パチンコ日報

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ほうれんそうのおひたし研修を受けたホール幹部

新入社員教育の場でまず教わるのが「ほう・れん・そう」だ。社会人の常識だが、「報告・連絡・相談」のこと。仕事を任した方も、任された方も「ほう・れん・そう」でコミュニケーションを取ることが重要になる。

任された方はその都度、上司に中間報告を入れなければならないのは、言うまでもない。
仕事を任せても、任せっぱなしではいけないということ。上司は適時、適切に報告を受け、事と次第によっては的確な指導や助言を与えなければいけない。それが上司の務めでもある。

最近は「ほうれんそうのおひたし」にアップデートしている。料理名になっているがアップデートの中身は、部下からの「ほう・れん・そう」に対して上司の心構えが「おひたし」とも言える。

すなわち、

お→怒らない
ひ→否定しない
た→助ける
し→指示する

報告すれば怒られ、相談すれば否定され、こんな上司では、新人社員のモチベーションは
「ほう・れん・そう」をしやすい環境づくりをして「お・ひ・た・し」を心がければ、
社員が定着し、互いに尊重しあう職場環境につながる。

この「ほうれんそうのおひたし」研修を受けたのがホール関係者だった。参加者は14人で製造業や小売業など業界はバラバラ。パチンコ業界からの参加者は1人だった。

4班に分かれてディスカッションが行われた。

その中で衝撃的だったのが、ある会社では社長も含めて部下には敬語を使うことだった。

例えば、部下に指示を出す時も「〇〇をやって下さい」と決して命令口調ではない。

敬語を使うメリットはいつも冷静でいられること。同僚同士でも敬語を使うことで随分会社の雰囲気が変わった、という。

これはクレーム対応研修でも応用されている。

上司が部下に指示を出す時は命令口調が当たり前だったが、現代社会では相手がパワハラと感じれば、昔はパワハラではなかったことまでパワハラになってしまう。

その会社では上司が部下に対しても「お願いします」がスタンダードとなっており、それが結果的には人間関係がうまく行っている、という。

ホール関係者は、自身の会社を振り返って、現場で部下を叱る場面はあまりないにしても、研修を受けて改めて今後、パワハラの相談が増えることは実感した。

研修を終えて、社長に報告したところ、研修内容と同じことを社長も受けたいということで、再現した。

社長は「これからの時代は怖い。ウチの会社は旧態依然としているのでやりづらいぞ。会話は全て録音されていると思え」と率直な感想を漏らした。

パチンコ業界は従業員を大切にしながら、少ない人数で回さなければならないと思った。


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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 「お願いします」とは何事でしょうか?
    賃金を貰う対価として労働しているのです。
    お願いして無償で働かせているのではありません。
    労使は対等です。勘違いしていませんか?
    嫌なら他の職場を探せばいいのではないでしょうか。

    上司の口調は厳しいが、その実、本人の成長を願ってのお叱りというパターンも多々あります。
    これすらパワハラという人もいるのでしょうか。

    職制というのは伊達や酔狂であるものではありません。
    上の人間が偉ぶっていい気分にする為のものでもありません。
    従業員全員に好きに仕事をさせると、烏合の衆で能率も上がりません。
    そこで、組織が必要になります。

    一人の人間が細かく監督できるのは精々10人程度で、さらにその監督者を5名集めて指示し状況を与えればす、
    50人の人間を手足の如く使う事がきます。大組織はさらに階層構造に、なっているだけです。
    これが組織です。

    手足を動かしたい時に、手足にお願いを聞いてもらい動いてもらえたらいいなでは話になりません。
    動かない手足には罰を与え、優秀な手足には褒美を与える
    命令に対し信賞必罰で手足を動かすのです。

    諸葛孔明は女共に命令を出したときに
    彼女らが命令に従わないので
    見せしめに数人斬り捨てて、残りを従わせたそうです。
    だから抗命罪というのです。これは冗談(孔明罪のダジャレです、)

    やれやれ流石に今日の記事は馬鹿馬鹿しい
    従業員は幼稚園の生徒ですか。
    憂う者  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 憂う者

  3. パワハラと言えば、元兵庫県知事が有名ですが、過去に「女性社員を泣かせた」と自慢していたここの有名人もいたね。
    パワハラ被害を受けている方は、ICレコーダーなどで証拠保全し、役員経営層に訴えましょう。
    通りすがり  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 通りすがり

  5. 本当に怒らなければいけない場面で怒っていれば、耐えられず辞める者はあれど、パワハラを訴える者はいないでしょう。
    「本人の成長を願ってのお叱り」とかいう意味のないものがパワハラになるのが今の時代です。
    井の中の蛙が過去の武勇伝を基にした思考こそ、最も短絡的であり危険。時代に自身をアップデートできない者が老害となり世間から疎まれていきます。
    それで得た地位や功績はあるかもしれませんが、人間という生物だけが持つ「心」は醜くなっていく。
    そんな悲しい生き物にはなりたくないですね。
    あかべこ  »このコメントに返信
  6. ピンバック: あかべこ

  7. 若い世代を上手く使う事が生き残る最善策かもしれません。
    ある程度その世代に寄り添う事は大事かと思います。
    それとやはり時代の風潮に則さないとついてきてくれません。
    敬語を使うメリットも理解できます。
    そして重要なのが企業トップがこれらを理解できるかどうか。
    全時代的で昔の考えがこべりついた蜘蛛の巣だらけの脳ミソでは難しいでしょう。
    いかに今の時代についていくか、がキーポイント。
    これからの時代は若い衆が作るもの。
    ここでブンスカプンスカと吠えてるご老人も、若い頃はそうだったはず。
    老人がいつまでもでしゃばっちゃダメ。
    若者のため、なんて言いながら自分の自己顕示欲を満たしてるだけの生き遅れの老兵になっちゃいけない。
    世代交代。
    道を譲ることも大事な役目ですよ。
    宇宙猫  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 宇宙猫

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