パチンコ日報

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「パチンコ超初心者の欧州人から学んだこと」・・・下

今回欧州人にパチンコを体験してもらって感じたことは、パチンコは個人主義の外国人に向いている、ということだ。



本来、パチンコは一人遊びの遊技で、孤独になれる時間を買う遊びでもある。

だから外国人に向いているとは安易な発想だろうか?(笑)



このシリーズの1回目で、「パチンコのこれから」、「パチンコの反省」、「パチンコの未来」を考えてみたい、と書いた。



よって最終回はこの筋で話を進める。基本は超初心者の外国人から見た目線から考える。今回の話のモデルになっている欧州人のパチンコへの感想と意見を織り交ぜながら語ろうと思う。



最終章は少々長くなるが、お付き合い願いたい。



昔と今ではパチンコ店の数を比べるには無理があるが、参考までにその数を書くと・・・・。



1952年・・・・3万軒

1955年・・・・1万軒(連発式とオール20の禁止の影響が大きいと言われる)

1956年・・・・9000店弱に。これがパチンコ店舗数の底打ち。

1965年・・・・1万2千軒

1970年・・・・9500軒

  ↓

1993年・・・・1万8千余軒

  ↓

1996年・・・・1万5千軒

  ↓

2009年・・・・1万3千軒を割る



パチンコ業界は規制や再編、台数制限、自由化などの流れでホール軒数は大きく左右されてきた。



1952年のホール3万件は、当時の人口の年齢構成や人口分布構成を考えたら、日本の隅々までパチンコが浸透していたことがうかがわれる。



今は、不況や地方の過疎化、大型店舗の出現などの要因で軒数が44年前の水準になっている。



パチンコの軒数はこれから大きな伸びは望めないだろう。



わが国の少子高齢化に伴う人口の減少、所得層の二極化、人口密度の低い地域での営業の難しさなどを考えても希望は持てない。



雑草のようにたくましく生きてきた業界だが、これまでは高度成長期に支えられてきたからよかったが、これからの日本は人口も所得も安定期のために、現状を維持するのがやっと。



この話は国内のホール企業についての話であるのだが、機械メーカーについてはこの限りではない。一部のメーカーは活路を海外に向ける可能性は大いにある(この話は後ほどに)。



国内でパチンコ人口を維持するには、現状のままでは限界が来ている。



肌では感じていながらも、業界全体での取り組みとなるとまだまだだ。



パチンコ初心者が安心してパチンコできる環境と逆行している現実もある。



遊技方法の複雑化や初期投資の増加化などがそれ。特に遊技特性の難しさ、不透明さは初心者にとっては大きな壁になっている。



これは特に欧州人の反応から痛感した。



ホールは昔に比べて確かに綺麗になった。

しかし肝心の軍資金は増加する一方だ。

だが軍資金が増加しても、低確率機についていけるお客さまは大勢いると思う。



個人的意見だが、1/500の機械でもお客さまは、十分ついてこられる。



それは歴代の機械を思い出せば納得してもらえるはずだ。



しかし条件はある。今の機械の複雑化したスペックのままではダメだ。



パチンコ人口を増やす切り口となるパチンコ超初心者向けの機械が必要だろう。



業界では「遊パチ」と名づけられた機械があるが、パチンコ初心者を増やすためには名称を「かんたんパチンコ」とかの名称に変えてはどうか。



もちろん、「かんたんパチンコ」のスペックには、潜伏確変なんか必要ない。



今の「遊パチ」も超初心者が初めて遊ぶ機種用に開発されたものではないから、

本来のパチンコの出玉感のインパクトは初心者にも薄い。



欧州人の話題に戻す。



実際、欧州人にも「遊パチ」をさせてみたが、液晶演出や大当りの瞬間は喜ぶが、出玉にはそうとうガッカリしていた。



で、突然、パチンコ店を欧州かアラブ諸で開店したい、と言い出した人の続編。



パチンコの戦績が後半急降下していくにつれて、その意欲が萎えて行った。



とにかく、彼は何度も悔しい思いをしたものだ。



「オカマ」をホラレル経験を何回もしたらしい。



ラスベガスやモナコ、バーデンバーデンのカジノで常連の彼は「オカマ」をホラレル経験は、これまでの人生で一度もなかった。



最後はパチンコ大嫌いになるのだ。



最初はあんなにパチンコを好きになったのに、嫌いになった原因が「オカマ」だった。



オカマをホラレタ原因の一つに、遊技性の複雑化(潜伏をふくむ)がある。



このオカマ、他の欧州人にとっても、本当に悔しい出来事であったようで「屈辱」と表現する人までいた。



自分が打つのを止めて、その後、着席した客が直ぐに大当たり。この光景を見て、

日本流にいえば「遠隔操作」をしているのでは?と疑っていた。



遠隔操作はないと説明。



パチンコは法律でも厳しく規制されていて、基盤の不正もできないと説明した。



そこで詳しく、機械内部の抽選方法や機械の特性を説明したのだが、やはり潜伏確変や2R確変などは、「オカシイ」と話していた。



なぜ潜伏させるのか? 自分で引き当てた権利をなぜ自分が分らないのか?



この質問に対する私の答えは本当に苦しい答弁であった。

これは初心者に共通する意見だと思う。



彼らのパチンコに対する興味は、時間と共に薄らいでいった。



その第一の原因は、「オカマ」と本当に当らないからだ。

やはりビギナーズラックは必要である。それも一定の線を越えない範囲で2回目が来ないといけない。



彼らが驚いていたものに、各台計数機があった。



京都と東京で経験したのだが、便利なものに映ったと思いきや、「これはパチンコという日本の文化にとってマイナスではないか?」との見解だ。



なぜ、このシステムを採用するのか?との質問があったので、必要性を説明したが彼らはこんな感想を漏らした。



「見ていてツマラナイ」



通路に積んで玉箱こそ、パチンコの楽しさではないか。



自分もあの人の様に「玉を出したい」、「出せるんだ!」と思わせる演出が必要で、それがパチンコではないか、と。



そんな感想を話す彼らはパチンコ初心者だが、本国に帰れば一流の経営者だ。



その中の一人がこう話す。



自分がホール経営をしていたらと仮定して、

「競合店が各台計数を導入したらラッキーだよ。競合店が導入したら、絶対に自分の店には導入しない」



彼らが見た各台計数は、パチンコ本来の楽しさより、利便性を追求し過ぎていると映る。



ここで出た彼らの発想がスゴイ! 設備メーカーの人はこの発想に注目して欲しい。



各台計数を導入しても、玉積みは行い、玉を流す場所は、その台で行えば良い。



つまり、現行の各台計数機の台下の受け箱の形状やシステムを変更するのだ。

これってスゴイことだと思う。解かる関係者には解かる話だ。

特許を取るなら早い者勝ちだ!私は申請しないのでお早めに。



そのほか、彼らがパチンコホールで気になったことは、タバコの副流煙問題だ。



礼儀正しいはずの日本人が、周りの人に気遣いもしないでプカプカやっていることに、違和感があったようだ。



それと今回、パチンコにハマラナイ人のその理由の一つが、この喫煙問題だった。



「あんな環境の悪い中で長時間遊べない」と話していた。



「なぜ全面禁煙にしないのか?全面禁煙して喫煙所を設けないのか?」



こんな質問もされた。



「全面喫煙にしたら、売り上げが何%下がるのか?」

さすが一流の経営者は鋭い。



まだまだ話は有るのだが、今回はこの辺にする。



欧州の経営者から出た、機械メーカーの海外進出の可能性の話については、別の機会に譲る。



このシリーズが業界関係者のヒントになれば嬉しい。



終わり
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