この話を聞いて率直に思うのは、「またそこか」という落胆だ。
パチンコ台の筐体はここ10年ほど、進化ではなく“巨大化競争”に陥っている。メーカーはどこも、筐体にド派手なギミックをつけることに専念してきた。その結果、年々大きく、重く、高額になった。ホールは設置やメンテナンスに苦労し、ユーザーにはデーターランプが見えにくくなるなど不評を買っている。
そんな状況で、今度は「光る筐体」だ。確かに素材の新開発は技術的挑戦として興味深い。しかし、そこに費やす労力とコストは本当にユーザーのためになるのか。金属代替プラスチックがどう輝こうと、筐体が光を放とうと、ゲーム性が伴わなければ客は戻らない。
ユーザーは筐体競争には全く興味・関心はない。目立つ筐体の方がホールの購買意欲を刺激するからだ。
本来、メーカーが取り組むべきは筐体のデザイン競争ではなく、遊技性の再構築である。
セブン機一辺倒の開発は液晶が大きくなっただけで、マンネリズムにユーザーは辟易している。いくら筐体を光らせて飾り立てても、魅力的には映らない。
むしろ、メーカーに求められているのは「第三のカテゴリー」の創造だ。現行のパチンコでもなく、スロットでもない、新しい遊技機の形だ。若年層や小遣いが少ないサラリーマンでも手が出せる遊技機が必要とされている。
光る筐体は、業界が「変化している」と錯覚するための幻想にすぎない。だが実態は、過去の延長線上にある見せかけの進化だ。筐体を光らせることで「新しさ」を演出した気になるのは、もはや末期症状といえる。
本当に新しいパチンコとは、派手さではなく、遊びの中身が進化した台のことだ。たとえ地味でも、打って楽しい、飽きない、もう一度遊びたいと思える台を作ること。そこにこそメーカーの存在意義がある。
いま、業界に必要なのは“光る筐体”ではない。
輝く未来を作る意志である。
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先の事なんて何も考えていないのだろう。
ピンバック: 定年リーマン
業界に必要なのは「この台なら勝てるかも?」と思わせる期待感。
しかし現状は、期待感皆無&絶望感満載の糞釘。
これでは、客が減って当然。
ピンバック: トクメイ
何なら、その1台の生涯稼働に対して100%超えの出玉率が可能なのにそれをしないから。
ピンバック: ま、