アーバンベネフィットの木村勝男会長は、「中小企業の活性化」をミッションとする中小企業再生会社のトップだ。
同社の手法は良いバランスシート(貸借対照表)の企業創りをサポートすること。そのためには、納税を通じて株主資本を貯え、どんな経済変化が起こっても対応できる財務体質を強化していく。
中小企業はこの大きな経済変化の下、永続するために企業再建してBS経営に取り組まれることを推奨している。
「ホール経営ビジネスモデル再構築セミナー」より
木村会長は、18歳で起業して73歳になるが、経営には2つしかないことが分かった。
1.変化に対応すること
2.B/S(バランスシート・貸借対照表)
この2つが長年の経営の中で掴んだコツでもある。
あらゆる企業は変化に対応しなければ生き残れない法則がある。これは生物が生き残る法則と一緒で、大きい会社や強い会社が生き残れるわけではない。
変化に対応した会社だけが生き残れる。
ただ、変化は未知の世界なので怖い世界でもある。だから変化を嫌う人、怯える人もいる。その一方で変化をチャンス、と捉える人もいる。
こういう経営者が生き残っていく。
2つ目は経営のコツはB/S(貸借対照表)にあることが分かった。では、P/L(損益計算書)との違いは何か?
P/Lで一番、最初の項目は売上が来る。
仕入れを引いた粗利益
人件費や家賃を引いた営業利益
銀行の借り入れ利息を払ったり、家賃収入が入ったりで経常利益
税引き前利益
税引き後利益
と利益には5つある。
本当の経営の目的は何だろうか?
皆さんは「お客さんに喜ばれること」「企業の永続性」「世の中の役に立つこと」「戦製品の開発」などというが、それらは全部間違っている。
そんなことをいうからいい会社ができない。
本当の経営の目的とは利益を上げること。それ以外の何ものでもない。
利益を上げないことにはお客さんに喜ばれることも、会社が永続することもできない。利益を上げないでやってみろ、といいたい!
利益の上がらない会社は古今東西、生き残った会社はない。利益を上げて税金を払い、社員の福祉や新製品の開発に使う。
利益は税引き後の利益しかない。すべての業界がそう。税引き後の利益を上げることにある。
つづく
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