さらに話を進めます。
これまでのホールは無料サービスと云う形で有形無形の物・コトを数多く提供してきました。
それらは業界が成長する過程で競争と相まって、より洗練されたサービスや工夫された物も有りました。
儲かっているからこそ出来たサービス(台あたり・一人あたりの還元もそうです)も、それだけの収益に支えられたから出来た事です。
時代の変化により「モノ消費」から「コト消費」へ、さらに「トキ消費」「イミ消費」等多様なニーズに急速に変化しています。
顧客との関係が金銭のやり取りだけでは、未来へ繋がらないと多くのホール業界関係者は危惧されていると思います。
そのためにも収益モデルの再構築にチャレンジする意味は有ると思います。
前回の寄稿で手数料を取ると云う事で入場料や会員料という事が頭に浮かんだ方も多いでしょう。
それらも無くはないと思います。
実際グランドオープンの整理券が売買サイトで売りに出されている実態も有りました。
古い話になりますが30年以上前に九州のユーコー(現ユーコーラッキーグループ)さんでは自販機の価格が150円で販売され、夕方前には連日いくつもの缶コーヒーが売り切れている状況を見ました。
このような手数料の取り方も有りました。
同一業態店舗での収益構造の多角化のモデルケースは業界外に沢山有ります。
代表的なのはお馴染みのコンビニでしょう。
携帯ショップもそうでしょうし、ジレットモデルも参考になると思います。
ガイアの夜明けに少し前に取り上げられた、松屋銀座さんも業態は違えど低迷する百貨店業界で、生き残るための良いケーススタディになるでしょう。
これらの試みが現実となれば、会員システムで収集した顧客地盤を有効活用する事にも繋がります。
公営ギャンブルに対しての売上規模から見ても、ホールへの来店人数はおよそ全国で毎日70万人が来店しています。
私見ですが、現在の稼働状況から台粗2,000円で経営が成り立つ収益モデルの構築が必要だと考えていますが、そのための付加価値=手数料ビジネスという事なのです。
また新しい在り方・付加価値を創造する事はリスキリングの機会創出だけでなく、高齢化する社員さんの活性化にも繋がります。
ポストが無く同じ業務を何年も続けるうちに、意欲・体力・気力が削がれチャレンジには間に合わない年齢になってしまう事例は現在進行形で大手企業でも起きている事実。
稼働低下で手持無沙汰なスタッフさんは表情も固いものです。
その多くは少数体制のなか、事務作業や指示された業務が重要と盲目的になり、ホール運営の肝心な顧客接点を軽視する方もおられます。
まだまだ自身の働きに実感が見えるフィールドが有るとなれば、それらの問題が解消される事に成り得るかもしれません。
現在の日本経済は人出不足で厳しい業界も有る中、一昔前ではおよそ考えられないようなビジネスや稼ぎ方が増えて来ました。
そういった点から、既得権益に座り成長しない層より、今後を担う世代の柔軟な発想やチャレンジから変化の種が産まれることの方が、業界再構築の可能性は高いと思っています。
また、これらは大型チェーン以外の小型店や人口密度の低い郊外店にも合う施策は見つかるのではと思っています。
手数料の再構築については、まだ続きが有ります。
それを含め私はこれが緩和されるとパチンコホール経営が変わるのでは?と考えている事が、二点有ります。
それらはこれまで挙がったスペックや交換率・換金以外の話になります。
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お人好しは嫌いでは無いが、時に判断を見誤ったりズルズル流される経営者を多々見てきた。
そんな中で長所短所は裏返しと考えている私は世間評価はどうであれ、自分の目で物事や人物を判断してきた。
それゆえ様々なタイプの人物を見させて貰ったと思う。
当然皆それぞれ違うが、多くの方と関わる中で学んだのは、聞き入れるには内外踏まえたタイミングが有ると云うこと。
多くの人はある年齢に達すると、少しでも嫌な事やストレスになるような話は必要と分かっていても端から遠ざけてしまうようになる。
結果イエスマンや好む者を周囲に配し、他者には求め他責になり結果的に良い方ではなく己が楽な方向に向かう。
しかしそれでは業績を上げないと生き残れない厳しい環境下での経営は務まらない。
その点A先生はまだ間に合うと考えていた。
同時に一時的に猶予されたとは云え、ゼロゼロ融資への対応を含む抜本的な内容にそろそろ着手する時期だと判断したのだ。
治療院を背に歩き出した私は、そろそろ次の問題=私自身にも手をつけなきゃと考えていた。
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※前回の寄稿で大腸内視鏡検査に言及しましたが、この検査が初めての方は年齢にも依りますがポリープが見つかる可能性が高く、その場で切除出来るよう事前に承諾書にサインを求められるケースが有ります。
そうなると手術対象となり加入している保険給付の対象ともなります。
併せて近々で保険を増やそうかとお考えの方は、日帰り検査でポリープ切除したとしても手術対象として、しばらく加入できない保険が多い事を知っておいて下さい。
大腸内視鏡検査で問題無ければ数年間は大丈夫というドクターも居ます。
ご自身だけではなく男性に比較して検査の機会が少ないであろう女性にもお話下さい。
最新がん統計
つづく

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