段々畑にモノレールまで敷いて、収穫作業を効率化するために全力投球である。一番忙しい収穫時期には、ホールの従業員が応援に駆り出される。しかも、ホールの給料に加えて時給1000円のボーナス付きだ。
普段はホール内で接客している従業員が、今度はミカンを摘む作業に汗を流す。パチンコ業界の「収穫」は、まさに新しい意味を持ち始めている。
オーナーの狙いは単なる農業経営にとどまらない。少子高齢化が進み、農業の後継者不足が深刻化する中、こうした放棄される寸前の農地を積極的に買い取り、広大な大規模農場を作り上げることができると考えているのだ。
しかし、この農業プロジェクトには、もう一つ重要な背景がある。それは、世界的な食料危機への対応だ。オーナーは、今後の地球規模での食料不足に備え、日本国内での食糧生産を強化する必要性を強く感じているという。そこで、農業の経験はないものの、これまでホール経営で培った経営ノウハウを農業に応用し、収益性の高い農場を実現しようと考えているのだ。
このミカンプロジェクトは単なる序章に過ぎない。オーナーの夢はどんどん膨らんでいる。次に狙うはブドウやコメ、そして最終的には和牛の生産にまで手を伸ばすつもりだという。
オーナーと専務は大の和牛好きらしいのだが、自分たちで育てた和牛を食べる、それが次なるステージであるというのだ。
そして、この和牛でレストランチェーンを開くという計画まで温めている。自社で育てた牛を、自社のレストランで提供する。パチンコで遊んだ後、ホールの隣にあるレストランで自社生産の和牛ステーキを味わう日も、そう遠くはないのかもしれない。
オーナーがここまで「食」にこだわる理由の一つは、ホールの老朽化が進んでいることだ。
15年以内にホールを廃業する可能性があり、その際、従業員たちの雇用を守るために、農業や和牛生産、そしてレストラン事業への異動を考えているという。パチンコの未来が不透明な中、オーナーは新たな食の道を模索しているのだ。
こうして、ホール企業の新たな挑戦は、パチンコ業界に新風を吹き込むだけでなく、未来の日本の農業や食産業にも新たな可能性をもたらすかもしれない。

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また遊技人口がガクーーーンと減った新たなデータが発表されましたね。
牛丼さんも毎日、スーパーの見切り品を漁っていないで祖国の為にロシアに派兵された方が良いんじゃないですかね。お腹いっぱいおまんま食べれますよ。
ピンバック: え?牛丼なんて役に立たないって??
しかし、レジャー白書2024では、
・参加人口は、昨年の770万人から660万人と、110万人の減少
・市場規模は、昨年の14兆6,000億円から15兆7,000億円と、1兆1,000億円の増加
この事から「参加人口は減少だが市場規模は増加=減った客から利益確保」なので、
若年層は不参加&既存客の高齢化を考えると、今後は厳しい、と思います。
ピンバック: 通りすがり
ところで、農業=フロンティアと雑に定義しとるけど、多くのホール企業にとって焼畑はお手のものやんか。もはや枯れ果てた取り組みちゃうか。
ちなみにパチ業における焼畑の弊害はCO2まみれのパチンコ嫌厭ユーザー大量排出で、その後畑が再生することはないっちゅう話や。知らんけど。
世界的な食糧危機への対応より地域的な出玉不足への対処をまずやんなはれ。って突っ込まれる隙もガラ空きやん。誰が喜ぶねん食糧危機対策を。
和牛を今さら育てんでも散々人から吸い上げた金でたらふく喰ってきたがな。新風の裏では熱風を浴びた客が干からびるんやで。知らんかった?
ピンバック: 三味唐辛子
パチ屋経営をしておきながら一方でそんなことをやっても残念ですが「綺麗事」にしか感じません。
地球規模の食糧不足ですか…。随分と大それた発想ですね。
でも、卑しい答えが書いてませんか?
「収益性の高い」農場、って。
もちろんやるからには展望として将来性を考えるでしょう。
ただ、ここの業界人は収益性さえ高けりゃなんでもいい、という考えなのではないでしょうか。
ただ、後継者がいない農家に目を付けただけで、そこに信念も何も無いような気がします。
目を付けたあとに、体よく食糧危機だのと後付けしたのでは?
ただ、金の匂いを感じただけなのではないでしょうか。
高い収益性が認められなければあっさり撤退しますよね。
それでも粘って撤退しないならすごいと思いますが。
パチンコホール業がうまくいってないのに農業がうまくいく理由はどこにあるんでしょうか。
パチンコの焼け野原を放置して他の土地へ目を向ける、実にここの業界人らしい考え方だと思います。
個人的にはパチンコ業を頑張って欲しいんですけどね。
まぁやるからには中途半端で終わらせないでもらいたいものです。
ピンバック: まぐろ