そんなセミナーがパチ元会で開かれた。
今回注目したのが関東の某県某市。ここに関西から出店したホールによってエリアの業界地図が塗り変わった。
先陣を切ったDホールは3~4年前の出店。ここに地域最大級の規模で乗り込むとたちまち地域一番店に躍り出た。
ここに最近関西の別法人が、地域最大級の規模で新規出店して地域一番店の座を奪取すると、関西の2ホールが独走する形で稼働を延ばしているのが現状だ。
一番店の座を奪われたDホールは土日の稼働で盛り返し、平均で90%以上の驚異的な稼働率をたたき出している。
その結果、地元の200台クラスの小型ホールがその影響をもろにかぶっている。
さらに、この地区に全国チェーンが進出する予定のようで、地元のホールが再び影響を受けることになりそうだ。
この関東某県には面白いデータがある。
58%。
これは県外企業の参入率で、関東の他県に比べても一際高いパーセンテージになっているところが特徴だ。
大阪の他県企業の参入率22%を比べれば、その高さが伺える。
では、なぜ、他県からの参入が多いかといえば、人口と店舗数である。首都圏に隣接する圧倒的な人口があるにも関わらず、店舗数が大阪に比べると200店舗近く少ない。エリアによっては出店の余地がまだまだ残されている。
地元ホールは県外ホールが進出してもあまり対策を打ってこないので、進出した方にすれば「あれ? 何もしてこない」と拍子抜けの様子。
何もしないといえば、新台の入れ替えもあまり頻繁ではなく、地元ホールはマイペースで営業しているように映る。
「人口が多いので喧嘩しなくても儲かっているので、あまりガツガツする必要はないのではないか」と見る向きもあるが、調査したエリアの魅力は営業のピークが2山あること。
昔は全国的に、どこも昼間と夜の2つの山があったのだが、ここ何年間かは夜のピークがなくなってしまったのが特徴。
夜の稼働が上がるから、土日は90%以上の稼働につながっているホールもある。
話は変わるが、かつては地域一番店でホール企業の本店と本社を兼ねていた大阪のとあるホールが3月某日、ひっそりと息を引き取った。
年末に1円専門店に切り替えたものの、1円でも一桁の客付きが続いていた。1円で集客できなければ終わりだ。
かつては地域一番店を張っていたので、立地が極端に悪い場所でもない。
栄枯盛衰という言葉が聞こえてくる。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。
関東 某県とは
(K県) のことですね。
123の新規出店がありましたね。
【他の府県の草刈り場】
という表現に 対して
強い不快感を覚えます。
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