正月明けの4日の感染者が225人だったものが、5日には623人、6日には980人あまりと急速なスピードで広まっていることを受け、第6波に突入したとも言われている。実際、デルタ株に比べてオミクロン株の感染力は、4.2倍、と高い。
ただし、オミクロン株は感染力が強い割に、無症状や軽症者が多いのも特徴。オミクロン株の感染者109人の例では無症状が103人、中等症が6人、というデータもある。オミクロン株の特徴は喉の感染で、肺まで感染しないために肺炎に罹らないから重症にもならない。
WHOも1月4日には「重症化のリスクは低い」と発表しているが、感染者の分母が大きくなれば、沖縄県の重症者用のベッドは26床、と少ない。逼迫することを警戒しての早め、早めの対策となった。
沖縄のホールが大変なことになっているとの一報が入ったのは、5日のことだった。
話を要約すると正月営業は例年よりも稼働が下がった。オミクロン株の感染力を恐れて、お年寄りが外に出歩かなくなったのでパチンコ店だけでなく、一般的な店にも影響が出ている。
オミクロン株は空気感染するので、喫煙室を閉鎖することも検討しなければいけない。遊技スペースで電子タバコを解禁しているが、吐く息でウイルスが拡散されるのではないか? 飛沫防止の分煙ボードも効果がないのでは? と悲壮感が漂っている、というものだった。
本当に沖縄のホールは大変なことになっているのか? 地元の有力ホールに確認の電話を入れてみた。
「感染拡大は年末から騒がれ始めていましたが、一気に拡大したのは正月明けで、正月営業そのものには影響はありませんでした。うちは年配者が多いので警戒はしていますが、来店を控えるという影響はまだ出ていません。ただ、正月明けの感染拡大が急増してから夜の稼働が下がっているのが気がかりです」(ホール店長)というようにさほどの影響はまだ出ていない様子だった。
感染対策からの喫煙室の閉鎖についても「うちの喫煙室はその都度アルコール消毒もしていますし、換気扇もついているので、まだ閉鎖までは考えていません」と平常運営を押し通す。
安倍元首相はオミクロン株が感染拡大する中で、今の新型コロナウイルスを2類相当から、季節性インフルエンザと同等の5類へ格下げすることを提言している。感染の仕組みが次第に解明され、昨年末には飲み薬も承認されたことなどから、薬やワクチンで重症化を防げるならば、5類へ格下げする選択肢もある、というものだ。
はてさて、オミクロン株騒動は全国的な第6波となるのか、はたまたこれでお年寄りの来店が再び遠のくのか、業界的には新年から悩ましい。
追記(1月8日)
1414人の感染者が確認された7日の沖縄は、パチンコ店だけでなく飲食店の客足が軒並み遠のいた模様だ。やはり感染力が強いので、怖くて外に出たがらなくなっているようだ。
テレビ局から取材の問い合わせがあったホールは、もちろん感染拡大の影響を受け、客が激減している。本社に取材を受けていいかどうかを確認したところ、「お客さんが減っているということが、流れるとますますお客さんが来なくなるので、取材は受けるな」との回答だった。
喫煙室は閉鎖までは行っていないが、「確実に利用者が減っている」というホールが多い。狭い空間で空気感染するリスクを避けているものと思われる。
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