新米店長時代からパチンコに熱い情熱をもっていた。
着任1カ月で稼働を10%ほど上げた。
新米店長は立地と客の関係を恋人との関係にたとえた。
「好きになっていくに従って、遠距離であろうが、立地が悪かろうがそれを乗り越えて逢いに来る。立地が悪いと嘆くのではなく、もう1回来てもらう仕掛けが重要。この店で遊んで楽しかったことを体感してもらわないことには、店とお客さんの恋愛は始まりません」
新米店長がまず取った行動は、自ら現場に立つことだった。新しい職場で表回りの業務をこなしながら、ゴミ箱の位置やプレート置場の位置などが使いやすい場所に置かれているか、細かいチェックを始めた。
「接客する上でスタッフに笑顔が出ないような不必要なことはすべてカットしました。アルバイトスタッフのためには、分からない作業のやりづらさを改善しました」
もちろん、コースに出て店長自らも接客した。客からの要望を吸い上げて、改善できることはすぐに改善した。
一番実践したことは、お客の声なきニーズをいち早く汲み取って提供することだ。
たとえば、タバコの切れそうな客を見つけると、積極的に声をかけた。客にすれば、ちょうどタバコが欲しかったタイミングで声をかけられると、「よく気が利く店員だ」となる。
台を叩いたり、膝を上げたり、掛け持ち遊技する不良客には、店長自らが声をかけ、排除していった。
新米店長はいう。
「スタッフが接客しやすい職場環境を作り上げるのが私の仕事」
スタッフとのコミュニケーションも積極的に図った。何気ない会話の中から、笑顔が出ていない原因が体調不良であることが分かったりする。
当たり前と言えば、当たり前だが、その当たり前のことがなかなかできないのが現実。それをやり通した時、自ずと結果がついてくる。
笑顔がさわやかな新米店長。スタッフや客を惹きつける魅力がある若者だった。この初心をいつまでも忘れないで欲しい、と思った。
その当時の情熱をずっと持ち続けていたから、大役を任されたのだろう。
こんどゆっくり話を聞いて4年間の成長ぶりを確認してみたい。
その時は改めて報告しよう。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。
こちらの店長様は分かりませんが、私が店長になった当時パチンコ日報の前身ブログを発見、元店長様執筆の寄稿を全部読みました。
それがガツンと心に来て、役に立ちました。
成績を上げる為に読み出して、読み進めると勉強になりましたのは、店長としてのあり方や心構えや他の業界のやり方を学びました。
コスト管理についてや動線管理についての寄稿は、パチンコ業界のセミナーでは聞いたことない内容で新鮮と思ったものです。
元店長がプレイグラフに連載されてたコストの話で、ゴミ箱の位置や従業員に携帯灰皿を持たせた話は目からウロコが落ちた。
新人の店長は元店長様の寄稿を全部読んでみたらいいですよ。店長職のヒントが満載。
ピンバック: はねまん
現場に云々ではなく、自らの行動を以て教育とする。やらされているのではなく、良いなと思ったから真似をする。
パチンコに限らず、全ての職場に言える事では無いでしょうか。
そんな店長の居るホールに行ってみたいものです。
ピンバック: 一般遊戯者
私が気になるのは接客や店長が店に出る等、釘、設定関係なしに稼働があがったのかどうか。
為になる話も多く勉強になりますが、稼働率や売上を伸ばす話題は接客、サービスの視点のみに狭くし、逃げる事主体になりつつあるのが最近は残念に感じております。
是非、設定や釘の話も聞いて見てほしいです。
ピンバック: 自称プロ客
台を叩く不良客を排除‥
これは店長に惚れちゃうわ
ピンバック: 嵐王
>>自称プロ客様
基本的に稼働がつかないと設定も入れれないし、釘も開けれないですよ。
稼働が無いのに釘開けて設定入れるのはただの無謀です。
ピンバック: なら
>なら様
コメントありがとうございます。
なら様がおっしゃることはわかります。
ただ稼働が無いから設定は低くするし、釘も辛くするけど、稼働を上げたい。
設定下げて、釘辛くしたらさらに稼働率が下がったから、売上を出すためにさらに・・・
これでは客単価をひたすら上げ続ける(客一人からの回収を増やす)ループに陥ってしまいますし、そうなれば客側は、負けイメージがどんどん強くなって来客数が下がると思います。
少なくともそんな状況が続く店には例え店員の雰囲気が良くなってもお客さんのお金はもたなくなり、いなくなると思いませんでしょうか?
もちろん店の出玉(釘、設定)を意識しないで、接客、サービス面等で選ぶ方もいるかも知れませんが、これからのP店はそこにターゲットを絞って経営してくのが主流なのかと思う内容が目立つものですから、、
大抵のお客さんはなんだかんだ出てる、出てないを意識して来てると客側として私は思ってますから、勝てないイメージや、出さない(釘、設定辛い)イメージが着いてしまったのであれば、そのイメージを払拭しなければお客さんは戻ってこないと思います。。特に4円や20円はなおさらです。
そのようなイメージの払拭は、接客サービスの向上ではすり替えにはなっても改善等にはなり得ないと思います。
私は元店長様信者ではありませんが、以前のエントリーで、回りが時間打ちをしようが、通常開店でも釘を開ければお客様は来ますってエントリーにはかなり共感しました。
今日はどの機種がどの位良いのかな?と期待感を持っていけるようなP店が少ないです。
回収メインの日あれば一部機種や全体が当たりな日もある。そんなワクワク感を持ってお店に行ける日が帰ってくる日を望んでる客側の意見として見てくださると嬉しいです。
ピンバック: 自称プロ客
文章ベタな上に、追記連投すみません。
私の本題は
私のコメントをふまえた上で、今回のエントリーの店長さんは、釘や、設定状況の改善抜きに接客サービス面のみで稼働を上げたのかどうかがとても気になった部分ではあります。
ピンバック: 自称プロ客
確かに、接客だけでパチンコ店に客を招き入れるのはちょっと無理が生じますね。
私は以前、ガ○アというグループでお仕事をさせてもらった機会があったのですが、
ネット等で酷評されているのを見ると「なるほどな」と働いていたにも関わらず共感してしまうことが多々あります。
玉を出さなければそのうち客は逃げる。でも玉を出すのは禁止されている。
そういうわけで従業員もロボットみたいな接客を強いるわけです。それが正しいと上層部は思っているから。
「愛より出玉よ!!」
そんな幟を数年前、田舎の300台程度の規模のパチンコ店で見かけました。
客の中には、接客なんてどうでもいい。パンチ頭の従業員が居たって良い。
でも玉は出して欲しい。そんな風に思ってる人だっていると思いますよ。
ピンバック: 温州みかん