・撤去問題
・屋内禁煙化
・新型コロナウイルス
ホールの稼働率はコロナ前に比べ6~8割程度に落ち込んでいるが、この要因には禁煙化も含まれているものと思われる。さらに、来年は1年延びた撤去機の入れ替え費用が発生する。売り上げが下がっているところに機械代の捻出は頭が痛い。稼働が期待できないスロット6号機を入れるぐらいならベニヤ板を選択するホールだって出てきそうな気配だ。
こういう状況下でホールのために業界価格をぶっ壊し、業界を守るためにプロジェクトをスタートさせたのが、ネクステリアの「みんなの頭取り」だ。
通常の頭取りシステムが、ホールの規模によっても違うが月額5万円~7万円ほどのシステム使用料がかかっているところを、月額たったの800円で利用できる。
NETFLIXやAmazonプライムが月額数百円で映画やアニメが見放題の時代に、従来の頭取りの使用料はあまりにも高い。
「ホール様のために業界価格をぶっ壊したい。殿様商売をもう受け入れる余裕はありません。このプロジェクトは弊社も利益度返しの800円。みんなが育てていくものです。800円で失敗すると、業界価格を壊すことが難しいという流れが出来ます」(森本耕司社長)と力説する。
では、800円の頭取りで何が分析できるのか? 安過ぎて大丈夫かと思われるところだが、気になる中身を紹介しよう。
一番使う業績管理画面では自店とライバル店とエリア合計が表示されている。
頭取りで重要な指標である次の4つの数値を分析する。
・客数
・シェア
・稼働率
・支持率
これにプラスしてイベントを一つの画面に表示する。パチンコ業界ではイベントで業績が変化するので、4つの数値をイベントで確認できるように設計されている。
イベントの「新」は新台入れ替えのことで、カーソルを移動すると新台の台数が表示される。
日平均の推移の他、月平均の長いスパンでの推移も分析できる。月平均の「新」では30台以上新台が導入されると赤で表示される。
例えば、ライバル店が月間で42台新台を導入していた。自店はそれよりも少ないのにシェアは下がっていない。つまり、ライバル店の大量導入は無駄な導入だったことが考察できる。
日々の施策を数値で表し、何が成功か、何が失敗かを分析することで店長のノウハウが蓄積され、経験値を上げることができる。
数値だけでなくグラフ表示によって視覚的にも分かりやすく分析できる。
2年半の客数、シェア、稼働率をグラフ表示することで長期の推移を分析できる。これによって、順位が上がったり、下がったりの状況変化が一目瞭然となる。
大手ホールはこのグラフを使って業績変化を発見し、ドリルダウンでその原因を探し、企業としてのノウハウを高めている。
甘デジなどのタイプ別の業績を調べるには「詳細検索」を押す。4円全体では一見変化がないように見えても、甘デジタイプを表示させると下落していることが発見できる。甘デジタイプが落ちているということは、違うタイプが上昇していることになる。下落しているのには必ず原因がある。多くの場合は製品ラインナップか価格ということになる。この下落に早く気づき、改善できたら4円パチンコのシェアが上がることを意味している。
このようにダメな原因を解消して行くだけでも業績は上がる。
業績を下げる店長の典型的なパターンは下落にいつまでも気づくことなく、取り返しが効かなくなった状態になって慌てる。下落要因を素早く発見することが重要であることが分かる。
「機種の詳細」をクリックすると機種に対して自店とライバル店を比較することができる。これを大手がやっている「ドリルダウン分析」と言う。この分析によって業績が上がった時、下がった時の原因を追究してノウハウを蓄えることができる。現場で重宝な機能の一つだ。
購入台数比較ではライバル店の1年間の購入台数も簡単に集計できる。さらに貸し玉料金ごとの購入台数も、新台、中古と区別して比較することができる。
以上のように月額800円でも既製の頭取りと同等以上の機能が付いていることが分かる。
いくら高度なシステムがあっても使いこなせないと宝の持ちぐさりとなってしまう。ネクステリアでは戦略や分析力を高めるために、ランチェスター戦略や頭取りの活用方法を冊子やレポートで提供している。
なお、「みんなの頭取り」を月額800円で使える申し込み期限は後1週間、12月20日までとなっている。
月額800円の頭取りシステムの詳細はこちらから。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。