パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

改刷対応以上に心が折れた再販価格150万円で廃業を決意

低貸し専門店に一つの試練が訪れようとしている。特に0.25円パチンコでかろうじて集客を図っているホールは特に危険だ。それは7月の改刷対応だ。新しいユニットならソフトウエアのバージョンアップで済むが、低貸し専門店ともなると最新設備ではないので、ビルバリ交換で2~3万円の経費がかかる。

500台クラスなら2万円としても1000万円かかる。そんな経費はかけられない、となれば閉店しかない。ある筋によると改刷対応をやらない閉店予備軍は、500店舗あまりに上るという。

低貸し専門店でなくとも、4円、20円コーナーにはほとんどお客さんはいないのだから、看板こそ掲げていないが、低貸し専門店のようなものだ。

大阪府内で300台クラスのホールを1店舗だけ経営している社長はため息交じりにこう話す。

「ウチは330台でソフト対応とビルバリ交換の両方になるのですが、それでも見積もりは900万円ぐらいです。新札と旧札の両替機で急場を凌ぐ手もありますが、3月中には結論を出さなければならないのですが、廃業の方向で考えています」

廃業の方向へ意思は傾いているが、それは改刷対応のコスト問題だけではない。ホール経営に対する熱意が完全に冷めてしまった。

「エヴァの中古を20万円で買ったのですが、このまえ、1時間半で48連チャン、6万4000発も出され泣きそうになりましたよ。凄い爆発力ですね(笑)。幸い、日曜日だったので赤字にはなりませんでしたが」

やる気が失せた最も大きな理由は最近のメーカーの強気な売り方だった。零細ホールなので付き合うこともなかったが、シン・エヴァの売り方や、大都のリゼロの再販価格150万円で緊張の糸が切れた。メーカーにすれば新台価格よりも中古台の方が高いケースはこれまでに何度もあり、150万円で販売してもホールは回収できるとの判断からだろう。SISのシミュレーションで台数が増えても元は取れるとなれば買うホールも出てくる。

「全国の稼働貢献を下回ったら差額分は返金するといっているけど、わらわれのような零細ホールでは、闘う土俵が違っている。もちろん、全日遊連でも問題になっていますが、それでも買う理事の店はありますからね。中小零細ホールはヒーヒー言っているのに、メーカーは史上最高の利益を出す。こんな業界には未練もありません。社員にも薄々は伝えています」

改刷対応のコスト問題だけではなく、メーカーの超強気な販売方法にも嫌気がさして業界を去って行くケースが今後は加速しそうな気配だ。メーカーにすれば新台を買わないホールはどうでもいいのだろうが。

やっていることが断末魔の業界に見える。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
記事一覧

コメント[ コメント記入欄を表示 ]

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA