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カネもってやめることができるのが大手、家族の生命と将来まで犠牲にするのが弱小店舗

手形を切るのが快感なのか!?


私もかつては、機械の買い物に狂って、のめり込んでいた時代があったが、戦略の入替えができないほど、愚かなことはない。



「競合店舗にはない機械をトップ導入するのだ!」と意気込んでいる店舗が何と多いことか。



仮に地域一番でトップ導入しても、次の日に近所の大手が入替えすれば、稼動が激減。それに対抗して出玉で勝負だと玉を出せば出すほど多少のお客は維持できるけど、もうその時には粗利実績がムリをしている。



だから閉める。閉めたらら散る。



じゃ、今までの赤字はムダ玉と化す。このジレンマに置かれて何十年の月日が経ったことか。



それでも懲りずにやる。



お客が来るのは一時のこと。その一時のために、地域一番で機械を抱き合わせで大量導入を条件で買う。そ



れで1週間もしないで客は散る。わかり切った事ではないか。それでも周りの忠告をふりきって、分別のつかないほど、アホなほど繰り返しやる。



よっぽど機械の入替が好きなのか、手形を切るのが快感なのか。



いや、真のところは、機械の入替戦略をもたない、人間たちの機械の投売り祭りの露天市を彷彿とさせる。



もうここには、戦略の入替とか、人間の入替とかはない。間違って、「新台入替は心の入替えだ!」とでもいったら、大変に異様な人間扱いされるのがオチである。



愚かな戦略実態が氾濫しているこの業界が嘆かわしい。



その当人の私もかつては、機械の買い物に狂って、のめり込んでいた時代があった。アレジン、エキサイト、ソルジャー、フルーツパンチ、ドリームセブンなどの時代には現ナマをもって、我先にと走り回っていた。



しかし、あの後ピタリとやめた。とにかく、機械屋には定期券をもって通勤するような感じで入り浸りになってしまっていた。



でも、この時から「もう、これから先には方針の大転換がない限り良い機械はでない」と断言した。



それからも社会的不適合機の名目で次々と規制は強化されて機械の体力は弱体化していった。



でも、入替戦略を変えようとせずに、機械導入ばかりに走っている。



大手も大変だというけれど、破綻にあたっては、弱小店舗の一家離散ほど惨めなものはない。



カネもってやめることができるのが大手、家族の生命と将来まで犠牲にするのが弱小店舗である。



所詮、弱小店舗のハザマで生きる人間にしか理解のできない極限のつらさがある。



それでも変えない、変えようとせずに固定観念から脱皮しようとしない経営者もいる。


俺がわるかった!でも大概は半年もなれば



「俺が悪かった!・・・(泣き泣き泣き・・・)」と詫びる経営者もいる。



「せめて1年前にお会いできていたら、店はこんなにもならなかった…」と深々とアタマをさげるのである。



わたしも、つかさず返す言葉がある。



不思議にも半年もなれば、経営者から出る言葉の共通語である。だから、返す言葉も決まっている。



「社長…そんなことが1年前にわかっていたら、店舗のこのような悲惨な状態は免れていたかも知れないですね。だったら、こうして会うことすらなかったでしょう…」と。



なんと、いんがな出会いをしているのかと、思うだけでも胸の切なさを押さえきれなくなる。



そんな光景を何度見たことやら。本当に嘆かわしい。



大手だって、大量の機械導入で早とちりしている。導入機械は成功している機械の何%に過ぎない。



それだけ、見たことも聞いたこともない機械を営業するのはとても困難なことである。



そして、採算的な稼動水準までの認知を短期間で獲得するには、おカネと時間がかかる。



なじみのない機械を導入する場合は、先ずは大手にモニターになってもらって、高割数で営業してくれれば好都合。



お客はその機械に慣れてくれて、ウチが導入する時には通常の割数で営業も可能になるから、これがチャンスと思って、弱者独自の放出戦略を着々と進行させていけば良い。



悲観することもなければ、気落ちすることもない。



しかし、試練の時だ。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 深い~~。。

    トミナガ様のエントリーには、いつも感心します。。アグネスや甘デジタイプを強力洗剤でピッカピカに輝かせたらどうでしょうか客の打ちたい台が案外薄汚れたりします。。フルーツパンチやパ-ルセブンはお財布に相談しないで、打ちまくる位楽しい台でしたが(笑)~~そんな時代があったんですね~シミジミ・・・
    ユーザー  »このコメントに返信
  2. ピンバック: ユーザー

  3. いつかは・・・

    関西の大手ホールで飛ぶ鳥を落とす勢いで走りつづけましたが、【心の入替】をさせていただくことは出来ませんでした。

    今は関東でほそぼそとやっておりますが、

    【心の入替】の炎は消しておりません。

    いつか【心の入替】がスタンダードになる日を

    先生と分かちあいたいです。

    またお会いできる事を願っております。
    風来坊  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 風来坊

  5. Unknown

    何も、冒険するのは自店でなくとも良い。



    出来るだけリスクを背負わず、小回りの利く営業。



    どうしてもリスキーな場合は、意欲(覚悟)を客に感じてもらえる方法で、そして、必ずそれを集客に結びつける。



    核心をついていますね。
    一般ファン  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 一般ファン

  7. Unknown

    不況時は正に経営者の能力が問われます。

    無能な経営者は「今」を判断する事が出来ません。



    大手であろうと同じ事です。

    「今」は増収増益を目指す時期ですか?

    減収増益を目指す時期ですか?

    「今」の日本の経済状況は最悪期ですか?

    来年は脱出しますか?



    廃れ行く企業はこれすら判断出来ません。

    又、考慮すらしません!



    「今」は正にピンチをチャンスに・・・という時期ですよ!

    そして、適者生存という裁判の時期です。

    「昔はこうだった」とか「今の若者は・・・」等、「今」に敏感でない者の未来は?



    モナコ  »このコメントに返信
  8. ピンバック: モナコ

  9. ピンチをチャンスにスバラシイ言葉!

    スバラシイ言葉ですね。。只実際ホールに伺いますと私養分エキスを最後の最後まで絞り捕られているような気がします(笑)グッグエ~(爆)、、、、
    ユーザー  »このコメントに返信
  10. ピンバック: ユーザー

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