パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

その④ これからのホール業界の合言葉は「使い倒す!」

組合幹部は、遊技人口に目を向ける時代はナンセンスだと早く気付いて欲しいから書く。

遊技人口をどうやって増やすのだ? それを具体的に明示出来ないならば遊技人口を増やすとは言ってはならない。立場的に言わなければならないのならば、現場から失笑される。

むかし、遊技人口を4000万人にするとぶち上げた業界の大物がいたが、その方も具体的な方法を示さなかった。株価操作のためとも陰口を叩かれていた。

過去から今日まで何も変わらない業界。
よく見据えたら、遊技人口なんて低貸でしか増やせる幅がない。それすらも限界に来ている。

本当に遊技人口を増やすならば、現実的に可能な方策は、現状ではただ一つ。

「遊技機を使い倒す」

これが現実的である。

ホールの収益を回復させない限り、遊技人口なんか増えないし、ホールの減少に歯止めがかからない。

オーナー達も決断力を養わないと。

こんな話を聞きました。

あるオーナーがホールを6億円で売却することを考えていた。買い手の見積もりは4億円で破談に。

1年後、そのオーナーは4億円で売りたいと先の相手に打診したところ、あっけなく断られる。「2億円ならば即買ってやる!」と。

欲をかいて売り時を逃し、半値以下で買い叩かれる。こんなケースは、業界では今後加速するものと思われる。

M&Aが成立するケースは良い方だ。時代は刻々と変化していて、ホール業界は悪い方へ進んでいる。

こんな現状になることは、前々から分かっていた。資金的に余裕のあるホールは拡大路線を取り、余裕のないホールはどうするか?

希望のある道は、機械を使い倒す道しかない。

まだ余力のある内に、ホールの運営を使い倒す方針に少しずつ変更するしかない。

さて、どうやって変更していくのか?

後日、このシリーズの後半に、その方法を無料で公開する予定だ。

私が指導したホール全てで効果が上がった方法でもある。私自身が現役時代からやっていた方法で、その大ヒントを教える。

指導料とシステム料で一時期稼いだが、ホール業界の窮地を見ていられないので、公開することを決めた。

勘違いしないで欲しいのは、全ては公開しない。それをヒントに実施出来る内容となっている。

特に弱小ホールでは参考になるはずだ。

つづく



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10年前に発売された遊技機でも、まだまだ稼働があるホールA…その③

あるメーカー関係者が一番恐れていることがある。

それは多くのホールが「機械を使い倒すこと」だ。

メーカーとすればこれまで通り、ホールが機械を使い捨ててくれるのが一番だ。

もちろん自社の機械が一番稼働を取り、売上、粗利に貢献することが第一だが、ホールが頻繁に入れ替えるように仕向けたのはメーカーである。

その手法はホールから悪徳商法と指摘されて来た。オーナーがホール経営から撤退する時は、メーカーの罵詈雑言しか出てこない。

特にスロットメーカー1社とパチンコ販社1社の営業マンは、ホールから嫌われている。しかし、それを露骨に出したらビッグコンテンツの機械を回してもらえなくなるのを恐れて、本音をかみ殺している。

そんな時代も、過去のものになりつつある。それを敏感に察知しているのがメーカーだったりする。

全国のホールが機械を使い倒して、検定と認定で6年間稼働を取る術を身に付けたら、機械が売れなくなることになる。

現状はそこまで至らずメーカーからすると幸いだ。

「ホールの大半が、稼働よりも粗利を重視しているから、現状では機械を使い倒すなんて無理ですね」(メーカー関係者)と見立てる。

メーカー関係者の本音はまだ続く。

「ホールの大半が、高稼働時代に一律調整を行った結果、きめ細やかな調整で、稼働や集客する術が店長クラスに備わっていない」

つまり、要約するとこうなる。

①現状ホールは、粗利を追わないと経営がなり立たないケースが増えている。機械が高騰して、その支払いのために、早期回収に走っている。粗利に対して家賃を払う割合が上がった。

②オーナーの顔色を伺う本部長や店長は、結果的に粗利重視になり、稼働よりも粗利に重きを置くように。

③オーナーの大半は、売上や粗利の成長を望むために、稼働は二の次になっている。そのため、4円稼働はさらに落ち込み続けている。

④店長の裁量権が狭まり、サラリーマン店長が増えすぎた。よって、お客様に目を向けているつもりでも、本部長やオーナーに目が向き、稼働低下があっても粗利を取りに走る。

⑤自分でこうしたいと熱烈な運営方針を言う店長が激減した。これは本部長にも当てはまる。

⑥現状では4円の稼働を上げられる人材は、この業界にほとんどいない。既存のホール設備に手を加えずに売上や粗利や稼働を上げているホールは、全国に何軒あるのか?

まだまだあるがこの辺にして、核心に迫っていこう。

メーカー側が恐れているのは、ホールが機械を使い倒すことだ。

検定、認定で6年も使い倒すことになれば機械は売れないからだ。実際6年以上使い倒される機械が存在するが、これは人気機械であり、それだけメーカーの粗利が高いからできる芸当だが、大半の機械は、その芸当が無理。

それが分かっているメーカー側は、そこを突いてきて、ホールへ機械を販売する。

つまりメーカー側の戦略に乗らないために、ホール側がすべきことは、購入する機械は最小限に抑えて、機械を使い倒すことだ。

全国のホールで経営的に利益が上がっているケースは、機械の購入を減らしている。

つづく



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10年前に発売された遊技機でも、まだまだ稼働があるホールA その②

前回のエントリーは予想以上の反響があった。私や営業1号さんの元へ、「場所は?」「画像が見たい」と、ホーはもとよりメーカー関係者からも問い合わせが相次いだ。

業界人の大半は、6年~9年も経過した機械追っかけることが信じられなかった模様だ。

11月29日のエントリーでは、「A」ホールを探し当て、実際に打った人が「仕事人で1000円で10回だった」とのコメントを紹介している。

私が打った時はバンバン回った。つまり、店長はメリハリのある調整をされていると判断出来る。

Aホールの定点観測を始めた理由は、春先の時点でMAX機が現役で稼働していたことにびっくりしたからだ。

改めて機種構成を確認すると、珍古台が多数存在している。1パチはない。全て4円で営業している。

パチンコは150台。稼働状況はピーク時で40人。10~15人の時もある。

顧客管理のための会員カードはない。よって貯玉システムもない。

今、全国で貯玉システムを止めたがっているホールが増えているが、中々止められない。

これもまたAホールに時代が追いついて来たと言える。

上限1万円の再プレイだが、1回あたり約千円お客様の負担が少なくなるシステムだが、逆に言えばホール側の負担になる。

儲かっている時は、負担を感じていなかったが、4円の稼働が揮わない今は負担に感じて来たホールが増えた。

1人当たり千円の負担は、100人ならば10万円、1カ月で300万円、1年で3650万円の負担となる。

これが大規模ホールならばもっと増える。

この再プレイに消費税が掛からないと疑問に思う嫌パチの国会議員もいる。税収確保のために、将来貯玉システムを禁止なんてことには?ならないか。

話を戻す。

定点観測を始めた時にあったMAX機は、今は外されている。証拠写真も抑えているが、この驚きから興味が湧いた。

店内にはお茶やコーヒーの自販機(紙コップ式)が設置されているが、全て無料だ。飲料自販機から利益を得ようとしていないことに好感が持てる。

大手ホールの一部には、一般的自販機より数10円上乗せして、販売しているケースもあるが、見習ってもらいたいものだ。

11月29日、私はAホールで打った。この日は生憎回る台が少ない中、幸い6000円で沖海3甘デジの回る台を探し当てた。



完全にボーダーを超えたスタートだ。保留は頻繁に満タンにもなる。

つまり、回る台を探すまでは、数1000円を使う訳だ。10人いれば数万円の売り上げに貢献して100人いれば数10万円の売り上げに貢献するとも考えられる。

実はこれはホール運営の原点でもある。

しかし、この事を忘れてしまい業界の流れは一律調整へと走った。
その弊害が「今現れて来た」と有力チェーンの本部長は明かす。

本部指示の一律調整に慣れた店長は、調整でお客様を呼ぶ術を知らない。だから1円に走るしかないとも言える。

Aホールには、回る台を探し当てる悦びがある。
Aホールには、他のホールから消えたボーダー超えの台がある。

この駆け引きを、固定客が楽しんでいる現実。これこそパチンコの醍醐味である。


つづく。


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10年前に発売された遊技機でも、まだまだ稼働があるホールA その①

古い台だけで営業しているAホールがある。

本来ならば、遊技機の画像を掲載したいところだが、当該ホールの責任者より許可が下りないため見送る。

しかしこれから書く内容は作り話ではない。実際にその店舗と、6年から10年前に発売された遊技機とその頭上に設置された呼び出しデータランプの画像は営業1号さんに送っている。

もちろん、場所は明かせない。

設置台数も曖昧に、しかしイメージしやすいようにお知らせすると、
パチンコ約150台、スロット約100台。

この10年、新台は一切買っていない、という。全台、中古で賄っている。

このご時世に、1円パチンコや5円スロットを導入せず、全台4円20円で営業しているから驚かされる。

近隣には複数のホールがあり、今年はグランドオープンしたホールもある。グランドオープン初日も全く影響を受けないくらい、固定客をがっちり掴んでいる。
近所にあれば毎日通いたいほどだ。

では、なぜ、毎日でも通いたくなるか? 簡単に説明するとこんな具合だ。

4円で1000円スタートが17回から21回くらいのパチンコ機を比較的簡単に探せるということだ。

どれだけ古い機種構成で営業しているかを紹介したいところだが、店舗が簡単にバレてしまうのでできない。

Pワで検索するとすぐにビンゴする。

例えば10年以上前に発売された機種をPワで検索すると20店舗しか出てこない。

10年以上も使い続けると、貸玉ボタンや返却ボタンは擦り切れてしまい表示が見えなくなっている。しかし、セル板は綺麗にメンテナンスが行き届いて古さを感じさせない。

6年~10年前のミドルクラスの機種のデータランプには、当たらずに、スタート数が上がっている画像がある。古い遊技機を600回とか800回まで回すお客様がいる証拠の画像だ。

こんなに古い機種でも固定客がこのホールには存在する。それくらいスタートが回るのだ。

簡単に言えば、10年以上前に発売された遊技機でも、稼働を付けることが出来ると証明するのがこのAホールだ。

もう一度書こう。

低貸は一切ない。4円20円だけのホールで、規模は300台数未満。新台は一切買わず、10年以上前の遊技機を当たらずに800回も回すお客様がいる。

こんなホールが近所にあれば、私は毎日通いたい。

広告宣伝費もゼロだ。

気になる交換率は40玉や30玉交換でなく、近隣と同じ条件ながら回している。

客数は決して多くはない。しかし、東京・京王線駅前のマイホールの4円コーナーの2倍以上だ。頻繁に4円に最新機種を導入しているが、全然回らない。1000円スタートは13回から15回くらい。1円パチンコは好調だが、4円は絶不調。

どちらのホールに行きたいか。
私はAホールだ。

つづく


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声で参加する遊技機とは

ビルなどの工事現場に設置している、騒音計と振動計を見たことがあるだろうか?

夜、この騒音計を利用して、若者たちが、見たことが無い遊びをしていた。

通常時の騒音は、周りの騒音の音の関係で常に数デシベルの振れ幅がある。

騒音数がゼロは自然界ではあり得ず、この特性を利用して、若者たちは、おっさんが想像もつかない遊びをしていた。

その名は「ゾロ目でドン!」

声をあげると動画のように、一瞬騒音計の数値が上がる。

この一瞬上がった数値をゾロ目にするという遊びだ。



これが中々難しい。

周りの環境と自分の声の調子がうまく融合しないとゾロ目にはならない。

やってみると、ゾロ目になるまでやらないと気が済まないというくらいに熱中する。

単純だが難しいから熱中する。
複雑で難しいと面倒でやらない。

テーブルゲーム等は、複雑で難しいと熱中するケースがある。

両者とも人それぞれの性格によって熱中するかしないかが分かれるところだ。

これをパチンコに置き換えてみた。

パチンコは単純で難しい方が、遊技の観点から親和性高いと思う。

この話を業界関係者にすると、規則で無理だと決めつけることなかった。

「おもしろい!」と喜んでくれた。

イメージはこうだ。

①筐体にマイク(集音器)と騒音計の数値が表示される液晶が付いている。

②あるゲームが成立すると「ゾロ目でドン!」の権利が発生する。

③ユーザーはマイクに向かい声を出す。

④マイクで拾った声を測定して、騒音計の数値がゾロ目になる。

⑤遊技機のアタッカーが数秒間開く。

例えば、大当たりとは別に小当たりとしての機能で、「ゾロ目でドン!」チャンスを遊技機につけたら、ユーザー参加型のパチンコ機の完成だ。

現行の遊技機には、ボタンやレバーが付いているが、内部では結果が決まってしまっているが、それでもユーザーにボタンを押させている訳だから、これは真のユーザー参加型のパチンコ機ではない。

私のアイデアは、そのままでは無理だが、参加型のアイデアは「ユーザーが夢中になるハズだと確信した」と言う。

1980年頃に人気を博した西陣のジャンケンマンが正にそれであった。台枠の左にボタンが3つ付いていて、それぞれに、グー、チョキ、パー、の図柄があった。

ジャンケンマンは、機械とユーザーがジャンケンして、勝ったらチューリップが全部開いく電役機だった。

ジャンケンマンはオール15だったので、増えるときは一気に玉が増えた。

声で参加するアイデアは、何年後かには規則に則った形で「ゾロ目でドン!」として出るかも知れない。

本当の意味でのユーザー参加型パチンコ機は、これからの時代に必要である。


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