パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

リモートワーク一切なしの大企業がコロナ感染率が低いワケ

前回、コロナのことを少し書きましたが、今回は、ある企業のコロナ対策のお話をします。今後の皆さまのお役に立つ内容になれば幸いです。

日本では知名度抜群のA社は、知名度抜群の子会社を複数持つグループです。
傘下には、製薬会社もあります。

そのA社は、政府の要請は徹底的に無視して(笑)、昨年3月からリモート勤務を全くやっていません。

昨年、緊急事態宣言が発出された4月~5月だって、100人規模の会議をやっていました。

昔から企業体質が古いのです。
上層部はリモートワークが大嫌い。

それなのに、新型コロナ感染者率が低いのです。

A社は、昨年4月から、社員に対して徹底した感染対策の要請を行いました。
その要請を破って感染した社員は、降格とのこと。

その要請内容とはこうです。

外食一切禁止。
*昼は弁当など持参
*自分の机で黙食
*プライベートも外食禁止
*勿論、社員同士の会食も禁止

今年4月から追加された要請は次の通り。

*他人の机や電話機は使うな。
*食後のトイレなどの洗面での歯磨き禁止。

実は去年出された外食禁止要請は、数字で成果が証明されました。

例えば、親会社のA社の規模は、社員数が◯万人。
その子会社の規模も、社員数は◇万人。
どちらも大企業です。

A社の社風は古風。
一方の子会社は、一時期外資も出資していたので自由な社風。

前述の通り昨年からA社は、外食禁止を徹底していましたが、子会社は、外食禁止要請は一切ありませんでした。

1万人当たりの感染者率を見てみると、
A社の感染率は、子会社の感染率の半分以下だったのです。

この結果から、子会社にも外食禁止要請を徹底することになりました。

A社は、リモートワークを全くやっていないのに、クラスターは発生していません。
しかし、子会社は小さなクラスターが発生して、ビル全体を消毒したのです。

子会社は、リモートワークも積極的に行っていたのに、リモートワークを全くやっていないA社より感染率が高いのです。

やはり飛沫からの感染の影響が多いのと、社員の意識の高さも影響しているようです。

通勤中は、つり革や手すりを触った場合、電車から降りたらすぐに手をアルコール消毒。スカスカのウレタンマスクをする社員は皆無。

こんな意識があるかないかが、感染防止には大きな役に立っているでしょう。

ホールの事務所の電話は、大半が共用だと思います。
感染力が強いと言われる英国型やインド型が流行すれば、共用受話器の消毒も必要になるでしょう。

A社が心配しているのは、オフィス内感染です。
また、喫煙所感染。ホールの喫煙所も危険になるかも知れません。今一度の見直しが必要になってきます。

ところで、話は全く変わりますが、台湾産パイナップルを景品に出しているホールさん、いらっしゃいますかね。



東京のスーパーでは、大玉が798円、小玉が498円で販売。
すぐに売り切れてます。

フィリピン産の2.5倍くらいですが、芯まで甘くて美味しいですよ!




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コロナ禍では通用しない過去の経験則

皆さま、ご無沙汰しております。

前回の寄稿から丸4ヶ月になります。

続きを書こうと思いましたら、いろいろな事が起きまして。私は元気だったのですが、母が生死をさまよい、生還したり。幸い、私の近い周辺には新型コロナに感染したものはおりません。

しかし、ひしひしと感染が忍び寄っているのを肌で感じております。
親族が濃厚接触者に認定されたり(幸い陰性)、顧客さまの家族が陽性だったり。

さて、前回書きました50年以上地域一番店だったC店の話を続けます。

12月の調整の失敗から、1月は思い切りお客様を飛ばしてしまいました。
その惨状を当時営業1号さんに動画で見てもらいましたが、平日ピーク時間に1コースにお客様は5人くらい。甘バラエティのコーナーには2人なんて日も。

定点観測していると、12月は思い切り抜いてしまったことが分かります。
本当の抜いた原因は分かりませんが、一時期売却の噂もありました。

その後、1月後半から、慌てて開けましたが、中々戻りは鈍いかったですね。
現在も、頭数から推測すると、平常時対比で、平日は5割前後、土日は7割くらいしか売り上げが上がってないようです。

この時期は、学生アルバイトを夜のシフトに大量採用するのが当たり前ですが、現在は全シフト、正社員だけで間に合っています。

長年地域一番店だったからでしょうか、苦戦したことがない為か、コロナ禍での営業方針がズレている様子です。

つまり長年地域一番店だと、お客様の減少に対応しきれない、そのノウハウが弱いと言う事です。

一駅隣の有力ホールは、業界平均以上に集客が出来ていて(通常時対比でパチンコ9割以上、スロット8割)、Cホールの常連も流れて来ています。

このホール、一生懸命頑張ってますが、今回の緊急事態宣言で稼働が急降下。同時に、GW中は締めてましたから、この先お客様は飛ぶと思います。

昔は、3日間で飛ばしたお客様は1週間しないと戻らない、1週間で飛ばしたお客様は3週間しないと戻らない、と言われておりましたが、C店を見ていると、3週間で飛ばしたお客様は戻ってきておりません。コロナ禍ですから尚更戻りませんよね。

つまり、今までの経験は全く役に立たないのです。

お客様の立場の読者さまに分かりやすくお知らせすると、ホール業は、稼働が悪いホールの方が、稼働が良いホールより、利益が上がっているケースがあるんですね。

お客様が少ない方が、利益が上がっているなんて、他の商売では考えられませんよね。
そんな商売なんですよ、ホールは。

絶妙なバランス感覚を持ち合わせている店長やコンサルがコロナ禍の中、成績を維持しているわけです。

関東のあるチェーンですが、郊外店や駅前店、また、ひ弱な店舗の成績を上げたなど、オールマイティな経験をした店長や本部長がいるので、稼働の戻りは平均以上です。

このホールも、過去の経験値以外にコロナ禍を加味した戦略を立てながら営業中です。

コロナ禍では、過去と同じ調整は命取りです。

京王線駅前にあるホールは、致命的な4円戦略のミスを犯していて、1円専門店へまっしぐらです。

このホールの社長さんは、3代目なのですが、社員から影で「딸기(タルギ)」(日本語で苺)とか、ボンボンと呼ばれていて、厳しいホール経営を知らないようです。

コロナ禍でのA調整B調整は、戦略を明確にしないと、飛ばしたお客様は、中々戻りませんよね。

日本からコロナの心配がなくなり、雇用が回復すれば、ホールは必ず復活しますから、それまでの戦略を十分練り生き抜いて下さい。

つづく


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高稼働店は開けたらなかなか閉めない

私が注目して定点観測しているホールが3店舗あります。コロナ禍前と変わらぬ高稼働を維持するJR中央線駅前A店と京王線駅前B店。一方、50年以上地域一番店を誇っていたC店は、コロナ禍で苦戦しています。

この3店舗が他のホールと何が違うのかをお話してみたいと思います。

一言で申しますと、【私の勝率】と【期待率】が高いホールがA店。次点がB店。一方、勝率は高いですが期待率が低いのはC店です。

まず、パチンコについて雑感を述べると、稼働が高いホールとは、お客様目線で、【お客様の勝率】と【期待率】のバランスが絶妙なのです。

特に重要なのは【期待率】です。

この【期待率】は、主観の塊ですから、人それぞれ違います。
例えば、釘を読めるお客様かどうか、によっても【期待率】は変わります。

私は経験から釘は読めます。当該ホールの営業方針及び釘から見える営業方針まで読めます。

【私の勝率】と【期待率】の高いA店についてお話をしますと、釘は頻繁にいじりません。設定付きの台は、設定を触っているのが伺えます。

釘を開けるときは、ボーダースタート数を高くするケースが多い。1000円で20回から26回くらい回る台もあります。



データ表示器に、スランプグラフが表示されますが、数日間赤字でも閉めないケースもあります。

先月まで、5回権利の綱取物語がありましたが、1万発の赤字を2日間、そのあとも4日間も赤字を垂れ流しです(笑)。もちろん高稼働で、私が遊技したくても出来ないケースがありました。

1000円から1500円でスタートが2回まわるんですよ。好調な時は、平均600円で1回、スタートが回った時もありました。
うまくいけば、5回権利×2=1万2000個ですから、お客様は追いかけます。
こんな状況から、いきなり閉めないんですよね。

ホールのランニングコストは決まっていますから、高稼働のホールは、そんなことが出来るわけです。

逆に稼働が下がれば、ランニングコストの割合は上がる。ランニングコストの割合が高くなれば、ますます、出玉は渋くなりますよね。

つまり、ホールの稼働が下がれば負のスパイラルに陥るのですが、そこから脱却出来なくなったり、ちょっとB調整をすれば、粗利が確保出来るから、益々稼働が落ちても気にしない(笑)。

たくさんの一般ユーザーも読んでいるので、分かりやすく書くと、お客様が多いホールと、お客様が少ないホールを比べると、お客様が少ないホールの方が粗利が高いケースってあるんですよ。

だから、お客様は、勝てる期待値を探り当て、期待率の高いそんなホールに通うように。
そんな期待率が高いホールが、行動範囲内になければ、諦めるしかない。

話を戻します。

期待値は、またこのホールに来よう、と思わせる最大の動機になります。一言で言えば、メリハリの有無です。

勝率が高くなくても、期待率が高ければお客様は通ってくれます。特にヘビーユーザーは通いますよ。

魅力的な遊技台を探しに、とりあえずホールへ向かいますから。
ホールに入ったらお金を使っちゃうのがパチンカーです(笑)。

ホールや店長の方針は様々ですが、前記のA店は、開けたら中々閉めません。

次回はB店とC店のお話。

つづく



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感染力の強いコロナ変異種に日本は大丈夫か!

筆者の親戚は、パリ在住歴25年。今回の新型コロナに対する欧州の状況はリアルタイムで聞いている。過酷な状況は、日本国内の報道以上だ。

郵便物や宅配物は、室内に持ち込む前に、そのものを消毒するか、中身だけを持ち込む。
土足で室内に入る習慣を改めた家庭もある。

パリから届いた直近の状況写真がこれだ。

人影のないルーブル美術館(12月半ば撮影)


パリの客のいないレストランは熊のぬいぐるみで閑散さを解消


日本国内では、緊急事態宣言が出され、国内の活動が規制された。

これらの状況は、まだ記憶に新しいが、だんだんと、緩々になって来ている。

それはホールだって例外では無い。

機械の消毒を一生懸命に実施するホールがある反面、まったく機械消毒をしないホール、やったフリだけするホールが本当に増えた。

傍から消毒作業を見ていると雑な従業員が増えた、増えた。
アルコールを布に少しだけつけて、ほとんど乾いた布で、雑に機械を拭く仕草。

都内のホールでは、マスク非着用を注意しない場面にも遭遇。スタッフがマスク非着用者とすれ違ってもマスク着用をお願いしない。

都内の百貨店の話では、立川の伊勢丹と高島屋の対策が両極端だ。

伊勢丹は、入口を限定して制限をして、入口には、体温チェックをする従業員を四六時中張り付けている。マスク非着用者が来店すれば、注意をして、マスク着用を拒否すれば、入店を拒否している。マスクを持っていないお客様には、マスクを無料配布する。

一方の高島屋の場合は、入口で体温チェックの係員はゼロ。つまりマスク着用のチェックもゼロ。店内にマスク非着用のお客様がいたが、誰も着用依頼をしない。

サービス業の頂点の一角を占める百貨店の一部でも、緩々な状態だから、ホールで緩々なケースが出てきても不思議ではない。

まだ、新型コロナとの戦いは終わっていないし、今後どうなるか分からない。

そこへ飛び込んできたニュースは、イギリスで新型コロナの変異型の感染拡大だ。
ジョンソン首相はロンドンなどのロックダウンを素早く打ち出した。

欧州各国は、イギリスからの航空便の乗り入れを禁止、または乗り入れ禁止を検討。素早い対応だ。

ジョンソン首相の会見によると、感染力は従来型より70%高い可能性があるらしい。
だから、欧州各国の対応が早かった。

未知のウイルスだから、感染力など不明な点が多い。

新型コロナで分かってきたのは、従来のインフルエンザと違う後遺症の多さだ。初期には、風邪やインフルエンザと一緒だと言っていた論客も、その主張を鎮めているのは、その新たに分かってきた後遺症からだ。

今回の変異型の感染力や影響力は不明だが、これが日本に入ってきたらと思うと不安でもある。

孤島のグアムが、新型コロナで壊滅状況だ。

ニュースを引用

グアムでは16万6000人の島民の11%(1750件)の感染が確認されており、既に島内にある二つの病院は定員に達している。ワシントンDCに救援を求めているが、グアムは医療崩壊寸前の状態である。

引用終わり

孤島のグアムなら、侵入を抑えることが出来たはずだが失敗。日本だって一歩間違えれば、どうなるかわからない。

話を戻すと、この先、新型コロナの変異型の猛威が日本国内を襲ったらどうするか。

マスクや消毒液は不足しないか?
それよりも、ホールの売り上げへの影響は?
営業自粛には従うのか?

その時どうするか?
経営者や組合は迅速に対応出来るか?

事前に予測するのが危機管理の第一歩だ。その前に、雑な機械消毒を改善してはどうか?
やるならちゃんとやる。

そんなことを書いていたら、21日のニュースが飛び込んできた。

新型コロナの変異型が世界各地で拡がり始めたようだ。

日本は前回の二の舞だけは避けてもらいたいものだ。
菅首相も後手、後手だったりするから心配だ。

スペイン風邪の時は、第三波まであり、段々強毒性になったので、今回は本当に心配だ。

加えて、一部の外国からは入国を始めるから、益々心配だ。

緊急事態宣言は別に、今後、都道府県から営業自粛要請が出る可能性がある。

ホール一丸となって、要請を受け付けるか、難しい情勢だと思う。

凱旋撤去でさえ、足並みが揃わず、再設置のホールが出てきている。

あるホールチェーンは、緊急事態宣言が出ない限り営業は続けるとのこと。

理由は、今まで一件もクラスターが発生していない業界だからだ。

組合の意思統一の検討も必要だ。




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パチンコ雑感その3 鬼滅の刃で新規客の開拓を

パチンコ初心者の新規増加数は、いったいどれくらいでしょうかね。

大手シンクタンクに勤務する友人に質問してみましたが、予測するデータがないとのこと。

遊技人口が減っている今、本当の初心者増は数%でしょうね。

全日遊連加盟ホールの20歳から25歳くらいまでの、新規会員数を集計してもらって推測できないでしょうかね。

あるホールの新規会員数に占める20代前半の新規会員割合は、2019年で3.7%でした。

大半の新規会員申込者は、既存ファンによる転入だと思われるそうです。
この割合は、ホールのロケーションによって幅があると思いますが。

今、ホール関係者の間で、話題になっている話を一つ。

【鬼滅の刃】のパチンコ、スロットが出ないかな~。

このブームがいつまで続くか分かりませんが、メーカーには、札束を積んででも版権確保に奔走してもらいたいものです。

筆者の周りにも、全巻持っている者やテレビアニメを欠かさず観ている者など多数います。

パチンコ「冬のソナタ」が登場した時に、パチンコ経験がない主婦層が増えた時と同様に、パチンコ「鬼滅の刃」が発売されたら、パチンコ初心者の来店が激増しそうな気がしますよね。

しかも鬼滅の刃のファン層は幅広い。

パチンコ鬼滅の刃でもスロット鬼滅の刃でもいいので、これは業界を救う版権になる最後の大型版権になると思います。

さて?

今のパチンコ業界は、初心者に対して優しそうに見えて、冷たいと思いませんか?

⚫ホールに設置してある遊技説明書

あれは、初心者が読んでも分からないことだらけ。

⚫両替所を教えてくれない

両替所どこですか?とホールスタッフに聞いても、他のお客様に聞いてくださいと冷たくあしらわれていませんか?

⚫初回当たりしても300個くらい出て終わり

初心者がパチンコやスロットを始める手助けが下手な業界ですよね。
今までは、それでもよかったですが、これからの時代は、初心者獲得に向けて業界全体で取り組む体制を構築しませんかね。

鬼滅の刃の版元さんが、パチンコ業界NGを掲げても、パチンコ業界の必勝法[頑張りと粘り]で、打ち止めを目指して欲しいものです。



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