。
ピンバック: デンバー
全面禁煙店舗に
禁煙禁煙言ってる全ての人が行って
連日のフル稼働を実現すれば
みなこぞって禁煙にするでしょうよ
ピンバック: ●
健康増進法改正が固まり出した段階で終わったネタですが。
2020年4月には健康増進法改正が成立すれば、全ホール禁煙です。
東京オリンピックは素晴らしい存在でした。東京オリンピックがなければ、パチンコ業界は延々と喫煙ホールのまま消え去る存在だったかと。
少しずつですが、禁煙リニューアルするホールが出始めましたね。
禁煙化は避けられないのですから、先行導入は懸命な方法論かと。
人材確保に困っているホールは禁煙化でアルバイトが集まりやすくなるかもしれませんね。
リニューアル時にはエアコン洗浄など決め細やかな臭い対策も必要になりますね。
先行導入している喫煙所ありの禁煙リニューアルホールは明らかに客層が変わってるみたいです。女性客や若者が増えましたね。
もっとも若者や女性客は、ハイレートには、あまり行かないのでホールからみたら金のなる木ではないかもしれませんが(笑)
ピンバック: 元ベビーユーザー